長良川から切りひらく、川と人の未来|編集者のこぼれ話①
『長良川のアユと河口堰 川と人の関係を結びなおす』という本の編集を担当しました、農文協 編集部の馬場です。私は岐阜市の長良川の畔で生まれ、長良川水系で釣りや川遊びをして育ちました。最初に編集した本が、かくまつとむ著『野山の名人秘伝帳』でした。その後も戸門秀雄著『職漁師伝 渓流に生きた最後の名人たち』、千葉克介著・塩野米松解題『消えた山人 昭和の伝統マタギ』など、山河のなりわいをテーマにした本を企画・編集してきました。編集歴は16年ほどですが、今回の長良川の本には格別な思い入れ