日記(12)
2019年12月1日
日中は精力的に活動できたのだが、陽が落ちて途端にやる気が萎んでしまい、コルタサルの短篇集の「動物寓話集」と「天国の扉」を読んだところで力尽きて、いままでずっとぼうとしていた。
昨日から「生存書簡二期」がはじまった。一期はPさんと白熱した遣り取りができてとても楽しかった。先日の文フリなどで十冊ほどはけた。結果的に姉妹誌みたいになった「好奇心の本棚」にもざっと目を通した。脱力したノリに文学的なフレーバーが漂うけっこう稀な読み物になっていると思う。「生存書簡」はお堅いしちょっと内省的すぎる。
Pさんにはいろいろと負担をかけてしまい申し訳なかった。あいかわらず僕はひとの気持ちを忖度する能力に欠けていると反省中。ひとの輪を広げすぎているのも僕の悪い癖なんだろう。
としょげかえっていてもどんどん未来は押し寄せてきてしまう。さきに進むしかない。
「前衛アンソロ」と「生存書簡」、多くのひとの協力なくして成立しなかった企画だった。心より感謝を表したい。そしてこれからまた困難なミッションが続く。人倫に反しないようくれぐれも気をつけたい。まずは自分のモラルを絶えず疑い点検することだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?