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教員も本気で挑戦。かけがえのない経験と同志を得る 【週刊新陽 #121】

今週は、長いような短いような1週間の夏休みをいただき東京で過ごしています。

この間に、ずっと行きたいと思っていたところに行ったり、会いたかった人にひさしぶりに会ったりしたいなと思っているのですが、先週末はへラルボニーのポップアップストアに行くことができました!

アーティストさんたちの作品を直に見て、スタッフの方々からお話を聞き、ますますへラルボニーの世界観のファンになりました。


本気で挑戦し自ら道を拓く人、募集!

さてこの度、新陽高校は次年度に向けて教員の募集を開始しました。多様性を重んじる教育を実現する「個性と専門性に富む教職員集団」の仲間になって一緒に挑戦しませんか?

経験を活かして挑戦したい方も、新しいことにチャレンジしたい方も、大歓迎です!

2024年度採用の募集要項はこちら(募集要項にある教科以外でも、本校に関心を持ってくださった方はご一報ください。)

*その他詳細はウェブサイトの募集ページ

世界最古の求人広告になぞらえて

学校のビジョン『人物多様性』を掲げた2021年から、教員採用のコピーとして出しているのが以下の文章。今年で3年目となりました。

求む教育者。至難の旅。わずかな報酬。極寒。
挑戦の日々。絶えざる探究。 安定の保証はない。
成功の暁にはかけがえのない経験と同志を得る。

これは、世界で最も古いリクルーティング広告の一つと言われている南極探検隊の隊員募集広告のオマージュです。

求む隊員。至難の旅。わずかな報酬。極寒。暗黒の日々。絶えざる危険。生還の保証はない。成功の暁には名誉と賞賛を得る。
- アーネスト・シャクルトン


MEN WANTED for Hazardous Journey. Small wages, bitter cold, long months of complete darkness, constant danger, safe return doubtful.Honor and recognition in case of success.
- Ernest Shackleton

1914年ロンドンの新聞に出されたと言われる募集広告

ちなみに前半は原文そのまま。なぜなら、新陽で教員として挑戦することは決して平坦な道ではなく、給料も残念ながら高いとは言えないです。また実際、北海道の冬は極寒(とは言え南極ほど寒くはない)です。

後半は、新陽オリジナル。

まず、生徒の挑戦と探究を応援する高校として、教員も挑戦し探究し続けます。

そして、新陽の先生になったからと言って名誉や賞賛は得られないかもしれないけれど、間違いなく、かけがえのない経験と同志は得られます。控えめに言って、新陽の先生たちは最高です。好奇心旺盛で個性的なメンバーが多く、みんなフラット。

なお今回の募集に際して、キービジュアルの写真を提供してくれたのは国語科と学校設定科目「アウトドア探究」を受け持つ髙橋励起先生。登山家でもあり、この写真はヒマラヤ登頂の時のものだそう。

どんな学校で、どんな先生たちがいるか、「教育現場のWow!WORK by 先生の学校」の励起先生のインタビュー記事も是非ご覧ください!

学校組織はみんなで作る

先日、『未来の先生フォーラム』のオンラインプログラムで、学校組織をテーマにしたセッションを受け持たせていただきました。

学習する組織(学習する学校)』について、ベースとなっている理論と実際に新陽で取り組んでいる内容を紹介したのですが、こういった講演でよく聞かれるのが「誰が組織づくりを進めるのか」や「自分は校長ではないのだがどうしたらいいか」といった質問。

もちろん、リーダーである校長は率先してより良い組織になるようマネジメントするべきですが、組織は校長だけでは作れません。

私がよくお話するのは、リーダーシップについて。リーダーシップとは、目標達成のために誰もが発揮できる肯定的な『影響力』のこと。リーダーだけが発揮するものではないという考え方に基づき、『学習する組織』もみんなで作っています。

新陽のスクール・ミッションで、「本気で挑戦し自ら道を拓く人の母校。」に続けて敢えて「常に新たな改革に取り組み、高校教育を再創造する。」という文言を入れているのは、ファーストペンギンであり続けたいという自分たちの願いであり覚悟を表しているつもりです。

新陽の組織改革や新しいカリキュラムづくりについて、メディアでも時々取り上げていただくので知ってくださっている方もいるかもしれませんが、インタビュー等でもいつも言っている通り取り組みは現在進行形で、まだまだ未完成で未成功。

ご自分の経験や創造性を活かして学校をもっと面白くしたい!と思っている方に、ぜひ仲間になっていただき、私たち教職員や生徒たちに影響を与えてほしいです。

(学校紹介の動画を見ていただくと雰囲気を感じてもらえると思います!)


なお、新陽の教員の働き方も、一般的な学校のそれとは少し違います。

前・荒井校長時代から就業規則の改定やデジタル化など働き方改革が進められていますが、なかなか知られていない部分でもあるので補足しておきます。

  • 1年単位の変形労働時間制を導入しています

  • 週1回のノー残業デーがあります

  • 時間外(残業)手当が支給されます

  • 部活動顧問は希望制(やらなくてもOK)です

  • クラス担任がなくハウス制・グループメンター制です

制度等について、もっと詳しく知りたい方は、個別にお問合せください。

【編集後記】
新陽で働くことの個人的な推しポイントは「札幌で暮らす」あるいは「札幌で働く」ということ。新陽は札幌駅など中心部から、地下鉄+徒歩でも車でも30分圏内と便利です。それでも近隣は自然豊かで、学校からの眺めも良く、都市型生活と田舎の暮らしが適度に両立できる環境は実はなかなか貴重なのでは、と幸せに感じています。

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