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終わる始まる

『くるぶしを濡らして』の公演が終わった。
本番や稽古の日々も含めて、とっても楽しい時間を過ごせて幸せだったなぁと改めて感じる。


前までは本番だけが楽しくて、稽古大嫌いだったけどここ何年かは稽古っていいなと思う。
というか撮影などは稽古しないでやるって怖すぎるよなとさえ感じる。


何度も何度も同じ事を繰り返すことによって、新鮮さが失われる!何度もやるべきじゃない!

などと思っていたけど、何度も稽古をすることで自信に繋がり自由になれるような感覚。
もちろん繰り返す分、新鮮にやることも難しいけど。


去年から今年にかけてとても素敵な人達と素敵な公演をやれていて、それだけで幸せ。

終わると寂しさや虚脱感のようなものもあるけど幸せだなぁと思うことの方が強いから、終わってから落ちることもなくなった。



『くるぶしを濡らして』が終わり、これから特に何の予定もなくなった。

ありがたいことに割とずっとお仕事が続いていたから、急になにもなくなってどうしようかなぁ。
色々できるなぁ。
人生は楽しいなぁ。



本番前の、あの緊張感ってたまらないよなぁ。
生きてるって感じするんだよなぁ。
みんなの緊張してる姿や集中してる姿を見るのも好きで、みんな生きてるー!ってたまらなく嬉しくなるんだよなぁ。

自分の課題も明確になって、それにも取り組んでいきたいし。


とにかく2024年になってから早いことにもう既に2ヶ月経ったけど、感謝でいっぱい。
一緒に舞台を作ったみんなも、協力してくれた友達も、観に来てくれた人も、感想送ってくれた人も。
感謝でいっぱい。
この気持ちはずっと大切にしないといけないな。


人が死ぬ前に幸せだったかどうかを判断する基準の研究結果があるらしくて、地位や名声、お金や生活の不安などよりも、人との繋がりがあるかどうかが幸せに繋がるんだって読んだことがある。

たくさんの人でなくても、誰か一人とでも繋がっていると感じることで幸せな人生だったと思えるのだそう。

まだ35歳だし、地位や名声や富を得てないからわからないけど、わかる気がする。ような気がする。


たぶん全部愛に繋がる気がする。
地位も名声も富も得ることで、愛に繋がるんじゃないかなぁ。わからないけど。


でも大金持ちになって、酒池肉林、傍若無人、欲望の大怪物になってもみたいなぁ。


全て無くなっちゃうんだろうなぁ。


そうなるとやっぱり不幸だよなぁ。


結局愛情を感じた時に幸福を得れるよなぁ。


でも愛情を得たいとか言うのも、ある種のエゴであって暴力でもあるのかもなぁ。



自分の幸せについて考えることができるなんて自分は幸せだなぁ。

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