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あたしンちにメロメロ

私は昔っから「あたしンち」っ子である。
漫画を繰り返し読んで、新刊が出ればいそいそと本屋へ出向く。
大人になってからは電子書籍も買い込んで、結末がわかっている話をなんども何度も読む。
全然飽きない。
youtubeでアニメの配信が始まってからはもうどっぷり。
姿勢正してじっくり観るというよりは、何かしながら流している。
なんというか、私にとって「あたしンち」は日常なのかもしれない。

今ではどういうきっかけで作品を知ったのか、もうぼんやりとしか記憶がないけれど、初めて読んだあとの気持ちは覚えている。
うわ、わかる。それわかるよ!と自分の中でのモヤモヤが言語化されてスッキリした。

「あたしンち」の魅力は、
自分と重なるところが、どこかにあるところだと思う。
みかんのぼんやりしているところとか、家族の困ったこととか、日常で感じる不思議とか、友達との関係とか、みかん・母・ゆず・父のそれぞれの目線から感じた話がそれぞれあり、「自分」と重なり妙に納得できるところがある。
悲しかったり怒ったりというほどにならない、心の中でぽわ〜んと浮かぶ空気の抜けかけた風船みたいな、片付けられない気持ちをちゃんと思い出して、自分の中でしっくりした形で落とし込むことができる。
私の中ではなくてはならない作品になっている。

立花家のムードメーカーの母は、いろんな顔を持っている。
基本的には家族のために主婦として家庭を支え、家族を繋いでいる。
でも時には自己中心的な考えで家族を混乱させ、時には怒り狂って角を生やし、時には上機嫌で十八番を歌い、家族への影響力が特別に大きい。
そんな母の百面相もすきだ。
人間、良い人・悪い人になんて簡単には分けられない。
長所も短所も持っているとあたらめて感じられる。
それが人間だよね。

見たことない人はぜひ手に取ってほしい。
まずは原作を読むことがオススメ。
アニメは時間の関係で、話を長くしていることが多い。原作の流れがわかってこそ楽しめる内容だと思う。
原作はテンポよくいいところを突いてくる。表現もいい。
最初の方はいかにもうるさい母というおばさん顔から、愛らしくかわいいキャラ顔になってくる母の違いも見所だ。

あたしンち 第1巻〜21巻

あたしンちベスト 第1巻〜10巻

あたしンちSUPER 第1巻

WEBでためして あたしンち
よりぬきの作品を読むことができますよ〜!
試してみたい方はどうぞ。

◆youtubeあたしンち公式チャンネル
https://www.youtube.com/c/atashinchi

https://youtu.be/YmoyEwGhhXk
第1話、漫画とアニメで見比べてみるのも面白い。
(アニメは最初、間がながくての〜んびりしている。徐々にテンポよくなるので、ランダムに見るのもオススメ)

◆作者・けらえいこさんのHP​
https://keraeiko.com/works/940.html




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