日記(33)

2020年5月19日

 今朝はゆうちょの振り込み確認のため午前中に家を出てさっそく本の売り上げを引き出し、いそいそとスーパーに向かい菓子パンやらゼリーやらアセロラジュースやらを買い込んでしまった。帰宅後、カミュ『ペスト』の第3章を読み終える。墓穴の章といってもいいだろう。ここからの着想で5月30日のツイキャスの題目「生き埋めの身体性に抗してーー読書に関する試論」を思いつく。それから今月の「群像」の福嶋亮大「ハロー、ユーラシア」の一節を読む。面白いので通読したい。あとは「G-W-G」最新号の宮澤隆義「舞台なき舞台」のさわりを読む。『資本主義リアリズム』のあまり光を当てられていない部分を考察しておりこれもまた読み通したい。福嶋がアランやヴァレリーからの小林秀雄的なエッセイ風評論を踏襲したいと述べていたが大いに賛同する。ラーメンを食べ、風呂に入り、セロニアス・モンク「underground」を流しながら日記を書く。『ある島の可能性』は残り250頁。『ペスト』は残り180頁。読書会まであと2週間弱。なんとかなるだろうか。TLで貧困問題の議論がなされていた。うちは7040問題であり直に8050問題に突き当たる。困ったもんだ。なんとか自活していく方途を探る。文学はその慰めでしょうか。闘いでもあるのですが。 

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