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奈良

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奈良で学んだことわかったことその後勉強したこと
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#五條

奈良 五條への旅〜⑤ 栄山寺 天平時代の八角堂

五人旅の奈良、五条への旅。金剛寺を後にする時に、和尚さんにこの後、栄山寺へ行くと伝えるとちょっと遠いよと言われた。確かに歩いて行くのは結構遠かったけど、知らない町を歩くのは楽しい。 この旅の発端となったのは、私がこの栄山寺にある 天平時代の八角堂を見に行きたいと五條出身の友人へ伝えたこと。noteでmitimasuさんの世界最古の木造建築について書かれてある記事を読んで俄然興味が湧いたのだ。 このお寺、栄山寺は719年に藤原武智麻呂公が創建した藤原南家の菩提寺。そしてこの

奈良 五條への旅〜④花の寺金剛寺

友達五人との五條旅の2日目の朝、リバーサイドホテルで朝食をいただく。 今日は二つのお寺を回る。一つ目は、花の寺、金剛寺。 本堂は茅葺でとてもかっこいい。 まず本堂を見せていただく。中にはたくさんの仏さんがおられ、とてもにぎやか。楽しい気分にさせてくれる。 この奥の観音堂の鴟尾には「唐招提寺金堂之模造」と印がしてあるとのこと。唐招提寺の長老によって建てられたとのことで、そう言われば似てるかな、、、? サイズ感が違いすぎてちょっとわかりにくいw でも、奈良から離れた五條

奈良 五條への旅〜③ 五条新町

賀名生からバスで戻って、天誅組の軌跡をたどってから、五條新町の街並みを散策する。 五條新町、こちらは江戸時代の商家の町家が立ち並ぶ通り。江戸期そのままの家が立ち並ぶ様は、奈良だと宇陀松山よりも全然長く、大和八木の今井町よりも観光化されてなく、佇まいが素晴らしい。 町中の資料館へ入っては中におられる方に説明をしてもらう。この五條という町の人たちはとても愛想がよく真面目でサービス精神たっぷりに解説をしてくれるので感心する。 日本で一番古い町家はここ、五條新町にあって、今も生

奈良 五條への旅〜② 幻の五新鉄道と維新先駆けの天誅組

賀名生よりバスで戻って昼前に今日のお宿のリバーサイドホテル。荷物を預け、ホテルの目の前にある町中華ランチをお腹いっぱい食べて、近くに印象的な面持ちで立っている幻の「五新鉄道」を実感しに行く。 こちらは、明治の末から建設の機運が高まり、五條から和歌山の新宮までを結ぶ予定だった「五新鉄道」の幻の跡。 この鉄道が完成していたら奈良の南部は今よりも行きやすい町となってたのだろう。しかしもし出来上がっていたら、奈良の奥地の神秘性や古代より逃げる人たちが隠れる場所であった歴史を感じる

奈良 五條への旅〜① 賀名生(あのう)

前の日、お昼から12時過ぎまで仕事で酒量が多かったのに、奇跡的に起きれて良かった!なぜならこの旅は、早起きができないと全てがうまくいかない旅なのだ!(そのため土曜日はできる限り飲まないでおこうと思ってたのにそんな日に限って反対になってしまう。。これも宿命だろう。 今回の旅は1泊2日で旅の仲間は6名。その中の一人の友人は五條市生まれ。私が奈良について学びたいと思った時に、五條の榮山寺が日本で二番目に古い八角堂と知って友人にいつか連れて行って欲しいと言っていてそれならば秘仏公開の