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「旅くじ」川村美術館〜⑥

旅くじ2日目、川村美術館へ。

旅の前日に予約はできないと言われたレストラン、「レストラン ベルヴェデーレ」は、午前10時からやってるというめちゃくちゃ早いオープンで(ランチだけで夜はやってない)、旅では早起きの私は10時過ぎに一か八かの思いでレストランをのぞいてみると、サービスのお姉さんが半分は予約で半分は当日でもいいようにしてるんですと言われ、今は入れますか?と聞くと12時まででしたら良い席をご案内できますと!

レストラン
イタリア語の「美しい眺め」という名前の レストラン ヴェルヴェデーレ

朝ごはんを食べずに行っていた私はブランチのように少し贅沢なランチをいただく。選べるコースになっていたのをどれも料金をプラスして、泡→白→赤ワインをいただきながら優雅ににコースをその美しいお庭が一望できるお部屋でおおよそ一人で頂いた。

こういう時、旅先の美味しいとこに行けると嬉しいな、美味しいものを食べることが好きな人生でよかったと思うよね。

早起きして川村美術館へ来れて良かったな。

良いお席を用意してくださったスタッフ、そして早くから美味しいお料理を出してくれたシェフありがとうございました。

さて、お料理をいただいてから、お庭を散策しましょう。

腹ごなしなのと一度、美術館を見てしまうとお庭が億劫になりそうなのでそいつも先にお庭を見せてもらうことにしている。四季折々の花が咲くようになっていて、所々に彫刻が置かれている。

ヘンリー・ムーア ブロンズの形態


どこも美しい

庭の奥に大日本インキの研究所がある。美術館の前には池と芝生があって絵本のようにとても美しい。

池の左奥の塔が研究所のあるところ

そこに二つの塔を持つお城のような入り口があってそこを入ると美術館だ。

ワクワクと中へ

アートが好きな人なら見ただけで作家名がわかるようなバルビゾン派・印象派以降ポップアート行き、って感じの有名絵画が落ち着いた雰囲気の中、展示されていて一番奥にロスコルームはあった。

ロスコルームはとても居心地良く、早い時間に訪れたためか一人でゆっくり堪能した。深い色の静寂の中に意味があるのだろうと思うけど、こんな作品をずっと描き続ける人ってどういう人なんだろうと考える。
絵を見てるようで自分の心の奥を見つめているような気持ちになる。
座っていた学芸員の方に、「ずっとここに座ってるってどんな気持ちになるんですか?」と聞いてみた。最初は特別な気持ちになったけど、ずっと座ってると慣れますよ、と言われてこの部屋に慣れるのって贅沢だなあと思う。

その他絵画や彫刻をじっくりと見て、お茶室でお茶もいただいた。

お茶室からの眺め

川村美術館を堪能し、駅に戻ろうとシャトルバスのバス停で待っていると「今から学芸員の説明で1時間で美術館内をめぐるツアーを行います」とのアナウンスが。ものすごく心動かされたのだけど、その日帰ることになっていたので、バスに乗ってしまった。

でも、なんであの時戻らなかったのだろうと今でも後悔している。また川村美術館へ来れる日は来るのだろうか。。。。

23.11.14~旅くじ⑥

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