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冬季スポーツ宿泊研修 in ニセコ 【週刊新陽 #146】

私事ですが、1月27日(土)に姪っ子が結婚式を挙げました。彼女は大学進学と同時に神戸へ行き、そのまま関西で就職。結婚式も神戸で、ということで先週末は私も神戸へ。

親族と友人に囲まれたとても和やかな式と披露宴が終わり、あたたかい気持ちでホテルの外に出ると、神戸ルミナリエの「光の回廊ガレリア」が輝いていました。

阪神・淡路大震災の記憶を後世に語り継ぐとともに神戸の希望を象徴する行事として1995年から開催されてきたルミナリエ。今年、4年ぶりの大規模開催とのことで、神戸の街の各所で幻想的なイルミネーションに多くの人が集まっていました。


札幌ならではの冬季スポーツ学習

同じ週末、新陽高校の1年生が宿泊研修に行きました。

今年は冬季スポーツ学習とチームビルディング研修(コンセンサスゲーム)を兼ねた、ニセコでの一泊二日プログラム。新陽の冬季スポーツ学習はスキーとスノーボードどちらかを選ぶことができます。(ちなみに今年の2年生は、札幌国際スキー場日帰りの冬季スポーツ学習です。)

2日間のスケジュール(予定)はざっとこんな感じです。

【1日目】1月26日(金)
8:15 東光ストア集合・8:35 バス出発
11:15 ニセコビレッジスキーリゾート着
11:45 冬季スポーツ学習(スキー、スノーボード)
14:30 フリー滑走
16:30 コンセンサスゲーム「雪山サバイバル」
18:30 夕食後、入浴・就寝

【2日目】1月27日(土)
7:00 起床後、朝食
9:00 冬季スポーツ学習(スキー、スノーボード)
13:00 フリー滑走
15:30 ニセコビレッジスキーリゾート発
18:15 自衛隊前駅到着・解散

直前まで予定変更の連続

出発の朝、集合場所である東光ストア自衛隊前駅店の駐車場へ見送りに行きました!

なお宿泊研修や冬季スポーツ学習など大型バスで生徒が移動する行事の際にはいつも、学校の近くにある東光ストア様の開店前の駐車場をお借りしています。駅から近くスペースも広いので生徒が集合しやすく、大変助かっています。

さて今回の宿泊研修、実は実施できるのか直前まで心配しながら、様々な調整と予定変更を繰り返して臨みました。

まず、1月22日(月)の朝の時点で教員が数名コロナ陽性あるは体調不良となり、授業を行うことが難しい状況となってしまいました。生徒も数名発熱で欠席していたので、これ以上の校内での感染拡大を防ぐことを目的に22日〜23日の臨時休校を決定。

そのおかげで更なる感染拡大はなかったものの、臨時休校は24日(水)まで延長。25日(木)は1年次・2年次を時差登校にし、1年次は宿泊研修の事前学習を行うことにしました。

当初はこの週、ホームルームなどの時間を使って、バス・部屋・スキー/スノーボードの班ごとに生徒が顔合わせしたり、現地での動きや実施内容を詳しく確認したりするつもりだったのですが、休校となり全ての予定が総崩れに・・・。

さらに追い打ちをかけるかのように24日から25日にかけて暴風雪の予報。雪害や交通機関の混乱が予想され、市内の小中学校は休校になるらしいとの情報が入ってきました。

せめて宿泊研修の前日だけでも対面での事前学習をしたかったのですが、無理に登校させて事故でも起きたら元も子もありません。宿泊研修担当の先生たちとも相談の末、25日はオンライン授業としました。

そして迎えた当日。結局朝まで降り続いた雪の影響でJRやバスの遅延があったり、あちこちで渋滞が起きていたり、ちゃんと集合できるのかヒヤヒヤしましたが、前日のオンライン事前学習の成果か早めに家を出るなど間に合うように行動した生徒も多く、8時過ぎに続々と到着。

引率の先生たち。参加生徒全員と連絡が取れて
まずは一安心した瞬間の笑顔です(^^)

出発予定時刻の8時35分、乗る予定の生徒が揃ったバスから出発。

その後の行程との兼ね合いもあり、東光ストアの開店時間も迫る中、間に合わない生徒は集合場所に来るよりも途中でピックアップしたほうがよいと判断し、8時50分過ぎ、最後のバスが出発していきました。

居残り先生たちと一緒に生徒たちを見送りました。
「行ってらっしゃい!楽しんで!!」

やればできる!ニセコを満喫

見送った後、引率した先生から「〇〇(途中合流の生徒)ピックアップしました!」「ニセコに到着しました!」「1日目、無事終了しました。」など都度チャットで連絡を貰い、同行できなかった寂しさを少々感じながらも、無事に宿泊研修を実施できたことにホッとしました。

(以下、写真は引率した植田先生提供)

生徒たちは抜群の雪質を誇るニセコでのアクティビティを満喫したようです。

週明け行った参加生徒のリフレクションでは、とても満足 38%/満足 37%/どちらでもない 19%/やや不満 5%/とても不満 1%と、4分の3の生徒が満足したという結果に。

満足と答えた生徒たちからは
「楽しかった!!」
「先生に教えてもらってスキーが上手くなった」
「あまり話せる人がグループにいなくて不安だったけど、行ってみたらみんなと話せて仲良くなった人もいたからよかった」
「スノボも上達したし、友達と色々話せた」
などの感想がありました。

一方、体調が悪くなってしまったり、仲の良い友達と同じ部屋やグループになれなかったことで不安があったり、不満が残った生徒たちも一部います。

なお「今回の宿泊研修で良かった点は?」という質問(複数回答可)に、生徒が選んだダントツのトップ2が「スキー・スノーボード授業」と「友達との時間」(どちらも7割近い生徒が選択)。

そして「今回の宿泊研修でどんなことが学びになったのか」、自由記述式で書いてもらったものをテキストマイニングしてみると「滑れる」「学べる」「話せる」「できる」という動詞が多かったのが印象的でした。(「転ぶ」もけっこうな割合ありました・笑。)

1年次の生徒にとっては初めての宿泊行事。学校で親しくしていた友達も寝食を共にすればさらに新しい一面が見えたり、あるいは学校ではほとんど話したことがなかった生徒同士がグループ分けで偶然一緒になり仲良くなったり、人間関係を経験する貴重な機会になったと思います。

また、ルールの大切さや安全への意識を高めた生徒もいたようで、北海道ならではの冬季スポーツを絡めた宿泊研修となりました。

夕食後、率先して食器を片付けていた生徒たち。
バイトでの経験が活かされていたようです!

【編集後記】
スキーとスノーボード、教えてくれるのは新陽の先生たちと現地のインストラクターの方々です。さすが北海道出身の先生たちはウィンタースポーツに強く、引率と指導を兼ねてくれて頼もしい限り。
さらに今回、インバウンド誘致に成功した地域として知られるニセコという土地柄もあり、インストラクターには外国籍の方もいて英語でのレッスンもあったとのこと。学校から2時間で異文化体験できるのも、新陽ならではだと思いました。

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