彦根へ〜②彦根港から竹生島
6時半に朝ごはんを食べてお風呂に入ってからチェックアウトをする。荷物を置いてもらって、竹生島へ行くために彦根港への無料バスがあるとチラシで見たので駅まで行ってみると土日しか運行してなかった。タクシーで彦根港へ。湖で港ってなんか変な感じしてしまう。あんなに琵琶湖って大きいんだから港でいいんだろうけど。
彦根港から竹生島へ行く船は、井伊家の赤備え号。
普段は1日4往復あるんだけど、4月のこの時期は9時からと12時からの便しかない。どちらの船も40分ほどでついて80分ほど島に滞在し、帰ってくる2時間半ほどのコース。なので、朝9時からの船に乗り込む。
出かける前に彦根駅で泡の缶を買って一番前の椅子に座り、窓際に置いて飲んでたら、ちょっとした揺れで洋服から床面までびしゃ〜〜と泡がかかってしまった。蓋閉めてたけど、軽くしか締めておらず落ちてすごい飛び出すというなんともあかんスタート。
でも船が進んで島が見えてくると気持ちも上がる。
さて、ここで問題です。ひこにゃんがよく出すクイズ、「滋賀県で琵琶湖の占める割合は何分の一でしょうか??」答えは最後w
わくわくをのせて上陸!竹生島は無人島で、そこには、「宝厳寺」と「都久夫須麻神社」(つくすぶま神社)がある。元々神仏習合だったらしいが神仏分離令で分けられたとのこと。しかし、この二つは今でも舟廊下と呼ばれる廊下で繋がっている。
この神が住むといわれる竹生島の歴史は古く、宝厳寺は又しても行基によって開創されたと伝わっている。そして太閤秀吉の遺構が多く、国宝の宝厳寺の唐門は桃山様式で極彩色で豪華絢爛。これが、大坂城→豊国神社→竹生島と移築されたもので、秀吉が築城した大坂城のものらしい!
徳川によって多くが葬られた桃山建築が、こんな遠い島に旅してきたお陰で残されていたとは!2013年から20年にかけて全体修理されて塗り直されたとのことで、鮮やかな彫刻と文様で美しい。
お寺の修繕をした時に美しくなりすぎえて萎えてしまうことって私にはよくあるんだけど、安土桃山様式の建築は派手さがとても似合うのですごい良い。日光東照宮の陽明門を日暮門と名付けた人は天才だなあ〜
それと同じぐらい見飽きることのない美しさだ。
そんな中、唐門を入ってすぐのところに、びんずるさんが居られた!
その煌びやかな唐門の中でぼろぼろさが際立っている!注意書きが貼られていて、「お触れになる場合は、優しくお撫でください」とお願いされている。この古く色がはげてしまったびんずるさんが唐門の美しさの対比として素晴らしく機能していると思ったわ。そして優しくなでる。時代を感じる。奥には西国三十三箇所の一つにもなってる観音堂があり御朱印を頂いた。
本堂は日本三弁才天の一つで本尊のお前立艶かしく立っている。
堂内にも、古い弁財天が左右におられ、色っぽい。
舟廊下を渡って、都久夫須麻神社へと向かう。この廊下は太閤秀吉の御座船「日本丸」の船櫓の用材で建てられたとのことだ。
ここの都久夫須麻神社(竹生島神社)本殿も太閤秀吉が寄進した伏見桃山城の束力使殿を移転したもので、国宝。こちらは当時のままの色彩で色目を感じるのが難しいぐらいになっているけど、彫刻の細工が素晴らしい。欄間のように透かし彫になっていて向こうが見えるようで見えない。(ここは写真は撮ってはいけない)
そして有名なかわらけ投げ。湖に向かって願いを書いてかわらけを投げる。
鳥居を超えたら願いが叶うらしいけど、非力な私がそんなことできるわけがないw
写真を撮りながら竹生島をゆっくり回っても1時間ほどで船着場に戻って来られる。
長浜ビールIPAを飲みながら船を待っていた。船に入ってまた窓のところにビールを置いて荷物の整理をしてたら、また!ビールが洋服と足にかかった!!全く学習しない。あんなに波のない琵琶湖でも船ってすごい揺れるんやなあと。痛感したのでした。
竹生島から彦根港に戻ると11時半。さてこれからどうしようかな。。。続く
ひこにゃんクイズの答え
6分の1でした!思ったより琵琶湖以外が大きい!
23.4.14(金)〜彦根②
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