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2024年10月18日金曜日分 日経平均予想 & 1570 日経レバ 日証金 貸借取引残高 など

こんばんは!& おはようございます!  10月18日金曜日分 1570 日経レバ 日証金 貸借取引残高速報  & センチメント指数 の読み解き です。


本投稿は、私の日々のオプション取引・株式取引の指差しデータ確認・日記です。私自身のトレード準備の一環として投稿しています。
オプションや個別銘柄などを推奨するものではありませんので、どうかご理解くださいませ。


17日木曜日の振り返り

日経平均は、38911.19、  -269.11-0.69%の下落でした。

水曜日に仕掛けた上昇トレードは、先物を見る限り、今朝金曜朝の時点で上昇し思惑と整合する形となっています。しかし、このトレードは昨日木曜日前場開始とともに早々に撤退しました。

複数の分析結果から判断しているのですが、結果的に、水曜日のPostPrimeセンチメント指数の投票率チャート日足の状況分析が的確だったと思っています。

上記トレードでは、日経225の平均変化幅を算出して、自分自身の参考にしています。巻末にその計算方法についてメモしておきました。


さて。今日も海外動向から見ていきたいと思います。今日は3つあって、しかも少し長くなってしまいました。なので適当に読み飛ばしてください。全て読む必要なんてありません。


「堅調な米小売・労働指標を受け、円は150円台に下落」

米国の堅調な個人消費と労働市場のデータを受け、トレーダーらは米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが来年までないと判断し、主要通貨に対するドル高が進んだ。これにより、1ドル150円を割り込んだ。

通貨は0.3%下落し、1ドル150.08円で取引された。この水準は8月1日以来である。最近の円安傾向は、投資家が日米間の利回り格差の縮小ペースが鈍化していると判断したため、2週連続で続いた。木曜日に発表された米国の小売売上高と新規失業保険申請件数のデータを受け、連邦準備制度理事会(FRB)の1月会合に関するスワップレートは、今後3回の米国中央銀行会合で2四半期ポイントの利下げを若干上回る、61ベーシスポイントの利下げを示唆している。

今月初めには、石破茂新総理大臣が、日本は金利引き上げの準備ができていないと示唆したものの、後に日銀との足並みを揃えることを目指していると発言し、見解を変更

米国の経済が堅調であることを示す追加の報告により、市場はFRBによる金融緩和のペースが鈍化することを織り込み、これもまた円安要因に。

投資家は現在、円を中心としたキャリートレードを最も重視しており、一部のストラテジストは150円をさらに下回る円安を予想。

しかし、商品先物取引委員会(CFTC)が10月8日までの1週間に発表したデータによると、ヘッジファンドは2021年初頭以来、最も円に対して強気な見方をしている。

円安傾向は、国内外の株価上昇も背景にある。10月27日の日本の総選挙を前に、日本株は上昇している。

「米国の経済指標が引き続き好調であれば、選挙やFOMCを前に、今月中に円相場は153円に達する可能性もある」(NY 三菱UFJ信託銀行 セールスおよびトレーディング担当 小野寺隆史氏)

ドナルド・トランプ氏が米国大統領に選出される可能性も、日本円にとってのもう一つの重要なリスク要因」(野村証券の宮入裕介氏)
「トランプ氏の勝利は、市場が彼の勝利をよりインフレ的と認識する可能性が高いことから、米ドル/円相場に反射的に上昇する反応を引き起こす可能性がある」(同 宮入氏)

複雑な要因が絡んでいます。そのため訳文が長くなってしまいました。
しかし、ドル円全体を見渡す上で、今を一番手短に表している記事だと思います。

…続いて。
日経平均を見る上で重要なのは、そのほか中東情勢露宇戦争(ロシア-ウクライナ戦争)と中国情勢ですね。


イスラエルがハマス指導者ヤヒヤ・シンワルを殺害、ネタニヤフは戦争継続を表明

イスラエル国防軍がハマスの指導者ヤヒヤ・シンワルを殺害したことを、イスラエル政府は木曜日の夜に確認。シンワルの死亡を発表する演説の中で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は「今日、悪は大きな打撃を受けたが、我々の目の前の任務はまだ完了していない」と警告した。

イスラエルは以前、7月にテヘランでハマスの政治的指導者イスマイル・ハニーヤを、9月にはベイルートでヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララをそれぞれ殺害しており、同地域におけるイラン支援の敵を容赦なく攻撃している。

長期化の様相です。

…イスラエル-イラン戦争、ロシア-ウクライナ戦争が同時進行し、さらには数年内に中国の台湾侵攻が予測される状況となっています。


中国ETF、米国最大の富の破壊者(*キャシーウッド氏)に仲間入り

これまでになく中国株ETFは、時として急騰し、短期的な取引機会を生み出すこともあるが、長期的なパフォーマンスは、米国のETFの中で最大の富の破壊者となっている。

過去10年間で、中国のETFは、かつては株式投資で成功を収めたスター投資マネージャーであったキャシー・ウッド氏の旗艦ファンドと並び、米国のETF投資家にとって最大の資産価値の低下をもたらした。(ブルームバーグ)

中国関連の4大ETFのうち3つは、資産総額が流入資金総額を下回っている。そのうちの1つ、iShares MSCI China ETF (MCHI) は17億ドル不足しており、ブルームバーグがまとめたデータによると、10億ドル以上の損失を出したETF7銘柄のうちの1つとなっている。

さらには中国経済が直面する逆風に対処するには、依然として大きな課題が残っており、中国株の上昇はすでに勢いを失いつつある

今後しばらく中国市場と中国経済への見方に注意を払う必要があります。

中国国民の不満を中国-台湾戦争に逸らす動機にもなりやすいことも念頭におく必要があるでしょう。
なお、キャシー・ウッド氏については酷い言われようだな…と思いましたが、データ上はその通りなのでしょうね。


さて。VIXを見ていきましょう。

VIX・日経平均VI・日経平均VI先物

VIX(米国)  2024年10月18日金曜日5時18分

19.10です。-0.58ポイント下落です。

日経平均VI チャート日足

26.55です。-0.75ポイント低下です。

日経平均VI先物 チャート時間足  2024年10月18日金曜日5時17分

26.80です。昨日同時刻と同じです。横ばいです。

25よりやや上に落ち着いてきています。



さて。読み解きをしていきましょう。


日証金 貸借取引残高速報

1570 日経レバ 日証金 貸借取引残高(10/17)速報 & 信用データ

読み解き

貸借取引残高
売り方良化する以上に、買い方悪化のため、需給悪化です。

一方、
1570 日経レバ 日足チャートの出来高
は、前日よりやや下落しました。

出来高 5693503  口  155001674  (千円)


空売り比率(日経)

41.0です。+1.0ポイント上昇しています。(※空売り比率は、その日1日のうちに売買を終えた信用取引も含まれる)

騰落レシオ(日経)

値上がり銘柄数は559(+205) 増え、値下がり銘柄数は1026(▲180)減りました。

裁定取引

裁定買い残が2兆円を超えています。次週分は下がっているかもしれません。

ドル円 2024年10月18日金曜日7時3分

150.18 - 150.20 -0.02 -0.01%です。円安が進んでいます。

日経平均先物 


陰の上伺い陽線です。(2024年10月18日金曜日5時30分)。仮にこのままであれば、39210前後で寄り付くと推測されます。

PostPrimeセンチメント指数

Nikkei投票率チャート(日足・週足・月足)& Nikkei中央値チャート(1週間後の予測・1ヶ月後の予測)2024年10月18日金曜日5時32分


読み解き

日経平均先物VIが26.80です

投票率チャート日足は53です。昨日の下げが40%台前半にとどまったこともあり、その後の上昇は弱いものとなりました。PostPrimeセンチメント指数を見る限りでは、現状このまま大きな動きは見られない可能性があります。投票が割れていますね。

投票率チャート(日足+週足)の日足と週足がクロスしたのち、週足と日足の差が31%→16%まで縮まってきています。PostPrimeセンチメント指数を見る限りでは、上昇のエネルギーがやや足りないかもしれません。

(引き続き投票率チャート週足が50%以上であることに注目しておきたいと思います)


中央値チャートは、  

中央値チャート(1週間後の予測) < 中央値チャート(1ヶ月後の予測)

予想価格差は100です。上目線ですが、価格差が縮まってきています。

10月18日金曜日はどうするか

日経225オプションラージのコール側の前日比が上昇しています。とはいえ同時に本日日経平均に大きな動きが期待しづらいようにも感じられます。来週以降を踏まえたプレミアムが上昇しているようにも見えます。

本日は日経225オプションに関しては、ほんのしばらく様子見となるかもしれません。

月足→年足→週足→日足

  • 月足陰の孕みの陽線です。10月半ばも過ぎ、ここまで陽線です。10月陽線で終われば、11月以降の動きは今年6月に予想したものに近くなっていくのではと思っています。私は気にしないことにしているのですが、”総選挙アノマリ”とも合致すると言えそうです。

  • 週足陽の抱きの陰線で終わりそうです。弱い形。

陰の孕みの陽線
2連陽線 上伺い陽線 
陽の抱きの陰線
7連陰線 下伺いの陰線です。

参考:1570 日経レバ PTS

やや上昇しています。(需給と関係が薄いことに注意)

参考:SP500・Dow・Nasdaq

NYダウ チャート日足

2連陽線 上伺いの陽線

NASDAQ チャート日足

陽の上伺い陰線

S&P500 チャート日足

陽の上伺い陰線

参考:Fear & Greed Index

Greedです。ややExtreme Greedz寄りです。

参考:BitCoin

下落しています。

参考:フィラデルフィア半導体株指数

3連陰線 陰の上伺い陰線

参考:200A 日経半導体指数

日足は陽の下伺いの陰線。PTS時間足は時間外に上昇しているように見えます。
200A 日経半導体指数 日証金 貸借取引残高(10/17)速報 & 信用データ

需給良化です。


参考:WTI原油先物

陰の孕みの陽線

参考:金先物

3連陽線 上伺いの陽線

参考:香港ハンセン

陽の抱きの陰線  弱い形ですね

参考:上海総合

陽の抱きの陰線



巻末:日経225の平均変化幅を知る

次は覚えておいたほうが、日経225オプションの投資に役立つと思い、メモ程度に書いています。株価状況によって自分自身でアップデートする必要がある情報です。

ここで算出された結果がどのように利用されるかというと、日経225オプションにおいて、価格の変動幅とIV(インプライド・ボラティリティ)を見ながらシンプルに1〜5日で利益をあげるトレードをするときに使います。

(資金効率が良いトレードです)

1ヶ月の平均変化幅


現在、日経平均は39000近くを動いています。
SQにおける月間の平均変動幅を

日経平均の月間の平均変動幅 = 7.2%

※少し古いデータですが、過去20年の集計です。一定の確からしさ・再現性があります

とすると、
現在日経平均の時価を39000に7.2%を乗じて、2808が月間の平均変動幅になります。

1日の平均変化幅


そして、この月間の変動幅から1日の変動幅を求める場合には、月の取引日数20を平方根で除すればよいです。

7.2%の平方根ですから

1日の変動幅:

7.2%の平方根 = 1.6% = 1σ (1シグマ)

※見慣れない表現の場合には、「そんなもんなんだ」くらいで、ただスルーしてください。

となります。

日経平均の時価は39000としましたから、1.6%をかけて計算すると1日の変動幅は624です。


もう少し精度を上げて1日の平均変化幅を算出してみる

先ほど、現在の日経平均の時価を39000としましたが、もう少し正確に算出するために、実際の日経平均の始値の平均を取って、再計算してみましょう。


株探から引っ張ってきたデータ

始値の計算結果は上の表のオレンジ色のカラムになります。

始値の平均 = 37984.51 ≒ 37984

次に、先ほど算出した1.6%(つまり0.016)を乗じます。

37984 x 0.016 = 607.7522097

つまり、実際に現在の1日の変動幅は 607.7522097 となります。

39000と大きく変わってはいませんが、直近のデータから算出した方がより正確と思って出しています。

実際の変動幅と比較してみる

それでは、実際に1日の変動幅は 607.7522097 であるかどうか比較してみましょう。

先ほどの株探から引っ張ってきたデータの一番右端の緑色 544.8172759が1日の変動幅です。これは、前日比の絶対値の平均をとったものです。

そこで算出した数字と実際を比較すると、

算出データ:607.7522097
実際データ:544.8172759

これは近いか、遠いか。判断は主観ですが、数字の上で10%程度の違いがあります。私はこれをまあまあ近い数字と見ています。

ではどのように使うのか

607.7522097の変動幅以内に実際の株価が収まる可能性は68%とみなします。

これは統計の正規分布に日経平均株価の変動幅で示されることが前提の理論です。直近の日経225の変動確率は、±1σ(1シグマ)以内であれば約68%とということです。

いきなり議論が飛んでいるように見えますが、これは確率論のお話です。フツーに使う分には細かなところは知らなくても問題ないので、ここも読み飛ばして大丈夫です。

例えば、日経225オプションの短期間のトレードに応用します。手順としては

①前日の終値に1σを乗じて、上下の変動幅を出します。
②その上で、PostPrimeセンチメント指数やIV(インプライド・ボラティリティ)や、イベント要因を見ながら予想価格を算出します。
③権利行使価格を選びます。(私はコールもしくはプットを買います)

…と大雑把にはこんな感じです。

さて。
せっかくここまで算出したので、1週間の平均変化幅も出しておくと便利です。週間変動率を求める場合、営業日数5ですから、1.6に5の平方根を乗すれば算出できます。1.6に5の平方根を乗すると3.6になります。つまり平均株価に3.6%をかければ良いのです。

以上です。


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