再雇用終了直前の「まさか!」

   皆さまも聞かれたことがあると思いますが、「人生には三つの坂あり、上り坂と下り坂、そして“まさか”」という言葉があり、現在66歳半ばの私は直近に、人生何度目かの「まさか」を体験しました。今回はそのことについて書きます。

再雇用終了後について考えていたこと

  前回のブログでは、2022年11月末の定年退職後の週3日勤務の再雇用契約が、今年2024年5月末で終了しますので、雇用されない働き方として個人事業主に専念しようと考えていることを書きました。そして、そのつもりで最終月の5月を迎えましたので、着々と完全リタイアの準備を進めていました。

 ただ、妻からは「あんたが毎日家に居るとうっとうしいし、収入が減るのも困るから、これからもどこか働けるところを探して、週に3日ぐらい働きに行って!」と、ことあるごとに言われていました(汗)

まだ今までみたいに働けって言うんか?

再雇用終了にむけた準備

 とは言え、年金収入である程度生活は成り立つはずなので、家内の「働け」コールは聞き流していました(笑)。そして、これも前回のブログで書きましたが、再雇用終了後のポリシーは「暇つぶし」と「小遣い稼ぎ」を目的にして、「PPK(ピンピンコロリ)で人生を終える」ことを目標に、個人事業主として活動していくことを前提として
1.自分の良心の喜びを動機にする
2.他の人があまりやらない独自のことをやる
3.無理せず、頑張らず、いつでも辞められるようにしておく
ということでした。

 そのようなポリシーのもと、残り1ヶ月となった5月に入り、先ほども書きましたように、完全リタイアに向けた準備ということで、個人事業主活動の基盤に考えている会員制交流サロンをこれまでの月2回程度から、頻度を増やすことを前提に、おつまみ料理メニューもTiktokやYouTube動画を見ながら研究していました。

 そして、これまでに広がってきた人的ネットワークのおかげで、その他の個人事業主活動メニューにつきましても、実施に向けていくつかの具体的な相談をする予定が入ってきましたので、それらも本格展開することを前提に、思い切ってホームページも作ろうと秘かに動きだしていました。

ホームページも作ってみよう!

再雇用終了目前に起こったできごと

 ところが5月中旬にこれまで話したこともない社内の人からの「相談したいことがあります」とのメールが来ましたので、何の相談かなぁと不思議に思っていました。

 そして約束した日時に待ち合わせの会議室で話を聞くと、思ってもみなかった仕事のオファーだったのでビックリしました。まさに「まさか」そんな話が舞い込むとは、夢にも思っていませんでした。

 それはグランフロント大阪の北館2階にある「樽ものがたり」という直営店での接客を中心とした仕事でした。そこは、ウイスキーを長年熟成させ、その役目を終えた樽を家具やグッズなどにリメイクしたものを展示販売しているショップです。

 そして、その仕事は今と同じように週に3日程度でも構わないとのことでしたので、先ほども触れましたように、家内からは仕事を探しに行くように言われていたこともあり、そのオファーを受けることにしました。

びっくりしたなーもー!

そしてもうひとつの「まさか」

 その何日かあとに契約内容について詳しく話を聞くことになったのですが、業務委託契約かなと思っていたものの、契約書を見せてもらうと雇用契約になるということと、週に20時間以上勤務することになり、健康保険や厚生年金などの社会保険にも改めて加入するということで、2度目の「まさか」でした。

 と言いますのも、約1年半前の定年退職後の再雇用契約は週20時間未満ということで、社会保険には加入しないことになりましたので、例えば健康保険も2年の任意継続を選択し、あと半年で終了の予定でしたが、来年以降も加入できるということになったからです。

 そして、任意継続終了後は国民健康保険に夫婦で加入することになる予定でしたので、昨年の課税所得から保険料の試算をしたことがあったのですが、保険料が今年の2倍近くになりそうで、思わず悲鳴をあげていました。それが現在とほぼ同じぐらいになり非常に助かります。

びっくりしたなーもー!(その2)

小遣い問題はどうなったのか?

 あとは家内から再雇用終了後には「小遣い無し」と言われていた小遣い問題ですが、そのように6月から再び雇用されることになった一方で、これまでよりは社会保険料負担が増え、手取り収入が減ることも予想されますので、月あたり「1万円ダウン」といきなり言われたのですが、粘り強く交渉した結果、これまでと同額をもらえることになりました(やったー、笑)。

小遣いを減額されずに済んでよかった(笑)

人生何が起こるかわからないことを実感

 以上のような再雇用終了直前の「まさか」を体験し、やはり人生何が起こるかわからないことを実感しました。逆に言うと何が起こるかわかっていたら、こんな気分を味わうこともなかったと思いますので、何が起こるかわからないほうが、楽しみがあるとも思いました(笑)。

 テレビドラマでも「何が起こるんだろう」という感じで展開が読めないほうが、ワクワクとしますし、面白いと思うので、人生も同じように何が起こるかわからないほうがいいのでしょうね(笑)

 ということで、これからも何が起こるかわからない、「まさか」のある人生を楽しんでいきたいと思います。

 以上最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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