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0日目・前書き【100日後に猫のかわいいキャラクターができる〜これまで絵を描いたことのない人の成長記録〜】

絵を描かない人生を送ってきた。

幼少期には気ままに描いたが、上手な友だちの真似をしてみても同じようにできなくて、絵を描く祖母にコツを聞いてもピンとこなくて、自分には向いていないのだろうと思った。

図工や美術の時間は苦痛だった。先生は「見たままを描いてみましょう」みたいなことを言うけど、見たままは立体なのにどうやって平面に写すのかは教えてくれなかった。
でもできる人は何も教わらなくてもできていたから、自分にはスキルがないのだと思った。
どうしても跳び箱が跳べない子がいるように、私は絵が描けないのだと思った。

昔のテレビ番組では、絵の描けない人に絵を描かせて下手なことをあざ笑っていた。
私は笑われる側だったので、絵を描いて人に見せるようなことは絶対にやるまいと思った。

「毎日練習すれば誰でもある程度は描けるようになるんですよ! 描けないと言う人はやっていないだけ!」

ネットをやっていると、そんな言葉が聞かれ出した。いやでも、描ける人のセリフでしょ、と思った。「練習すれば誰でも100mくらい泳げるようになりますよ」って言われたら、泳げない人キレない?

しかし実際、目に入るようになった。私と同じくらいに描けない人が毎日絵を上げて、確かに上手になっていく。SNSで、動画で、そうした人たちの姿を見た。

もしかしたらできるかな、と思った。でも私はすっかりいい年だった。もう新しく身についたりはしないんじゃないかなと思った。

あと実際的に、自室の机にスペースがなかった。毎日リビングに移動して練習するのは自分の性格的に実現不可能だなとも思った。

そんなとき、何でも褒めてくれる人たちと出会った。この人たちなら馬鹿にはしないだろうけど面白がってくれるんじゃないかと思って、うまい人たちの絵が上がっているのにオチをつけるつもりで、指で描いた絵を上げた。
何でも褒めてくれる人たちは、笑わずにかわいいと言ってくれた。

ちょうどその頃と、机周りにスペースができた頃が重なった。
俳句をはじめて万年筆を買い、紙に書くことを思い出した頃と重なった。
いや、俳句をはじめたのも万年筆を買ったのもその人たちの影響だ。机のスペースだけがたまたまだ。

やってみようか、毎日描くのを。
100日後に~とタイトルをつけて自分の目標にもしようか。
まあ別に途中でやめてもいい。負担になるようだったら毎日はやらなくてもいいし、しんどくなったらしれっとやめよう。それくらいの気持ちで。

現在、8日目。
明らかに上達している。
すごいな、あの話は本当だったんだ。

文章の方が得意なせいで長々と書きましたが、次回からは簡単なメモだけつけていきます。

果たしてどこまで続くものか、実際ある程度は上手くなるものか、興味が湧いたら見守ってやってください。

このレベルから始まるよ!   ⬇⬇⬇⬇⬇

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