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週末のBloombergより

◆今の環境下ではどんな投資家でもリスクを多少は減らさざるを得ない(キャッシュにシフトするしかない)。経験上、再び動いていいのはもっと死人がでてから。

◆銀行以外ではプライベートクレジット・エクイティが心配。これらは流動性がないので強制売却となると途端に値段が下がる。ホールドできれば逃げ切れることも多いので、強制売却を強いられないマネージが必要。

◆この10日ほどで銀行が人々が思っていたより脆いことが判明した:①監督が行き届かないゾーンがある、②長期にわたる低インフレ/低金利時代の後、デュレーションリスク管理が極めて弱い

◆金利が下がってきたので、サウジ(各種巨大プロジェクト)や米国(IRA)への投資拡大チャンス。

◆サマーズ教授はECBを高く評価(FEDも真似すればいい):①インフレと金融安定はそれぞれ別のツールでしっかりマネージ可能であることを示した、②フォワードガイダンスをなくして柔軟性を確保した


◆来週3/22(水)のFOMCは+25bpが妥当。ECB同様、元々予告していた幅でやるというのが変な憶測を呼ばない分安全。景気の強さからいうと本来+50bpだが、金融環境はかなり引き締まってきたし、今後貸し渋りも起こる。50やっても銀行システムは大丈夫という確信は現時点で持ちづらい。

◆マーケットは年内100bpの利下げを織り込んでいるが、これはまだまだ銀行が潰れるというシナリオ。景気減速が顕在化する年後半に少し下げるのが精一杯だろうから、カーブのインバートは解消しない。
◆今週の起債市場は米欧ともほぼ完全に麻痺。中小銀行から大手行やMMFへの資金シフト大。


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