日記(7/30)

 眠れない日々が続いていたがこの二日は熟睡できた。といっても昼夜逆転である。7月が終わる。今月は短篇しか読み終えられなかった。三島「憂国」、ペロー「猫の親方または長靴をはいた猫」「仙女たち」「サンドリヨンまたは小さなガラスの靴」「とさか頭のリケ」「親指小僧」、ボルヘス「『ドン・キホーテ』の著者、ピエール・メナール」「バベルの図書館」「記憶の人、フネス」、谷崎「秘密」。あとは東浩紀、アガンベン、ドゥルーズ、ボルヘスの短文。それから漫画『『坊っちゃん』の時代』。映画はニコラス・レイ『夜の人々』(1948・米)の一本だけ。これではいけないと毎度のことながら消沈する。一念発起して今日から再度、戯曲に取り組み始めた。とりあえずは『ハムレット』を中心に、安部、三島、岡田利規、イェリネクあたりを考えている。この一ヶ月は批評誌の準備とツイキャス、ユーチューブをよくやっていた。先日、インデザインが破損し大慌てだったが、wordを併用してなんとか事なきを得ようとしている。インデザは今朝、契約をキャンセルした。ツイキャスは慣れてくるとはまってしまう。ほどほどにしたい。ユーチューブも沼だった。すべてがアーカイブされているわけではもちろんないが懐かしい動画を観なおすことができてうれしい。8月に計画していた名古屋読書会の開催が怪しくなってきた。9月の大阪と11月の東京も同様だろう。ストレスが溜まる一方だ。明日は書店に行きたい。ようやく『意味の論理学』上巻が届いているので。ドゥルーズは成長ではなく反復と運動の徹底を説く。持続可能社会とは違う「別の革命を思考」するための社会であれ。

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