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英雄の証明

予告編を見て気になってた映画、英雄の証明を見てきた。
渋谷Bunkamuraル・シネマにて。
この劇場も大好き。落ち着いていて、他の映画館よりもどこか優雅な雰囲気をもっている。そして上映されるラインナップも映画好きのための映画という印象を受ける。

映画はというと、もうとても好きでした。
ファルハディ監督の映画は淡々と進むけど、確実にストーリーにのめり込まされていく。演技や撮影もドキュメンタリーのようで、でも確かにドキュメンタリーとは違う。ファルハディ監督の作り方や題材がとても好きなんだと改めて感じた。

作られた情報に右往左往する人々。真実に虚偽でコーティングして情報を散布したり、メディアに出る情報は結局出どころの人達の都合の良いように作り替えて発表して、見る側は何の疑いもなくその情報を鵜呑みする。

SNSの普及により超情報化社会となった現代。イランでの実際にあった話を元にしている映画だけど、これはイランだけの話ではなく全世界共通に考えさせられる作品でした。

やはり実際に自分で見て、感じて、何が正しく、何が正しくないのか自分で見極めることがとても大事なんだなと感じた。
今もSNSには色々な情報がダダ漏れで、女優と何たらとか暴露系YouTubeとかあるけど、全ての情報に惑わされるのではなく、自分で考えること、取捨選択することの大切さを帰り道にぽやぽやと考えてました。

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