カナダ スコーミッシュ 2ヶ月目

8月が始まる。
カナダの放浪の後半に入った。
前半はミスをたくさん出してしまったが、ナントカ、ナントカやっていけた。たくさんの人たちのお世話を戴いた。
後半もたくさんの人と出会って、たくさんのイロイロな事を楽しめる様にしていこう。

喜びと感謝のこころ。

積み重ね。

因果応報。

カナダの国旗は以前はイギリスのマークが付いていた。今もエリザベスが王様。王女様?
カナダはイギリスと仲が良かった様だ。でも、なんで英語とフランス語が公用語なのだろう?フランスとも仲良しだったのだろうか?
イギリスとフランスは隣国で絶えずいざこざを起こしている国どうしのイメージがある。

カナダはフランス語と英語の2ヶ国語の公用語だけど共通した国民意識がそれでも育つのだろうか??
ケベックの力が強かったからフランス語も共用語になったのだろうか?
ケベックにはカナダからの独立を望んでいる人もいる様だ。
カナダはイロイロな国々の人たちからの移民で作られた国だから、言語さえもさほど気にしない国柄なのかもしれない。

カナダはたくさんの人種が共存している国に感じる。イロイロな国からやって来て、言葉も、文化も、それぞれが認め合っている。多くの民族が共存して、お互いに尊重し、適度に混ざりあっているのを感じる。

一番わからないのはカナダはなんでアメリカにならないで済んだかだな。アメリカはカリフォルニアやニューメキシコなどを州にした。しかし、なんでカナダを州にする事が出来なかったのだろう??
カナダの昔の国旗にはイギリスのユニオンジャクのマーク🇬🇧があった。1964年に今の国旗になったらしい。前の東京オリンピックだ。自分には昔ではない年だ。アベベが甲州街道を走っているのを観た記憶がある。
ユニオンジャックが消えて今のカエデの国旗になったのがヒントなのかもしれない。
カナダのカエデの国旗はイイ感じがする。街の中でもカナダの国旗を良く見かける。カナダ人は国旗を大切にしている感じがする。

カエデと日の丸。日の丸の方がシンプルで国旗らしいとは思う。しかし、自分はGHQの自虐史観で育てられた世代なので日の丸は好きになれない。
旭日旗は嫌悪感さえも感じる。

カナダではどんな初等教育がされているのだろう?国民意識をどの様に育てているのだろう???
言葉が別々で国民意識、共同体意識が育つのだろうか???カナダの国旗を街の中でとても良く目にする。
国旗を身近に掲げる事によって共同体意識を育んでいるのかもしれない。
日本はその様な事をしなくともイイ。ほぼ単一民族で姿も考え方もほぼ同じに感じる。国旗を掲げなくとも共同体意識が保たれるのかもしれない。
しかし、日本の選挙権を持っている他の民族の人たちはどの様な時に日本人としの国民意識や共同体感を感じるのだろう???

自分が日本を捨てて他国に移住が出来たとしても、自分は日本人だと言う意識は残ってしまう。世界を放浪していると単一民族の過ごしやすさは脱ぐい切れない。反対に日本で生活をしていると空気を読まなければならない雰囲気が息苦しく感じる事がある。

民族自決。

ヨーロッパはEUになる事が出来た。

環太平洋の国々がユニオンになって自由に旅行が出来る様にならないものか?お金も仮想通貨に出来ないものか?
アメリカともユニオンを作る事が出来れば、憧れの車での放浪がアメリカで出来る。

EUやユニオンなどではなく、GAFAが益々大きくなって、国家を超える影響力を持ってもイイとも思う。GAFAが「富の再分配」を真剣に考える倫理的な会社になって、世界を牛耳ってもイイかとも思う。

自然法。
自利利他。
民族自決。

国々がまとまって、話し合いによって戦争を無くして、お金も仮想通貨にすればイイかとも思う。
戦争にお金をかけなくて良くなって、この世の不正もなくなれば、全ての人々に最低限の衣食住と医療の提供が出来る様になると思う。
個人情報が筒抜けになってしまうかもしれないけれど、殺し合いや貧困の少ない世界のがイイと思う。

性善説と性悪説。

頭のイイ人たちが真剣に考えて、今の国連がある。自分の様な知識も思慮も無いものが考えても仕方ないのかもしれないが意見を発信する事は大切だと思う。

自分的にはボケ防止に文章を書くのはとてもイイと感じる。

話し合いもなくルールが決まり、話し合いがなされないまま、そのルールに従っていく。それに対して反対意見を述べても、みんながなんの反応もしない。
反応をしない事はそのルールも、それを作り出した社会を認めたことになる様に思う。

日本の明日は遠いいゼヨ。
世界の未来はまだまだ!見えないゼヨ。

とても不思議で怖い。

自分の中学から大学の頃は、ヒッピーの様な非社会人的な人や、全共闘の様な反社会的な人がいた。

自分は情報を受け取るだけだった。その情報のほとんどはテレビや新聞のマスメディアからだった。
情報を発信をするのはとても大変だった。

ヒッピーや全共闘の人たちはあの様な方法でしか表現が見つけられなかったのだと思う。

今はSNSで拡散が出来る。
保育園問題なんてとても良い例だ。

土地の所有権は長い歴史が作り出した概念。歴史によってその概念は変えられると思う。

日本の社会は自己責任の考えが浸透していないので、過度に安全に対する制約がある様に感じる。

スコーミッシュの山々は個人所有ではなさそうだ。取り付きにはくつろげる様にテーブルも設置されている。トレールも自然に配慮して作られている。ボルトの数や質などの問題もあるのだろうがみんなでClimbingを楽しんでいる。

グロティウス。
自然法。
ロック。

2022.08.01
お腹がグルグルしている。
とても辛い料理を無理して食べたからか?唐辛子をピーマンと勘違いして作ってしまった。コッチの唐辛子は緑でとても大きい。

カビが生えているのにカビを切り取って、カビの生えていない所だけを食べるなどしてたからか、
食べ残しをしない様にヤバそうな物も鍋にしたからか、
その鍋も、しっかりと石けんで洗わなかったからか、
原因が解らない。原因がたくさん有り過ぎる
お腹がグルグルする。
お腹が疲れているのは確かだな。

でも、下痢をするとお腹が浄化された気がする。気持ちがイイ。

今日はお腹以外の体調はイイのだけれどムリをしないでレストだな。

downtownに行って、絵を描く。今回は絵の具だけでなく、ペンも使ってみた。やや濁りが少なくなった。でも、説明的な絵になって余り自分的には好きな絵ではなくなってしまう。にじみを活かした絵が描きたい。

のんびりと食事をしていたら連絡がきた。アメリカのユタ州から来たダンからの連絡だ。
15:00にゲートで会って、スポーツエリアに向かう事になった。

バスでキャンプ場に向かって準備をしてダンと会う。

☆~440~
☆13 5.9
☆10 5.10d

☆~450~
☆6 5.11c ダメ

☆~456~
☆40 5.11a ダメ

ダンが自分に合わせてルートを選んでくれた様だった。久し振りのボルトルートなので楽しかった。
しかし。以前よりも登れなくなっていた。やはり、体調は万全では無かった。

キャンプ場まで送って貰った。ガソリン代10$。

かなり疲れが出てきた。

テントサイトを替えて、テントの中でウダウダ。
キャンプ場の混み方が緩んできた。

明日の17:00からのClimbingも決まった。

2022.08.02
雨 は降らずに青空が見える。
身体がギシギシしている。
downtownに行って絵を描く。

食事をしてから、高所登山家の車に乗せられて、ロープを絡ませて落ちたエリアに行く。混んでいたので、マリンレークの上の方のエリアに移動する。平日なのに全部で10人ぐらいいた。長野の2人組とスコーミッシュに住む有名な日本人クライマーもいた。
日本人の割合が高かった。日本語が普通に飛び交っていて、日本にいる様だった。

☆~97~
☆37 5.10d
38 5.12b ダメ。
スベスベが楽しい。2手ぐらいが繋がらない。
昨日と同くボルトルート。トップロープが楽しい。

チョークバックが見つからない。ゴミと間違って捨てしまった様だ。ボケボケだな。

21:00になろうとするのでコレでお終い。自分には半日だけのClimbingだと疲れが残らないので身体も精神も適度な疲れで丁度よさ気だ。丸一日は体が持たない。

三日月だ。久し振りに月を眺めた。

適度な疲れで熟睡かと思ったら、昼にコーヒーを飲んでしまったのでグダグダだった。

2022.08.03
曇り。風が寒い。キャンプ場には空きがある。もう、秋になるのかな?

downtownに行って絵を描く。下書きは時間が掛からなくなってきた。問題は絵の具の濁りと何処まで省くかだな。

食事をして図書館に行く。

雨が強くなってきた。図書館にはクライマーがたくさんいた。
不思議な街だ。クライマーが排除されていない。日常にClimbingがある。スコーミッシュの人たちは自然とのイロイロな遊びを謳歌している。

スコーミッシュの人たちはこんな感じで冬も楽しんでいるのだろうな!

食事と食材。
バスで雨の中をキャンプ場に行く。
ビショビショまではならないが濡れてしまっている。また、雨の中のテント生活が始まると思うと落ち込む。

2022.08.04
雨は止んでいる。
風があって寒い。

バスに乗って買い物に行く。

カムのワイヤーを直したいのだがプライヤーの丁度イイのが無い。お店にプライヤーを探しに行くが適度な大きさのプライヤーが見つけられなかった。

チョークバックを捨ててしまった様なので、Climb onでチョークバックを買う。あんなに自分を戒めていたのに!無くしてしまうとは!
ボケをしてしまった。

高所登山家から誘いがあった。
15:30に図書館で会って、キャンプ場まで乗せて貰って、ザックを取りに行って、エリアに行く。

登山家は明日のガイドの下見らしかった。
自分はスコットランド人がとても良いルートだと言っていたので興味のあるルートでもあった。

★~242~
★15
1ピッチ 5.7 出だしが濡れていてムズかった。
2ピッチ 5.10b まだ濡れている。ややワイド
3ピッチ 5.10b
4ピッチ 5.6
5ピッチ 5.10a トラバースが楽しい。
6ピッチ 5.5
7ピッチ 5.10a

高所登山家は明日のガイドのために、その上の取り付きをチェックに行った。
自分はのんびりと風景を眺めていた。何度も観る風景だけれど飽きない。
ガリベルリに登ってみたくなる。

下山をする。
右に少し歩いてトラバースをして、ボルトアンカーで懸垂。
更に木で懸垂。そして、ロープトラバース。
ホントはもっと右にトラバースをすれば簡単に懸垂が出来たらしい。

まだ、壁が濡れていたけれど、イロイロな動きがあって楽しいルートだった。
19:00を過ぎていたけれど、まだまだ明るい。日本だと夕方よりも明るい。

駐車場の近くでは長野の2人組がボルダリングに来ていた。彼らは帰国の準備に入った様だ。使わなくなったロープが売れたらしい。

テントでポッドキャストを聞く。

夕飯はご飯を炊いての和食風。野菜と玉子の炒め物。美味しい。

2022.08.05
晴れ。
昨日の残りのご飯をチャーハン風に炒めて食べた。

ソロは止めてdowntownに行こうとしたら、ダンがテントまで来てくれた。Climbingに誘いに来てくれた。
まだ食事中だったので、準備が出来るまで待って貰って出発。

今度はナッツキーが見当たらない。ナッツキーも無くしてしまったのだろうか?

★~138~
★44 1ピッチ 5.9
フィンガー
★46 5.11a 2ピッチ 5.11
フィンガー 集中力が切れて落ちてしまった。かなり疲れが溜まっている。
3ピッチ 5.9 スラブ?

登山写真家がトポの表紙の女性をモデルにしてClimbingの写真を撮っていた。
写真家の奥さんは無事に日本に入国が出来た様だった。

★~134~
★36 5.9
懸垂をして前回にフォローしたルートをリードした。

かなりな疲れが出てきた。今日はコレでお終い。

バスでsave onに行く。のんびり。お肉とジュースを買う。ネットをする。

メルカリでノミックが売りに出されていた。買おうとしたら、外国では取り引きが出来ない様だ。家族に買って貰う様に頼んでみた。

図書館に行ってのんびり。
ダンもいた。

食事をして、バスに乗って、キャンプ場でのんびり。

ナッツキーを買いに行かないとダメかと思っていたら、ナッツキーが出てきた。良かった。

こんな事ばかりしている。

焼き肉でジュウジュウ。美味しい。

シラフに入らないと寒い。もう、夏が終わってしまうのか?

2022.08.06
青空が見えるが寒い。シラフから出られない。
身体はしっかりしているのだけれど、疲れが抜けない。指や手だけでなく全身がギシギシしている。晴れているのだけれど、「登るゾー!ゾーン」に心がならない。登り出せばと楽しいのは解るのだけれど、なんか集中が出来ない。
のんびりしたくなる。

downtownで絵を描いているとマヌーがきた。キャンプ場に戻っている様だ。
月曜日にClimbingの約束をした。
マヌーは大きなクルマに乗って、犬を連れていた。お金持ちなのかもしれない。相変わらず明るく元気なスペイン人に感じた。

絵も前半は上手くいっているのだけれど、集中力が無くなって細部や遠近や彩色が雑になってしまう。

ご飯を炊く。コッヘルでご飯を炊くと、吹きこぼれて床が汚れてしまう。ご飯は美味しいのだけれど、パンのが面倒くさくなくてイイ様だ。

2022.08.07
晴れ。
朝は寒い。フリースがいる。
ご飯の残りとスープを混ぜて食べる。スープはカレースープかと思ったのだが豆スープだった。味がしなくて、醤油を足してなんとか食べた。

テントサイトを移動する。お箸を無くした様だ。神社のお箸で、お気に入りだった。「いつも喜びと感謝の心、いただきます。」などの言葉が書いてあった。

トップロープソロで登る。

★~134~
☆14 出だしのスラブが出来ない。
★~138~
☆27 5.10d クラックは簡単だったがスラブで落ちた。

バスでdowntownにいく。
図書館は閉まっていた。

食材。食事はハンバーグ。デイビッドと彼女と一緒に日影でのんびりと食べる。

絵を描く。ペンで描くと色が濁らない。車やビルなどの細かな物もそれなりに描ける。しかし、説明的な絵になってしまって自分としては面白くない。

空が青い。会う人会う人がみんな「ビューティフルディー」と言ってこの晴天を喜んでいる。

屋根の公園でのんびり。日影は涼しいが日向は暑い。乾燥していて、陽射しが痛く感じる。

食事とシャワー。

Climb onでテーピングとガスを買う。

図書館が開いてなかった。

バスを待っているとダンが来た。ダンは火曜日にユタに戻るらしい。バスが交通渋滞で来ないのでダンに乗せられてキャンプ場に行く。

長野の2人組は街の病院でPCR検索を予約したらしい。
2組人は
バスに乗って街の中心で降りて→病院でPCR検索を受けて→街に泊まって→翌日に空港に移動するらしい。

みんながそれぞれの国に帰って行く。

後半のカナダの放浪はどうなるのだろう?

2022.08.08
マヌーに会えなかった。何故かネットが繋がらない。連絡が出来ないので、自転車をバスに乗せてdowntownに行く。セイブ オンでネットをする。

マヌーはキャンプサイトを替えていたらしい。18:00に会う事になった。ラテン系だな。

スモークブラフに自転車で行く。

太陽がいっぱいだ。

☆~330~
日影で涼しい。ロープソロのセットも簡単に出来る。
☆20 5.10c スラブもクラックも楽しい。
☆19 5.11a 全く繋がらない。
トップロープソロに慣れてきた。リードだととてもランナウトする。とても怖すぎる。

陽の光が当たり出したのでお終い。

食材と食事。イタリアのエリーナが働いていた。相変わらず明るい。ラテン人はみんな明るい。

絵を描く。ペンを使わないで描く。やはり濁ってしまう。建物や車が上手く描けない。

食事をして図書館に行くと、長野の2人組もバスに乗ろうとしていた。自転車も売れたとの事だ。バスは自転車が2台しか載せられないのだけれど、バスに自転車を載せられ、全員が問題もなくバスに乗れた。

マヌーに会えた。ロープを絡ませたエリアにウイルの車に乗せられて行く。
ウイルはワシントンから来たらしい。
高所登山家も来ていた。
「前回のガイドの下見のルートの同行してくれて、とても助かった。」とお礼を言われた。
登山家はお客さんがクラックは初めてだったので、とても疲れたとの事だった。でもピークまでガイド出来たらしい。

★~107~
★25
6手ぐらいが全く繋がらない。ウイルはマリフアナを吹かしていたので登らなかった。
21:00になっていた。やや薄暗くなってきたが明るい。キャンプサイトに着いてようやっとランプが必要になるぐらいだ。1日がとても長く楽しめる。でも、丸一日はとても身体がもたない。

明日は6:30なので直ぐに寝る。

熟睡。

2022.08.09
熟睡したが疲れている。シラフから出ると寒い。
マヌーに会った。この寒いのに水場でシャワーをしていた。

ディビッド マリン

マヌーは昨日の足絡みで腰を打って、今日はレストになった。

デービッドが来て、デービッドとClimbingになった。

milk road

★~128~
★10
1ピッチ 5.10b
2ピッチ 5.10b ギリギリ登れた。
3ピッチ 5.10a

懸垂をする。アンカーが適度にあった。

★~128~
★13 5.10a

★~128~
★15 5.9

★~128~
★16

移動。

★~146~
★2
1ピッチ 5.10a
2ピッチ 5.7 5.10a プロテクションが取りにくい。
3ピッチ
ワイドの5.10a が無かった??

懸垂。

たくさん登ったけれど、それ程は疲れていない。
キャンプ場に戻る。

バスでdowntownに向かう。

食事とシャワーとネット。

キャンプ場に戻ってのんびり。マヌーも元気に食事を作っていた。
明日はマヌーと登る事になった。

2022.08.10
7:30にマヌーのテントサイトに行く。今日もハーネスだけ。
歩いてエリアに行く。
ウイルはカムもロープも新品。カムは高いカムだった。ワシントンで建築のマネージメントをしているらしい。お金持ちみたいだ。ワシントンからは道路が空いていれば3時間で来られるらしい。

★~164~
★5
1ピッチ スラブが人工でもムズいので、残置ロープのあるエスケープルートから登る。
2ピッチ ムズいトラバース。人工でもムズい。
3ピッチ フィンガーが決まるがかなり被っている。バンドにアンカーがあった。
4ピッチ ほとんどレーバックになってしまう。とても長くて体力が持たない。

コレでお終い。

2本のロープを結んで2回の懸垂で取り付きに到着。マヌーはロープの連結の方法を知らなかった!

マヌーが遅いランチを作ってくれた。久し振りのお米だ。スペインも稲作が出来る恵まれた国だったな。

ウイルはワシントンに戻る。国境を超えるのでマヌーに大麻をあげていた。

マヌーにdowntownまで乗せられて図書館でネット。

スマホのネットが繋がらないので、SIMを買うのに付き合ってくれた日本人にネットで質問をしてみた。娘にも質問をしてみた。
ローミングをオンにするとめちゃくちゃお金が掛かるのは理解出来たが、スマフォがSIMではネットに繋がらない状態は解消されなかった。

食材と食事をする。長野の2人組みもいた。彼らはあと2~3日で帰国だ。名残惜しい感じなのだろうな。

テントでウダウダ。

2022.08.11
晴れ。
ウダウダする。

デェイビッドもレストだとの事だ。カラビナを落としてしまったのとロックカラビナが無くなったらしいので、ロックカラビナをプレゼントした。

マヌーもレストとの事だ。

橋の上ので絵を描く。車を描くのがムズい。風がとても強くて寒い。

バスでdowntownに行く。腐りそうな食材を消化しないといけないのにソーセージとジュースを買ってしまった。身体が求めてくる。ラーメンも食べたいのだけれど、それはさすがに我慢した。まだ、パンが3食分はある。
パンに付けるマヨネーズを買うのを忘れてました。

食事。

キャンプ場でのんびり。
チーズにカビが生えてきた。青いカビだがら大丈夫かな??
牛乳もなんか変なアジがする。日本の牛乳となんとなく味が違うので、腐ってきたかが判らない。
なんか、心配しながら食べるので胃の調子がますます変な感じがする。

心の問題かな?

2022.08.12
曇り。寒いのでジャスを着る。

長野の2人組みたちは、今日はボルダリングをして、明日の朝イチにバンクーバーに向かうらしい。

マヌーがまた居ない。困ったもんだ。なんと、7ピッチのフリーソロをしてきたらしい。自分との約束を忘れていたのかも?

エリアの取り付きには先着が居たので待機。待機の間にマヌーがグランドアーチを偵察をしに行った。その間に1パーティが来てしまった。マヌーと叫んでも返事がないので先に登って貰った。マヌーが来て怒っていた。
マヌーは待つのが嫌になって5.10dを登る事になった。
プロテクションが取り難ったが、なんとか登っていった。

★~218~★
★2 5.10d
1ピッチ 5.10a
2ピッチ 5.10d トップロープでギリギリ。

★1 5.10
3ピッチ5.10a
4ピッチ 5.7

マヌーはかなり疲れているらしかった。

懸垂をセットする。マヌーがATCを忘れてきて、それを取りに行っている間に、また別のパーティが来た。マヌーと叫んでもマヌーが来ないのでマヌーのセットをしたロープで懸垂をして貰った。マヌーはまた怒っていた。

因果応報。

後は歩いて降りたが降りる所が混んでいるので、やや怖い所を降りる事になった。滑り台の様な溝の所を歩くので怖かった。自分は怖くて座りながら降りた。

キャンプ場に戻って、マヌーがスパゲティを作ってくれた。

バスでマヨネーズを買いにdowntownに行く。
食材と食事をして、キャンプサイトに戻る。
なんと、マヨネーズを何処かに忘れて来た様だ。ボケボケだ。どうしたら、マヨネーズを無くす事になるのだろう?頭がボケボケだ。

テントでマヨネーズの代わりにジャムや塩で自分の愚かさを反省しながら、更にカビの生えているチーズのカビの所を切り取って食べた。玉子はまだ腐っていなかった。少し干からびた野菜と合わせて炒める。
なんか、自分で作る料理がそうとうデタラメになってきているのを感じる。

2022.08.13
晴れ。ソロで登りに行こうかと思ったが、のんびりとする事にした。

パートナー募集をゲートの伝言板に貼って、バスでdowntownに行く。

長野の2人組みもバスに乗ってきた。彼らはついに、日本に戻るとの事だ。ロープなども売れてザック1個だけだった。

軽々としていた。
思い出だけを詰め込んで、明日に向けて歩き出していた。
旅の終わりと始まりの間では思い出すのは来生たかおの

「夢の途中」。

さよならは別れの言葉じゃなくて
ふたたび逢うまでの遠いい約束
いまを嘆いても胸を痛めてもほんの夢の途中

彼らの次の旅はもう始まっているのだろうな。

セイブ オンでネットをしてマヨネーズと歯ブラシを買う。スープを作る為のコンソメを探すが見つけられなかった。英語が解らない。マヨネーズを無くさない様に今度はしっかりとザックの奥にいれる。

メイン通りは歩行者天国になっていた。屋根の公園ではコンサートをしていた。コンサートを聴きながら絵を描く。たぶん、しっかりと乾かない内に別な色を重ねるので色が濁ってしまうのだろう?屋外ではドライヤーが使えない。どうしたらイイものか?
マヌーも歩行者天国でのんびりしていた。
ココはお祭りが隔週であるのかな?
カナダの人たちは短い夏をとても大切にしているのを感じる。もう、風が冷たい。夏の終わりを感じる。日本だとお盆を過ぎてもまだまだ夏なの空だけれど、スコーミッシュの空はもう秋の空だ。

食事をしてキャンプ場に戻る。

今日はレストをしたので、明日をどうするかを考えていたら、高所登山家から明日のお誘いが来た。マヌーもテントに来てClimbingに誘ってくれた。高所登山家と約束をしていたので、マヌーとは月曜日に登る事にした。

今を生きるのは大切な事なのだろう!だけど、明日の計画がこの様に今日の午後に決まっていくのは精神的に如何なものか。
しかし、ストレスにならない様にのんびり構えるしかない。

今を生きる様な生き方は精神的にイイ生き方ではない様な気がしてきた。せめて明日と明後日ぐらいの計画は立てられる生き方が精神的には大切な気がしてきた。
食料も腐ってしまわない程度に保存をする事も必要に感じてきた。

★★★

農耕社会の様に2~3年の期間で物事を考える必要はない。けれど、狩猟採集社会も1~2ヶ月ぐらいの展望と計画は必要だったのだろうと感じてしまう。それとも狩猟採取社会ではその様な事を考えても仕方ないのかもしれない。彼らにはとてつもなく大きな自然が存在していたのかもしれない。

明日なんかどうせ解らない。
ケ・セラ・セラ!

気ままに、その時々を気の向くままに生きて行かざるを得なかったのかもしれない。

自分の今の生活は1週間先どころか明日さえも見えない。そんな事は大した事でないのは解る。でも、明日の計画をどうしても考えてしまう。
長年育てられてきた煩悩の蓄積がそうさせるのだろうか?

寿命の長短は生き方にどの様な差を生じさせるのだろう???
なんで人間は毛皮を脱いだのだろう???
なんで動物は光合成を捨てたのだろう???

動物は動く事によって能動的になった。色々な所に栄養を得るため、危険から逃れるため、何かを求めるために光合成を捨てて移動を選択した。
植物はこの世に「命」を授かって、そのまま植え付けられた場所で生きる。動物は何かを求めて移動しだした。神によって与えられた場所から偶然たったのだろうけれど、何かを求めてさまよい出した。偶然が本能になり行動範囲をどんどんと拡大しだした。
更に、人は「本能」だけでなく、自分の「意志」からも行動して移動する様にもなった。世界の隅々に移動した。
今では宇宙にまでその範囲を拡大している。人は「意志」で動いているのはほんの少しでしかないらしい。ほとんどの人の活動は無意識、本能で動いている。
自分の意志で動いている様で、実はほとんどが無意識で動いている。それは事実だととても感じる。

目は自分の外の世界を2次元で網膜に映す。その2個の目で見た2次元の情報を脳が操作して、無意識に立体的に感じさせている。
耳もそうだ。とてもたくさんの雑音の中から重要だと思われる音を脳がその中から無意識に選択している。

アスリートは「意志」でなく、「無意識」で反応が出来る様になる為に、日々鍛錬を繰り返し精進している。
一種の悟りの境地を目指している。

悟りとは無意識を目指すらしい。

自分もClimbingをしていた時に白っぽい光が適切なホールドを導いてくれているのを感じた事が何回かあった。考えるのではなく無意識に適切なホールドが白く光輝いて、自分の動きを導いてくれているのを感じる事が何回かあった。

しかし、それはチョークの白い跡だった。

赤ん坊は母親の大海原の様な胎内で、とてもたくさんの偶然によって授かった「命」だ。
最初の「命」は1つの細胞が偶然の合体により産まれた。その細胞が母親の胎内で育てられ、細胞が母胎から栄養を吸収して、徐々に大き増し、その数も増えていく。
その内にその「命」は光を感じ、音も感じる様になる。手も足も動かせる様になってくる。「命」にとって大海原だった胎内が段々と狭く小さな世界に感じてくる。この世の隣りに明るい不思議な音のする大きな世界がある事に気が付く。心地良い胎内が更に狭くなり、「命」はその明るくて、不思議な音の世界への関心がどんどんと高まる。
「命」が母胎から旅立つ時が来る。
今までは栄養も排泄も、寒さも暑さも胎内が授けてくれて、守ってくれた。「命」がその世界から出て行かなければならない時が来る。
「命」2つに別れる。

長い暗い道の先には明るい不思議な世界が待っている。
母親が破水する。今までの羊水で満たされた世界が一変する。空気と言う初めての感覚。息を吐いて、ありったけの力で声をあげる。外の空気を取り入れる。誰からか教えられた訳でもない。無我夢中で声をあげて、空気を自分の肺に取り入れ心臓が血液を身体中に循環させる。
突然せざるを得なく。当然の様に生命の営みを行う。

あの声はどんな気持ちで発するのだろう。
苦しみ、驚き、喜び、どんな気持ちなのだろう。
本能の声なのだろうか。
意志なのだろうか。

自分の娘は病院で産まれた。

自分は娘の産声を聴いていない。

親が子供を育てる時間を掛ければ、掛けるほど「意志」は育っていく様に感じる。魚類や両生類は卵を産むだけで、親に育てられていない。魚類や両生類は「意志」ではなく、「本能」で生きている様に感じる。鳥類や哺乳類は親に育てられて「喜怒哀楽」を感じ、その「喜怒哀楽」が育っていく。
その「喜怒哀楽」に導かれて、人は「本能」ではなく、自分の「意志」で行動をする様になると思う。

人間は親だけでなく、祖母などの家族や親戚、更には地域の人たちの間で人は育っていく。たくさんの人たちの間、社会で育っていく。

子どもは古代では第二次性徴が来る前に、もう、社会に組み込まれていた。現代では大学を出てもピーターパン症候群として社会に出ないような生活をしている人もいる。

自分の大学の寮には10年以上も寮に居る人が何人かいた。大学にいられるのは確か8年だと思うのだけれど何人かいた。寮には留年をしない人はほとんどいなかった。自分も留年をした。4年で大学を卒業していく人はほとんどの人は寮から去っていった。
寮から大学までの距離がかなりあった。冬は雪が多いので大学にまで行くのはとても大変だった。
そのためか時間を自分で操作の出来る文科系の人たちが寮に残っていく傾向があった。工学部や理学部の実験の多い理系の人たちの割合は寮では少なかった。その為か、かなり政治色の濃い人たちがいる寮にいた。中核や黒ヘルのヘルメットが倉庫にあった。パイプやビンもあった。公安の人の写真もあった。
成田へ行く為にカンパを貰いに部屋を回って来る人もいた。

人の意志は社会の関わる事により発達してきたのだと思う。

狩猟採集社会から農耕社会、産業革命を経て、今や人間は地球規模の社会の中で育ち、生きている。

人間は人と人との間で意識を発達させてきた。

★★★

会の集会が近づいてきた。コロナもあるので集会を開くか、中止にするかの問題が出てきた。
そしたらなんとみんなでラインで意見を出し合うのかと思ったら、なんと会長にお伺いを乞う事になった。
ラインもズームもある世の中なのに、次回の集会は会長の一言で中止になった。
ラインは若い人からの提案で会で暫くは使っていた。入下山の報告もみんなで管理が出来るとても便利な画期的なアイデアだと思っていた。
そしたら、個人情報の保護が漏れるとの訳の解らない、会長の一言でなんの話し合いもなくラインでの入下山の報告はダメになった。その事により、また以前の様に入下山も山行を認めるらか否かも会長がその山行の全てを管理する感じになった。会長の判断で山行が認められたり、されなかったりする形式になってしまった。
会の会則も会長が考えた。なんの話し合いもされてないままのルールがまかり通っている。
会員で話し合う事が大切だ。会員にその事を投げかけたのだけれども、会員からはなんの反応も出てこなかった。それどころか、会長にこの様に伺いをたてて集会をするか、しないかまでも決めて貰っていく体制になってしまっている。

会員の中にはラインが便利なので、今もラインを使っている人たちもいる。中には自分の様に無届けで山行をしている人もいる。ルールがあって無い状態になっている。
なんでこの状態について話し合いをしないしないでいられるのだろう??

不思議で仕方ない。

会長はレスキューなどの免許も持っているし、統率力もある。しかし、神様ではないと思う。
会長が作ったルールは曖昧で合理性に欠けていて自分にはどの様に対応したらイイのかが解らないとに感じる事がある。
会長が発言した小学生の門限時間の様な最終下山時刻の19:00のルールもチョコチョコと変わっている。時刻が過ぎてもなんの救助への行動をしない事もあった様だ。ルールが守れない様なルールはなくした方がイイと思う。
なんでルールが変だと思っている人は意見を出さないのだろう?????

ルールに渋々と従ったり、ルールが守れない山行の場合は無届けで山行をしている様だ。
ルールの話し合いをしないのは問題だと話題を提供したのだけれど、会員からの反応は無く、ルールが有るのか無いのかが分からなくなっている。守られないルールなら無い方がイイ。

自分の会のグチで自分の会の人にはどうでもイイ事だとは解ったいるなだけれど、ココでガス抜きをさせて貰った。

更に!!!

何処の山岳会もこんな感じなのだろうか?
こんな状態では若い人はこの会には入って来ないと思う。自然消滅にならない様に意見を出し合う必要をとても感じる。

登攀技術もだけれど、厳冬期の長期山行での生活技術の伝承はもうこの会ではほとんど出来なくなってしまった気がしてならない。

昔は山岳会に入らないで技術を身に付けるのはとても大変だった。今の人たちはガイドや講習会である程度の技術は簡単に身に付けられる。しかし、山岳会でしか得かられない技術、更には歴史の様なものが山岳会にはある様に感じる。

特に山の中での人間関係は講習会では身に付けられない。
山岳会には下界では見かけない不思議な人たちがたくさんいた。不思議な人たちがたくさんいる会ほど不思議な人たちが集まってきた。
たくさんの下界ではありえない出来事がたくさんあった。「岩と雪」や「クライミングジャーナル」にも載せられないたくさんの出来事がたくさんあった。

山岳会が無くなっていくのだろか?。

山の世界には不思議な人たちが今もたくさんいる。
その人たちとSNSで繋がりは持てるのだけれどなんかそれだけでは寂しい。

「青空ひとりきり」

★★★

2022.08.14
朝は寒い。
朝食は久し振りにラーメン。

7:30に高所登山家とロープを絡ませたエリアに行く。
今日は朝練。
ワイドをしようと思ったがトップロープを掛けるのが大変そうで止めた。#5のカムがあれば登れそう。

以前に登ったボルトルートにトップロープを掛けるために隣のクラックルートを登る。ボルトルートを登るが以前よりも登れない。カチが保持できない。暑くて汗がダラダラと出る。あまり登らないで今日はお終い。

登山家にマックまで送って貰った。荷物が多いので歩かないでバスを待つ。昼間は夏の青い空だ。真夏の蒼い空だ。太陽がいっぱいだ。でも、風がある。サラサラしていて気持ちがイイ。バスで図書館まで行く。

食材と食事とシャワー。キャサリンの誕生日会をとても簡単にした。コッチの誕生日会はシンプルだな。日本語でメッセージを書いた。

絵を描く。ペンを使って描く。デッサンがおかしかったが色は濁らなくなる。ディビッドが来て絵を観て食事に行った。
絵は時間がきて途中でお終い。

食事は食べる時間が無くなってしまったのでパックをして持ち帰る。

高所登山家に乗せられてスモークブラフに行く。

マーケットでボランティアをしているナターリアと彼氏もいた。

短いのでドンドンと登れる。
★~324~
★31 5.40b 落ちた。
★36 5.10b スラブが怖かった。
★31 5.10b 慣れてきた。
★17 5.10b 慣れてきた。

登山家は昼間にガイドをしていたので、疲れているらしくあまり登らなかった。

キャンプ場まで送って貰って、ゲートのテーブルで夕食を登山家と一緒に食べる。自分は残り物を温めもしないで食べていた。キュウリにマヨネーズとパンとサラダ。
登山家はかなりな量のパスタを食べていた。若いな。

退職してからは食事の量は減ってきた。働いていた時は残飯を少なくする様に中学生用の高カロリーな給食をいつも2食分は食べていた。牛乳も2本は飲んでいた。だから、この歳にになっても、普通に遊べるのかもしれない。
納豆やグレープフルーツの時などは家に持ち帰ってもいた。
給食はロストフードがめちゃくちゃ問題に感じた。タッパーを持参して家に持ち帰る様にすればイイと思った。

自分が小学校の頃の給食は脱脂粉乳だった。クジラの肉も出た。牛乳をスコークスのストーブの上の鍋に入れて温めた事もあったあの頃は。毎日お腹が減っていたので給食が美味しかった。
食パンが4枚も出ていた。2枚ぐらいなら飽きないけれどあとの2枚は飽きてしまった。それが毎日なのでパンが好きではなくなった。

孫の朝食はパン。とても不思議に感じる。お菓子を食べている様にしか思えない。甘い食事はオヤツに思えてならない。
食事の後にデザートを食べるのがこの頃は普通らしい。甘いのはなんか自分はダメだな。

カナダではパンばかりだ。ご飯と味噌汁とお魚とお新香が恋しくなる。

ご飯が出てきたのは中学校の頃のだと思う。とても嬉しかった。給食が学校の中で昼休みの次に好きな時間だった。

秋の空だ。寒くはない。夏の終わりを感じる。陽も若干だけれ短くなったきた。

マヌーが明日のClimbingに誘ってくれた。

雨が降ってきた。

熟睡。

2022.08.15
湿っぽい。
朝は身体が動かない。
テントは移動したいが満杯状態なので諦める。

カールとロジックとマヌーとで登りにいく。
立ち待ち月が観えた。久しぶりの月だ。

★~120~
★14 5.7
前にも登ったルートだ。
7ピッチらしい。最初と最後の方の6ピッチのスラブは覚えていたがそれ以外のピッチはオンサイト状態。コレでイイのだろうか?楽しいのは楽しいのだけれど!
シュリンゲも落としてしまいそうになった。

カールたちは遅いので、待たないでキャンプ場に行く。

テントでのんびり。ウダウダ。

午後に登る計画だったのだけれど、レストになってしまった。downtownに
行けば良かった。

橋に行って絵を描く。マスキングを使ってみた。濁らなくはなるがマスキンのあとの修正がムズい。

お盆だ。

夜にまた若干の雨が降る。段々と夏が過ぎていく。

2022.08.16
晴れ。少し寒いかな?ジャスを着る程ではない。まだ夏だ。

ディビッドに会った。今日のメンバーだ。カン付きカラビナは自分が残置と勘違いした様だった。後からディビッドの友人が持ってきてくれた様だった。
それにしてもミスの多さを感じる。

下弦の月。弓の角度が日本で観るよりも斜めに感じる。

マテーリアル ディビッド マヌー と登る。
★~219~
★3 5.12d
1ピッチは残置ロープ。
下部だけ人工なしでなんとか。中間部、上部は人工でもムズい。2本の登ってクタクタ。

日陰のエリア。

バスでdowntownに行って食事とネット。

バスで戻って寝る。

2022.08.17
のんびりと起きて、食事と準備。マヌーがウコン茶を作ってくれた。蜂蜜の甘さが美味しい。蜂蜜を買うかな!

月が満月に近づいているのかな?それとも掛けているのか?たぶん、右が欠けているので寝待ち月。

マヌーとマルチ。岩が崩落しているのでテープが貼られて立ち入り禁止になっているその左横を行く。
真新しい岩や壁には崩壊の時の傷跡が恐ろしい。

5.10のクラックはパスして横道を歩いて登り、更にバンドをトラバースする。

★~184~
★19?
1ピッチ 5.8 スラブ ランナウトが怖い。
2ピッチ 5.9 スラブを更に登る。ボルトを見つけられなくて、別な難しいルートに入ってしまっていた。行き詰まって、ボルトに結合したシュリンゲを通して回収が出来る様にして、それにぶら下がりながらクライムダウンして、最後は振り子落ちをした。掛けたヌンチャクを回収するのに苦労するがなんとか回収が出来た。リードの時に落ちていたら、どんだけ落ちたのだろう???
3ピッチ スラブ
4ピッチ クラックのトラバースと人工のスラブ。
5ピッチ 5.10c フォローなのでレイバックでも登れるが、レイバックにならない様に登ってみる。最後のワイドがプロテクションが取れないので怖い。

水筒を落としてしまった。まだ4ピッチぐらいあるらしいのだけれど、陽も照ってきて喉も乾きそうだし、2人ともかなりつかれているのでココでお終い。

懸垂が怖い。ロープが70m1本なのでアンカーが見つからない。小さく区切って懸垂する。その時に末端がまだ結ばれているロープを離してしまった。手を伸ばせばなんとかロープが取れそうで取れない。時間もたくさんあるので安全を考えてロープを着けて取りにいく。なんとかロープの末端を解いて更に懸垂。
かなりなトラバースの懸垂になる。ロープを持ちながら、カチを探り探りのスラブを誤魔化しながらの緊張した懸垂トラバース。ギリギリにアンカーに到着。滑ったらどんだけ振られるのかと思うと怖かった。
なんとか取り付きに到着。後は普通の懸垂。

水筒には穴が開いていて使えなくなっていた。

バスでdowntownに行く。図書館でネットを観ているとカールがやって来た。これからケベックに帰るらしい。

みんなが下界に帰って行く。

来生たかおの
「夢の途中」
をまた思い出した。

アメリカでは
★★★「ホテルカルフォルニア」。
カナダでは
★★★「夢の途中」
日本では
★★★「旅の重さ」
の主題歌と
★★★「たどり着いたらいつも雨降り」
そして、Climbingを終えて来るまで下界を走っている時にいつも流れてくるのは
★★★「青空ひとりきり」と
★★★「私は風」

食材と食事。ディビッドもいた。

ディビッドも一緒の帰りのバスに乗ってた。

キャンプサイトに着くとディビッドが秘密基地を案内してくれた。
目をキラキラと輝かせながら案内してくれた。

自分が小学校の頃は空き地や工事の材料置き場や防空壕が家の周りにあった。
そこの地域だけごちゃごちゃしていて楽しかった。たぶん差別部落のだったのだと思う。イロイロと調べてみると東京では大きな差別部落らしかったのだけれどよく分からない。

そのごちゃごちゃした空き地に友だちと秘密基地を作って遊んだ。みんなで目をキラキラと輝かせて秘密基地にイロイロな物を持ち込んで豪華にしていった。豪華にし過ぎて最後は追い出された。

中学校の時は教室の屋根裏に秘密基地を作った事もあった。足を踏み外して天井に穴を開けた事もあった。天井の下の教室にいた女子が、天井から突然と足が出てきたのにビックリして大声を上げていた。やばいと思って、天井の壊した穴に紙を貼って誤魔化した。その内にバレて親が呼び出しとなった。天井裏にはエロ本もあったので中学生としてはかなりやばかった。壁や屋根も穴を開けて隣の教室に行ける様にしたり、屋根にも出られる様にもしたのだけれど、その辺は見つからなかった様だった。
あの中学校は地域的に問題が多い学校だったらしい。今では信じられない出来事がイロイロと起きていた。その中学校に入らないで、隣の区の学校に通っている人もいた。

自分のFacebookへのパートナー募集を見たと見ず知らずのケイが声を掛けてくれた。日本人が少ないから自分の事だと解った様だった。少し話をしていたら、マヌーがディビッドの誕生日会にケイも来いと誘ってくれた。

マヌーのテントサイトでディビッドの誕生日会。

マヌー、 ケイ 、ディビッド、 マリーン 、ジャン

メニューはパスタ。とてもシンプルでイイ感じだった。

ケイとのClimbingの計画は明日になった。

何故かポッドキャストのダウンロードしていたのが全部消えていた。
前にもあったが何でなんだろう?ダウンロードし過ぎたからな?

2018.08.18
晴れ。
今日はレスト。

身体も精神も集中が出来なくなっている。物をなくさない様に、怪我や事故をしない様にと、毎日、毎日を過ごしている。じわじわと疲れがアチコチにきている。イロイロな事が後から後からやってくる。

パートナーを見つける事もかなりなプレッシャーになっている。パートナーが多過ぎて、断るのも気が引けるし、パートナーが見つからないと、自分のコミニュケーション能力の無さを反省してしまう。
食材を腐らせない様にするのも気を使う。食事がデタラメになってきている。栄養面からも基礎体力が落ちているのかもしれない。

放浪も中盤。
中だるみが出てきているのかもしれない。働いていた時は1週間に1日登れればとても嬉しかった。

人間の欲望は何処まで限りないのだろう???

絵を描く事もしないで図書館でネットを観ていた。

食事とシャワーとネット。

キャンプ場に行くと昨日の分のお金を払わなかったのでテントに10$の請求書が置いてあった。
そのお金を払って、今晩は更にテント泊。

マヌーはディープウォーターソロをしてきたらしい。元気だな。

明日はどうなるのだろう?まだ計画がたたない。高所登山家からも連絡が来たけれどその返事が出来ない。

2022.08.19
曇り。雲が秋の雲だ。月は見えない。

ケイのテントと思ってメモを置いておいたテントが違っていた。それはケイの隣のテントだった。
ホントに記憶力が減退している。さっき見たテントもう覚えていない。
ケイは友人が来るとの事で今日は登らなくなった。
高所登山家はパートナーが見つかった様だし、雨が降るとの事だし、お腹の調子も良くないので、今日もレストにする。

橋の上で絵を描く。下書きはそれなりに描ける。問題は絵の具だ。

彩色をしようとしたら雨が降り出した。バスでdowntownに行く。

食材と屋根の公園で絵を描く。雨も止んできたが風が寒い。秋だな。

食事に行く。

キャンプ場に着いてベンチでのんびりしていると、自分へのClimbingのメッセージをNo.14に置いてあったのを
今のNo14の住人が教えてくれた。
何で自分だと解るのだろう??日本人だからか?でも、モンゴル系なら他にもたくさんいるのに??
不思議だ。そんなに自分は目立つ姿なのだろうか?周りの人たちの方がヒッピーそのものなんだけれど!
自分の様相はヒッピーと言うよりは路上生活者かな?
欧米人はボロでもなんとなくオシャレだ。路上生活者でもオシャレに感じる。

そのメッセージの人に明日は計画が入っていない事をメッセージに返信しておいた。

デイビッドに教えて貰った秘密基地で寝てみた。

とても静かだ。寝るだけだったらキャンプ場よりもイイ感じだ。少し、蚊が気になった。

2022.08.20
寒さは無い。6:00くらいから基地を移動して食事。

昨日のメッセージの返信が来ていた。今日はClimbingが出来そうだ。

10:00にゲートで待ち合わせ。相方はなんとボルダーマットを背負っていた。
Climbingのパートナーの募集をしたのにボルダーをする事になった。それもまさにボルダラーの体型。友だちも3人も連れていた。
なんで友だちもいるのにわざわざ自分をボルダーに誘ってくれたのだろう?頭の中が整理出来なかった。その整理出来ない状態で更に体型がボルダーの友人もマットを持って加わってきた。

マティーゥ アメリカ人 カリフォルニアに住む UCML 大学 数学
ブライアン ラスベガス 弟
マラック
エズメー ブライアンの彼女
ペドラー UCML 日本語

全員がバリバリのボルダラー。実際に上手かった。そんな中にボルダリングはほとんどしない英語も解らない自分がなんか混ざる事になった。
みんなは優しく対応してくれるが全く登れない。マットがあるのだけれどハイボルダー。高くて怖い。ムズいので高い所までにも行けない。
なんでボルダリングをこんな凄い人たちとしているのだと思いながらぶら下がる。みんなに見られる中をヘナチョコがぶら下がろうとする。明らかにフィジカルが足りない。指力も背筋も足りない。フィジカルと言う単語をココで使える様になった。Climbingでは余り使わない単語だ。それ以外にもClimbingでは使わない言葉が会話の中に出て来る。ボルダラーの中にいると英語の学習にはとても役立つ。クライマーよりもボルダラーのがイロイロなコミニュケーションを取っている様な気がした。
クライマーどうしでは遠くにいると声が届かないのでホントに簡単な文章、単語、身振りで済む。
ボルダーラーの方がイロイロな複雑な会話をしているのが解った。

スラブのルートはなんとなくみんなについていけたが結局は登れなかった。

☆~142~
☆~150~
☆~136~
☆~178~

岩に刻まれた彫刻があった。スコーミッシュはミニマムボルトではないし、この様な彫刻もあるし、トレールには階段もあるし、ルートの取り付きにはとてもしっかりとしたテーブルもある。
強者の理論を振りかざしてめちゃくちゃストイックな世界ではなく、初心者や中級者も楽しめて、上達して強者になっていける世界に感じる。かと言ってめちゃくちゃムズいルートや怖いルートもある。
スコーミッシュで産まれた子どもは小さい時からClimbingが普通に生活の中にある。海外からやってきたクライマーがウヨウヨと街を闊歩している。海外からやってきて住みついている人たちもざらにいる。ココに移住してくる様なクライマーだから価値観もかなりなクライマーだ。そんなクライマーを見ながら、Climbingに子どもの頃から親に連れられ、サマースクールで育てられる。そんな子どもが心も体も鍛えられて育っていく。学校にもボルダーの壁がある。
そんな街なのでとてもClimbingへの理解が浸透しているのを感じる。街をあげてClimbingを受け入れている。
今回の東京オリンピックでClimbingが少しは認識された様だが、そのClimbingに対する認識の深さや、歴史の深さは全く違う様に感じる。
たぶん、Climbingの楽しさだけでなく、裏側にある「自己責任」の言葉も身に付けて育っていると感じる。

夕方になった。
周りは凄いルートを登っているボルダラーがたくさんいた。
ボルダーの世界をかいま見た。世界中からボルダリングをする為にスコーミッシュにやって来ている。凄い人たちなんだろう。とても
理解できない登りを普通にしていた。

ゲートで食事。
デイビッドもいた。デイビッドもそろそろ何処に移動するらしい。
ジャムにカビが生えていた。ピクルスも腐らせてしまった。1人のキャンプだとなかなか美味しい物に手を出せなくなる。ココには牛乳の500mlが売っていない。肉も魚も1度には食べきれない量だ。それと調味料もどんな味なのかが解らない。塩と醤油とマヨネーズだけでは飽きてきた。
食生活がめちゃくちゃになっている。爪の色も健康的でなくなってきている感じがする。爪の形までも変わってきた様だ。

日本に戻ったら体調を整えないと!

2022.08.21
曇り。ボルダリングをしたのでいつもと違う筋肉痛になっている。眺めている方が多かったのに指の皮も薄くなっている。

マヌーとは金曜日にキャンプ場に戻るので、また登れる様になるらしい。

高所登山家とのClimbingが決まった。午後からなので食事をしてdowntownに行く。

食材と食事とネットとシャワーと散髪。

リベーラが散髪をしてくれた。みんなが若くなった、スッキリしたと言ってくれた。カミさん以外の人に散髪をして貰ったのは30年振りぐらいかも。
床屋には大学ぐらいからほとんど行っていない。床屋は時間のムダだ。髭なんかなんであんなに丁寧に剃るのだろう?

高所登山家とロープを絡ませたエリアに行く。

登山家とのスコーミッシュでのClimbingもこれがラスト。登山家はプロジェクトを登れなかった。自分も足を絡ませたルートを登ろうと思っていたが他の人が登っていたのでボルトルートにした。岩がヌルヌルに感じてダメだった。シャーワーを浴びたのに汗がダラダラと出てきた。
登山家は明日は高所登山の為にトレランをするらしい。

キャンプ場で降ろして貰ってのんびり。

キャンプ場は夏の賑わいだった。みんな楽しそうに夏を楽しんでいる。みんな和やかだ。

2022.08.22
晴れ。
明日はデイビッドとマルチになった。今日もソロはしないでdowntownでのんびりする事にする。

食材と食事とネットと絵画。ガスカートリッジを買いに行ったか大きいサイズのが無かった。

絵を描く。後半になると集中力がなくなって雑になってしまう。

バスでキャンプ場で会う人が自分の絵がイイと言ってくれた。時間を掛けて休み休み描いて、絵を完成させたい。どうしても後半まで集中が出来ない。飽きてしまう。

今度は缶切りがない。かなり、疲れている感じだ。パソコンも落としそうになるし、目も怪我しそうになる。

ホントにボケボケだ。

デイビッドが秘密基地にいた。デイビッドと明日は簡単なのを繋げて頂上に行く様になった。

2022.08.23
曇り。寒くはない。
クッキングシェルターで朝食を食べて、7:30に出発。

★~200~
ビレーをしないで、ロープを束ねて、同時登攀で登る。ほぼフリーソロだ。
★~201~
コレも同時登攀で登る。手よりも足の筋肉が痛くなった。
★~232~
コンテで登る。
頂上でようやっと休憩。凄い体力だ。最後の5.10bはリードが出来なそうだけれどフォローにして貰った。

デイビッドに真似て裸足で降る。気持ちがイイ。ハイカーが不思議そうに見ていた。

ゲートで食事。
ドミニコ ノードリー イロイロな人たちがくつろいでいる。会話が理解出来ない。

自転車とバスでdowntownに行く。自転車のタイヤの空気が減ってきた。イロイロな事があとから後やから発生してくる。なんとデイビッドのザックから空気入れが出てきた。不思議な人だ。仕事をしているのだろうか?

ネットと食事。
自転車とバスでdowntownに行く。セイブ オンで缶切りを探したが無かった。醤油と塩と蜂蜜とジュースを買った。

食事とネット。
自転車を忘れてバスに乗る。顔見知りのクライマーが5人乗っていた。みんな常連さんだな。

2022.08.24
晴れ。
ゲートで朝食。
マヌーも今日はレストらしい。自転車で何処に行った。

橋で絵を描く。下書きに色を載せる。色が濁らなくはなってきた。しかし、今度は発色が無くなった。

バスでdowntownに行く。運転手が「こんにちは」と言ってくれた。自分の事を覚えてくれた様だ。「ナマステ」と返事をした。バスの運転手はインド人が多い。

食材と食事とシャワー。小銭をドネイトしたら喜ばれた。

自転車を回収してバスに乗る。まだ明るいが寝る。なんか元気が無い。

2022.08.25
晴れ。暖かい。
5:00でもまだ暗く、日の出が遅くなってきた。ヘッデンを付けてクッキングシェルターでの食事。
6:00ぐらいからヘッデンがいらなくなる。

デイビッドもマリーンもやってきた。朝食を取ってグランドウォールに向かう。あとから1パーティが来たが自分らがいるので、別な所に移っていった。

★~194,192 ,184~
★19 5.11a
持久力がいる。
☆9 5.10b
ダイク ボルトを見つけながら登る。ランナウトをする。ダイクが取れてしまいそうな感じがする。
★14 5.10a 被った出だしよりもスラブのがムズい。
★24 5.7 クラックでファーストピークに行ける。

★19 5.11a
1,2ピッチは飛ばしてバンドまで歩いていく。
3,4ピッチ を繋げて登る。70mでギリギリ足りた。
4ピッチ クラックのトラバースからの人工のスラブ。
5ピッチ ハンドのクラックで最後がワイド。
6ピッチ フィンガーからの左に移って、また右に戻ってレイバックで、最後は残置のとても太くてボロボロのロープでの人工。
7ピッチ スラブのトラバース
8ピッチ レイバック
9ピッチ トラバースのスラブ?
10ピッチ レイバック 落ちた。プルージックで登り返す。かなり疲れている。
11ピッチ Belly Good Ledgeバンドのトラバースだけ。落石が来た。飛び散った破片がヘルメットに当たった。やばかった。
12~16ピッチ ピッチ 黒い帯を登る。花崗岩ではない。少し、岩が欠けそうなのが怖い。ボルトも遠い。
17ピッチ樹林帯
18ピッチ 5.10a
19ピッチ ハイキング
20ピッチ クラック

ピークに立つ。ハイカーが楽しそうに休んでいる。

下山は裸足。とても疲れが出てきた。転ばない様に気を付ける。

マリーンが待っていてくれた。デイビッドとマリーンは料理。自分は料理も面倒になったのでバスでdowntownに行く。

食事。

靴のつま先のゴムが減って来たのでTCプロを買いにClimbing onに行ったが自分の靴のサイズが小さいので売っていなかった。
どうしよう?
デイビッドのお勧めの靴にするか?
結局は悩んで買わなかった。ガスカートリッジも大きいのが無かった。

バスでキャンプ場へ。

疲れた。ふくらはぎが張ってるいる。明日は登れるのだろうか?

蚊がうるさいけれど熟睡。

2022.08.26
秋の空だ。寒さはない。
食事が腐っていそうで美味しく食べられない。

約束の7:00にマヌーの所に行ったがマヌーはいなかった。
デイビッドの友人のディアゴとブルーが居た。5.010aぐらいで2~3ピッチのルートを登りたいとの事で、ディアゴとクリントと橋の向こうのエリアに行く。みんなFacebookでの繋がり。便利な世の中だ。
ディアゴはマヌーの友だち。クリントはアラスカに住んでいて、冬に仕事をして、夏は時々仕事をするらしい。

欧米人はなんでこんなに贅沢な時間の使い方が出来るのだろう。
不思議だ!!!
欧米が不思議なのか?
日本が不思議ななのか?

日本人が仕事ばかりに人生の時間を割くのは島国だからなのか?稲作文化だったからなのか?災害が多く土地が狭い国だからなのか?資源がないからなのか?仏教と儒教と神道がごちゃごちゃに混ざった国だからなのか?
日本にキリスト教が広まらないのは何故なんだろう???
日曜日は安息日。

日本に曜日の概念が根付いたのは太陰暦から太陽暦に1872年変更されてかららしい。それ以前は日曜日などの休みの概念はなかったらしい。ほとんど話し合いがされないで1872年に急に変更されてから休みの日が共通したらしい。
国は太陰暦から太陽暦に変更される事によって、閏月が無くなり、それにより1ヶ月分の給料を払わなくて済んだらしい。

風が強くて諦める。

風の無さそうなロックオンに移動する。

★~218~
★1
1ピッチ
2ピッチ
3ピッチ

2回の懸垂。
カムとナッツとカラビナが落ちていた。

懸垂
★~218~
★2 5.10d
1ピッチ 70mギリギリで登る。
風も無く、暑くも無く、雨がほんの少しパラついたが快適だった。
2人ともとても上手い。
拾ったカムたナッツとカラビナはどうなるのだろう?
自分のヌンチャクが1本ない。雨が降りそうなのでギアーのチェックをしないで下山になった。

クッキングシェルターにはデイビッド マリン とスケボのエイセンが居た。エイセンもデイビッドもスケボーがとても上手い。

デイビッドのお勧めのシューズを買う事にする。

マリンに夕食を招待して貰った。ソーセージとサツマイモと野菜。チリソースが効いていて美味しい。

雨がポチポチと降ったが直ぐに止んだ。もうすぐ夏が終わる。

今晩はボルダリングのコンペが屋根の公園である様なのでマリーンもエイセンもdowntownに行った。自分は疲れてそんな元気は湧かなく熟睡。

2022.08.27
曇り。寒いのでジャスも着る。それでも朝は寒い。

朝食はいつもの同じなメニューだ。野菜スープにパン。スープはコンソメを見つけられないので塩と醤油味。パンはマヨネーズ。マヨネーズはこの気温では腐らない様だ。

マヌー、ディアゴ、クリント、
フル 黄色、アイートール 英語、チョンチョン
大勢だ。

チョンチョンのレンタカーで行く。ディアゴは彼女と残る。5人を過ぎるのでディアゴは参加しなかったのかもしれない。

★~294~
☆48 5.11a 久し振りのフラッシングだ。
★42 5.10b 落ちた。疲れている。そして、カムが足りなくかなりなランナウトをした。
★46 5.10d スラブで落ちる。集中力が無くなっている。

チョンチョンが落ちた。4本もプロテクションが外れた。足を痛めただけで済んだ様だ。多分、骨折かな?
それでも、自力で歩いて降りた。一人ではあの体重を担ぐのは無理に感じる。担架を作るまででも無さそうだがどうしたらイイのかを指示が出来ない。英語が話せる様になりたい。

キャンプ場に着いて夕食を頂く。会話はスペイン語だ。チョンチョンの足は腫れていた。たぶん骨折かと思うのだけれど、氷で冷やすだけらしい。病院には行かない様だ。
何故か、マヌーがナッツキーをくれた。

ケイとクリントンとdowntownにお祭りを見に行く。
クリントンが自分のカラビナを戻してくれた。なんでヌンチャクでないのだろう?

お酒を買えるパスポートを見せてハンコを押して貰ってから公園に入る。日本と西欧ではお酒とマリフアナに対してしてはかなりな違いを感じる。日本はお酒に対してはとても寛大だ。コッチはスーパーではアルコールは売っていない。マリフアナとお酒の専門のお店でしか買えない。

稲作文化。

ヨセミテの有名なレジェンドの公演らしい。しかし、英語が解らない。
ファンキーな音楽。映像がサイケでイイのだけれど、言葉が全く解らない。リズムもメロディも何となく自分には合わない。みんなが盛り上がっているのが不思議に感じた。

キャンプ場に着いた。もう暗いので、少しうるさいが広場で寝る。

2022.80.28
晴れ。夜露でシラフカバーが濡れていた。
疲れているのに朝が明けてくると起きてしまう。

のんびりとやや暗い中でいつものスープ。パンにカビが生えていてのでインスタント麺をスープに入れた。パンは流石にカビカビでムリそうだった。

ケイが来て今日は橋の向こうのエリアになった。

ケイ、クリントン、マヌー、ディアゴ、フル、アイートール、ピーターの7人。
ピーターはワシントンから来ている。陶芸家らしい。

誰かに混ざっていたカムとヌンチャクが戻ってきた。

ピーターと登る。
★~134~
★?5.10a
下部がムズい、
★? 5.10a
上部がムズい。
★19
ワイドが楽しい。
★20
フィンガー 長い。ピーターは人工で登っていた。

風もなく、暑くもなく寒くもない。ベストな天候だ。

18:00なのでキャンプ場で食事。

とても疲れた。明日はレストかな?

熟睡。

2022.08.29
曇り。寒くはない。
のんびりとdowntownに行く。
チョンチョンにプールの場所を教えてあげた。足は相変わらず良くなさそうだ。病院に行ってもギブスをするしかないので仕方ないかな。

2022.08.30
夜明けに起き出して食事をしようとしたら連絡がきていた。急いで食事をしてマヌーのテントに行く。

マナー、フル、アントーレで
に行く。
★~210~
★32 5.9
1ピッチ
2ピッチ 混んでいたので隣の5.10aを登る
★33
3ピッチ ややワイド
4ピッチ トラバースとややワイド
5ピッチ ワイドからスラブから林の中に。登山写真家に会った。ガイドをしていたのかな?
6ピッチ フリーで登って綺麗なクラックからトラバース。
★43

少し混んでいたが楽しいルートだ。

お終い。
懸垂してトラバースをして降りる。

マヌーのテントで食事。スペイン語なのになんとなく会話に耳を傾けてしまう。全く解らないが雰囲気は感じられる。

マヌーたちは川に泳ぎに行く。自分は広場でのんびり。

2022.08.31
晴れ。寒くもない、暑くもない。ベストコンディションだ。パートナーにも恵まれている。

パンとブドウとキュウリを食べる。キュウリは中までも腐り掛けていた。パンもなんか防腐剤で腐っている様に感じないだけなのかもしれない。そう思うとなんとなく吐き気を感じてしまう。トイレもややゆるい。

マヌー、アントーレ、フルとシングルピッチに行く。

★~182~
★9
1ピッチ 5.10a
2ピッチ 5.10c
とてもフィンガーが楽しい。

ベン ジンジャー

日が刺してきてお終い。

バスと自転車でdowntownに行って食材と食事。

食材をマヌーたちに持って行く為にネットとシャワーは止めた。
エレーナが自分がピザを作ったとみんなに言っていた。仕事が楽しそうだ。イタリア人は明るい。みんなもとても褒めていた。

キャンプ場に着いたら、マヌーたちが居た。彼らはdowntownには行かなかった様だ。
彼らは夕食は済ました様だ。自分の夕食をマヌーが作ってくれた。
欧米ではお米を茹でるみたいだ。アジアはお米を炊く。

チョンチョンの足は良くなってなんとグランドウォールを登った様だ。

8月が終わる。夏はまだ続くみたいだ。今がベストシーズンなのかもしれない。

当日になってパートナーとルートが決まる事が多々あったが、イロイロな人たちとイロイロなルートを登る事が出来た。
指力はあまり付かない様に思うがフットワークやジャミングなどのムーブは身に付いてきた様な気がする。ほとんどオンサイト狙いのルートばかりなので指力は付かないのは仕方ない事だ。
フォローが多かったが翌日までに体力を回復させる為には仕方ない事だな。

スコーミッシュでの放浪は自分のスタイルに合っている。とてもイイ所だ。ココに集まる仲間もとてもイイ。

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