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「心よ踊れ、街よ輝け。」YOSAKOIソーラン祭り、まもなく開宴 【週刊新陽 #110】

札幌にも新緑の季節がやってきました。

先週は暑い日が続きましたが、今週前半は寒さが戻って気温は低め。それでも日を追うごとに日差しが強くなり夏に向かっているのを感じます。校庭の木々もすっかり緑が濃くなってきました。

本格的な夏の暑さが来る一足先に、札幌の街が熱くなるYOSAKOIソーラン祭りまであと2週間!今年も、新陽の1年生が出場します。

▼▽▼昨年の演舞の様子はこちら▼▽▼

新陽ソーランを踊る

新陽高校の1年生は、2017年からYOSAKOIソーラン祭りに出場するようになりました。以来、入学すると体育の授業や放課後に練習を行い、6月の本祭を目指します。

4月後半になり南中ソーランの音が体育館から聞こえてくるようになると、「この季節が始まったね〜」と口を揃える事務の職員や先生たち。

小学校の時によさこいソーランを踊ったことがある、という生徒もちらほらいますが、ほとんどは初めて。動画を見て曲を覚え、振り入れするところから始まります。

踊りが得意な子ばかりではないので、全員が振り付けをマスターするのには時間がかかりますが、本祭では会場ごとにフォーメーションが変わるため、ただ踊れればいいわけではありません。時間が限られている中、踊りの精度を上げたり、フォーメーションを考えて覚えるのも必要。

そこで重要な役割を担うのが、各チームの『YOSAKOIリーダー』たちです。立候補してリーダーになった生徒たちが、放課後やお昼休みにミーティングを重ね、練習中も仲間に声をかけ、時に優しく時に厳しく、みんなを引っ張ります。

GW前後は「あと1ヶ月で、ちゃんと人前で踊る状態ができるのかな・・・?」と少々不安になりましたが、本番が近づきカウントダウンが始まるといよいよリーダーたちの気合も増し、みんなの本気に火がつき始めました。

66期生の『新陽ソーラン』がどんなふうに仕上がるのか、楽しみです!

廊下に貼り出されているフォーメーション

302名で踊る

今年の1年生は302名。本祭では、青藍(せいらん)・蒼天(そうてん)・紺碧(こんぺき)・群青(ぐんじょう)の4チームに分かれて踊ります。

スタートは学校の近くの澄川会場。2チーム続けて演舞します。

そのあと、それぞれのチームが各会場(大通公園西8丁目メインステージJR札幌駅南口広場会場道庁赤れんが会場、のうち2箇所)でパフォーマンス。チームごとに違うフォーメーションで、会場によって振りのアレンジも変わるので、いちばん各チームの個性が出るのがこの2回の踊りかもしれません。

そしてクライマックスは大通パレード会場。2チーム合同で7丁目から5丁目に向け進みながら踊ります。150名が新陽の法被を着て通りを埋め、一斉に舞う姿は圧巻です。ぜひ会場に足をお運びいただき、生徒たちの勇姿をライブでご覧ください!

地元で踊る

さて、今年のYOSAKOI、今までと違うことが一つあります。

それは、新陽がある南区澄川に演舞会場が戻ってきたこと!13年ぶりの澄川会場復活ということで、地元の方々も盛り上がっています。新陽も、生徒の演舞はもちろん、微力ながら会場運営にも加わらせていただいています。

先日も、澄川にある13の町内会による澄川地区連合会の集まりに参加させていただいたのですが、澄川会場が復活すること、そして新陽生も踊らせていただくことを「楽しみにしてるよ!」と言ってくださる方がたくさんいらっしゃいました。

新陽は私立の学校ですが、65年前からずっと澄川と共にあり、地元の方々に守られ育てていただいた地域の学校だと思っています。

当日、全てのチームが澄川会場を皮切りに本祭での演舞を行なっていくのは感慨深いものがあります。生徒たちには、地域の方々への日頃の感謝を込めて、精一杯踊ってほしいと思います。

グラウンド練習で流れる大音量の南中ソーラン、
近隣の方々にはお騒がせして申し訳ありません。

【編集後記】
第32回YOSAKOIソーラン祭りは、6月7日(水)~11日(日)の5日間に渡って開催されます。この期間は札幌がYOSAKOI一色。特に大通周辺は、華やかな衣装を着て化粧や髪型もバッチリの各チームの踊り手さんが大勢行き交い、すれ違う時には声をかけ合ったりして、さらにお祭りムードが盛り上がっていきます。
今年の参加はなんと本祭だけで100チームもあるそう。澄川のお隣の平岸には、歴史が長くそして強いチーム「平岸天神」があり、新陽の有志生徒も参加しています。こちらも応援しに行きたいと思っています。

2023年のYOSAKOIソーラン祭りポスター

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