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アニメルカとREBOXならびにいくつかの感慨

複合的な理由でツイッター運用を自重中だ。「コンテンツと向き合うため」「公人ではなく私人に留まるため」「英語学習のため」など挙げれば切りがない。日常ツイートしない効用は本が読める、テレビが観られる、アニメが観られるなど。
『ソクラテスの弁明』(岩波文庫)再読は佳境。残20頁程。印象的な文章は「それは無技巧に思いつくままに漏らされる言葉である」(p16)、「なかんずく私の最も当惑するのは、ただその中に一人の喜劇作者がいるということを除けば、彼らの名前すら知り得ずまた挙げ得ぬことである」(p18)、「ソクラテスとかいう不都合きわまる男がある、彼は青年を腐敗させる者である」(p29)、「およそ世に、人間に関することの存在は信じるが人間の存在は信じないという人があろうか」(p38)、「持場を、換言すれば愛智者として生き自己ならびに他人を吟味すること」(p41-42)、「かならず私人として生活すべきであって、公人として活動すべきではないのである」(p48)。
テレビはNHK朝のニュース。単身者の遺品整理問題。港区のマンションで60代と50代で亡くなった男女の事例に涙した。
アニメは『ぼっち・ざ・ろっく!』(2022)。ようやく見通せた。歴史的な傑作アニメだろう。
アニメつながりでアニメの中古DVDを購入した。攻殻機動隊、けいおん!、カリオストロの城、コードギアス、プロメア。費用は同人誌通販の売上で賄った。帰宅すると『アニメルカ』が届いていた。伝説の同人誌。寄稿者は石岡良治、村上裕一、米原将磨など。vol.4で2011年刊。12年前だ。活動継続している方には敬服。いま流通していることも素晴らしい。果たしてREBOXの寄稿者に今後10年以上名前が通る人は現れるのだろうか。諸先人の奮闘をしかと目に焼きつけたい。たぶんツイッターやnoteは残らない。やはり本なんだろう。

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