hir_nbt

職業的アドバイザー Professional Advisor traveler, project associate professor, networker, API人材

hir_nbt

職業的アドバイザー Professional Advisor traveler, project associate professor, networker, API人材

最近の記事

LLMに小説書いてもらった

学生さんと話していて、LLMに小説を書かせるトライアルをしてみたので、共有。全体として、深みはないのですが、一つの参考として。 与えたプロンプトの要点は以下の通り。 読み手のプロファイルをできるだけ細かく指定。(デモグラに加え、趣味やリテラシーなど)設定いかんで、思った以上に表現のレベルや言葉遣いが変わってくるので、意外に大切そう。 登場人物の設定をできるだけ細かく指示。文章となって現れない部分についても、できるだけ細かく指示しておくと口調や単語に現れる。(今回の文章で

    • 眼鏡型ARデバイスとLLM都市OS:都市が私たちに語り掛ける未来

      近年の情報技術における2つの革新、すなわち、眼鏡型ARデバイスとLLMの都市OSへの活用は、単独でもらもちろんですが、二つが組み合わされることで、多くの生活者の生活の変革することが期待されています。これらの技術によって、情報へのアクセス方法が根本的に変わり、私たちの行動やコミュニケーションの仕方に革命を起こす可能性があるのです。 眼鏡型ARデバイス:現実世界への情報オーバーレイ Apple Vision ProのようなARデバイスは、さらに眼鏡型ARデバイスへと分化し、進

      • LLMの現状とこれから

        OpenGPTの話題が巷間に上ってから、あっという間にLLM(Large Language Models)は私たちの日常生活や職場で不可欠な存在となり、個人の作業の支援はもちろん、顧客対応の自動化から複雑なデータ分析まで、すでに多岐にわたる用途で活用されつつあります。 多くの人々がLLMの利用を考える際、コンテンツ制作、ヘルスケア・医療、法律分野など特定の業界における利用(縦型の展開)を想像します。確かに、これらの分野では、LLMを利用することで大きな効果が期待される一方で

        • ChatGPT vs. Bard: 試したみた(その2)

          別の組織で作成されたヘルスケアデータからなるデータベースを相互に連携させるために、それぞれのデータベースで活用されている利用者のIDを相互に連携させたいと考えています。そのためには、どのような手法がありますか?認証局の連携やOpenID Connectの活用など、いくつかの手法を想定して、それぞれの長所および短所をまとめてください。 ChatGPT 健康ケアデータを管理する組織間でユーザーIDを連携させるためには、異なる手法が存在します。以下にそのいくつかを挙げ、それぞれ

          ChatGPT vs. Bard: 試したみた

          標題音楽に比べて絶対音楽が衰退した理由について、音楽の主要な消費者が貴族階級からブルジョワジーへと変化した、いわゆる音楽の大衆化をその原因として捉え、4,000字程度の論文を最後まで書いてください。引用する考察については出典を記載してください。 ChatGPT4.0 大衆化の波による絶対音楽の衰退:貴族からブルジョワジーへの消費者変化 絶対音楽とは、具体的な物語や映像を伴わず、音そのものを楽しむ音楽のことを指します。18世紀から19世紀にかけてのクラシック音楽は、その代

          ChatGPT vs. Bard: 試したみた

          5年後にそうなるのなら

          最初に買ったiPhoneは、まだ日本でソフトバンクが販売する前の第2世代のものだった。 海外からの通販で手に入れたiPhoneに、当時Vodafonが提供していたフリーのSIMを入れて最初に使った時、本当に呆然とするような衝撃を受けたのを覚えている。 だけど、当時勤めていた広告会社の同僚からの評価は散々だった。曰く、「imode使えないんでしょ?」「ボタンがないと押しにくいじゃん。」・・・。 もちろん、彼らの言っていたことは、いちいちその通りだったのだと思う。ただその一方

          5年後にそうなるのなら

          「あれ俺詐欺」は悪か?

          役所に入って驚いたことの一つに「あれ俺詐欺」の横行がある。 実は、長いこと仕事していたコンサルティング業界や広告業界には、このタイプの人が、まあたくさんいて、「あの手法は、もともと僕にアイデアなんだ」「あのキャンペーンは、俺が立ち上げたようなもんだよ」なんて言葉は、それこそ何万回聞いたかわからない。 一般的に考えれば、他の人の仕事を、自分の手柄のように言い立てているわけだから、犯罪でこそないにせよ、悪質だし、恥ずべきことなのだと思う。しかし、最近になってちょっと気持ちが変

          「あれ俺詐欺」は悪か?

          20行システム

          以前、広告会社で働いていた時に、当時の上司が考えた「20行システム」という仕組みの浸透を手伝っていたことがある。 「20行システム」とは、プレゼンテーションを効率的に作成するための取り組み方法のこと。やり方そのものは極めてシンプルで、プレゼンテーションの作成に当たって、まず最初に「プレゼンテーションの内容を『20行の文章』で書く」ということだけ。何度も推敲し、他の人の目も通して、プレゼンの内容がしっかり伝わる20行がかけたら、今度は、その20行の文書を各々タイトルにして、2

          20行システム

          エレベーターブリーフの大切さ

          昔勤めていた広告会社はとにかくエレベーターブリーフが重要だった。 30秒で、課題の要点を伝え、解決策を提示し、提案の可否を問う。相手は上司だったり役員だったりクライアントの意思決定者だったりと、様々だったし、どこで、どんなタイミングで話しできるか分からないから、毎日、誰とあったら、何を話すか、ずっとシミュレーションをし続けていた気がする。 その後、入った役所でもこの状況は同じだった。むしろ広告会社よりも、相手が多様(国民から議員まで)、内容がセンシティブ(一歩間違うとそれ

          エレベーターブリーフの大切さ

          マルチレイヤーの仕事と貢献率

          組織で仕事をしている場合、同じクラスのチームで仕事を組むことが多く、当然のようにチームにはリーダーが存在し、さらに言えば、経営や事業全体の観点から決定を下すマネジメントがその上に存在することとなる。 すなわち、ちょっとした仕事でも、①マネジメント、②リーダー、③チームメンバーという3層のレイヤーが存在し、相手側も同様に3層レイヤーとなるはずだから、いわゆるマルチレイヤーのビジネス構造がここに生まれることになる。 このマルチレイヤーのビジネス構造、昔ながらの上意下達の仕事の

          マルチレイヤーの仕事と貢献率

          進化するUX、改革されるUX

          UI・UXとセットとして使われることが多いため、いまだに混乱して使われていることが多いけれど、UI:ユーザーインターフェースと、UX:ユーザーエクスペリエンスは本質的に異なるもの。 わかりやすい例で言えば、例えば、電車に乗る時。 鉄道各社は100年もの長きにわたり、いかに簡単に、いかに間違えずにチケットを購入してもらえるか、という視点で券売機を進化させてきた。利用者の利便性を追求して、券売機をどんどん進化させ今では大型画面を備えアクセシビリティに配慮した券売機も配備されて

          進化するUX、改革されるUX

          標準化という見果てぬ夢、AIという解決策

          標準化 提言 政府、と検索窓に入れてみた。結果は約367,000件。 5年前に同じ検索ワードで検索した時が144,000件だったから、5年で倍以上。どうも、政府というところは、標準化という言葉が好きらしい。 とはいえ、学生の時に習ったように、エントロピーは必ず拡大する。いくら体系的に整理して、インセンティブを繰り出して従わせようとしても、多くの自発的な創意工夫の結果、標準に収まらない新たな事象やデータが溢れ出してくる。そして、新たな標準が必要になって、さらなる標準化の連鎖

          標準化という見果てぬ夢、AIという解決策

          刹那消費:Conversion rateしか・・・問題。

          ブランドへの信頼や親近感や好感がいくら高くても、必ずしも実際の購買にはつながらない、というのはここのところの一般常識。買回り品でもそうだけど、特にFMCG領域での、NB商品の苦戦につながってる。 もちろん、大きく見れば景気の停滞や品質水準の全体的向上が背景にあるとは思ううけれど、やはりSNSを中心とした刹那消費の浸透が原因として大きい。結果として、マーケティングは「インフルエンサー」と「動画コンテンツを中心とした運用型PF」の活用による短期的な販売効率の追求へと行き着く。単

          刹那消費:Conversion rateしか・・・問題。

          日本は今、憧れを忘れている。

          ある企業でセッションのために、何度かスタッフで打合せしながら資料をまとめ、話をしている中で、改めてそう感じた。 日本の生産性の低さは水分前方低い水準のままだが、一人当たりのGDPについてはなんと世界で34位。もちろん、GDPが高いだけが、その国の競争力とは言えないだろうが、それにしても世界の中で、日本人はいつの間にか成長を忘れた国になりつつある。 少し前に流行った、「自分らしさ」という耳障りの良い言葉の中で、大きな目標ではなく、身の回りのちょっとした違いに目を向けた、多様

          日本は今、憧れを忘れている。