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奈良

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2021年11月の記事一覧

東大寺の兜跋毘沙門天

前にKindle読み放題で読む「見物記」のすごさにはまっていると書いたことがあるけどその「マイブーム」はずっと続いていた。 その中で引用した 「寺ってこれが恐ろしいよね。来るたびに見えてくるもんが別なんだよ。〝おのれを見せてやるぞ〟ってことなのかな?」(『見仏記4 親孝行篇 (角川文庫)』(いとう せいこう, みうら じゅん 著)より) この言葉を噛み締める時がまたやってきた。私がファンクラブに入っている東大寺、それも大仏殿の前にある「東大寺中門」! 東大寺の南大門を

中華処 青天

ならまちでお寺を堪能した後、昼ごはんは。。。と東向商店街方面へと歩いていたときに、ああ、前に牛肉のひつまぶしのももしきの店長さんに聞いた麻婆豆腐が美味しい中華の事を思い出した。 中華処 青天 そこは何度もチャレンジしてるけど縁がなかったのか開いてたことがなかったのだけど、この日はラッキーに少し並んで入ることができた。青島ビールのIPAってのがあり、麻婆豆腐とマリアージュで初めて飲むことにする。青島とは思えないほどしっかりした味わい。しかし他のIPAよりも優しさがある。苦す

福智院、十輪院、元興寺02、興福寺の五重塔

この日も朝早くに家を飛び出して、9時17分には近鉄奈良駅についていた。 最近マイブームのw、見仏記を読んだり見たりしてる中で、奈良で気になったお寺が2寺あり、そこへ行こうというプラン。どちらもがならまちの中にあり、それならとまず元興寺へと向かった。ならまちそのものが元々元興寺の境内みたいなもの。昔はとても大きなお寺だったのだ。という文言はよく書くけど、奈良市の中心でほんまに大きさを保ってる東大寺はすごいなあと他のお寺の事を調べるといつも思う。 元興寺は、日本一古い瓦が今も屋

大安寺

東大寺転害会を見終わってから、近鉄奈良駅よりバスに乗り、大安寺へ。 南都7大寺で唯一行けてなかったところだ。(東大寺・興福寺・西大寺・元興寺・大安寺・薬師寺・法隆寺の総称。法隆寺のかわりに唐招提寺を入れることもある。)奈良時代に平城京(南都・奈良)およびその周辺に存在して朝廷の保護を受けた7つの大寺が南都7大寺。そのお寺たちが全部残っているって素晴らしい。でもその中でも一番外れにあって、大安寺は行きにくいところにある。バス停を降りると住宅地なんだけど、どの家にもプロパンガス

東大寺の転害会、正倉院

朝早く起きて阪神御影駅から近鉄奈良駅へ。その後バスで東大寺大仏殿まで慣れた足取りで向かう。行きの電車の中から子供達が先生に引率されてどんどん入ってきて遠足の小学生だらけの東大寺。大仏さんも賑やかで喜んでいるだろう。 この日のメインの「転害会(てがいえ)」は1年に一度、10月5日の東大寺の手向山八幡宮で行われるお祭り。今年はコロナで縮小されているものの、法華堂の隣の手向山八幡宮で神事が行われているのでまずそちらへ行く事にする。着く少し前から雅楽が聞こえてきて期待が膨らむ!舞台

西大寺02、秋篠寺02、秋篠競輪、新薬師寺02

この日は朝早く起きて近鉄難波から泡缶を飲みながら近鉄西大寺まで。 西大寺は昔は東大寺ぐらい大きかったらしいけど、今はそこまで大きくはない。しかし見るべき仏像はたくさんあるし重々しい瓦の本堂は大好きだ。そう思うと京都は東寺と共に西寺も作られたらしいけど残ってないんやねえ。 西大寺は次の日から大きな法要があり、そのお陰で本堂には入れないと書いてあって、ショック! 法要のことはHPで見て知っていたけど入れないとは!塔頭で、でっかい長谷寺式十一面観世音を見たり、創建当時からでは唯