校長先生と呼ばれるようになりました 【週刊新陽 #2】
「週刊新陽、楽しみにしてるよ」というお声をいただくようになり取材活動にも力が入ってます、#複業する校長 の赤司です。
第2号は始業日からの1週間(4/8〜4/14)をレポートします。教室や廊下に生徒がいると、やっぱり学校らしくなりますね。
生徒たちが登校してきました!
4月8日は始業式です。2・3年生が登校してくるので、職員室は朝からウキウキ、ソワソワした空気。校内の掲示もお祝いムードです。
札幌での感染状況に警戒感が漂う中、オンライン開催も検討しましたが、最初が肝心とのことで全員登校しての対面での始業式を決定。生徒間の距離を取るため2・3年生を分けて計2回の着任式・始業式を行いました。おかげで2回目の自己紹介はすこし余裕をもって臨めました(翌日あんなに緊張することになるとは、この時の私はまだ知らない)。
「入学を許可します」
4月9日、予報では雪マークも出ていましたが、ときどき日が差すくらいの曇り。いつもより早めに登校し、新入生(というよりは保護者・笑)のごとく写真を撮ってもらいました。ちなみにこの時もまだ全然緊張してません。
「新入生入場!」のアナウンスとともに入学式が始まります。背筋を伸ばし引き締まった表情で歩いてくる新入生を精一杯の拍手で迎えました。
そして式のクライマックス。担任の先生に名前を呼ばれ、起立していく生徒の顔を壇上から見ていたらドキドキしてきました。一人ひとりの大切な3年間を預かるという実感が急に湧いてきたのです。光栄で重大な、校長にしかできない『入学許可』。
「ただいま名前を呼ばれた231名の本校入学を許可します」
そう言った後に式辞を述べました。緊張を引きずって最初の4行は噛みまくりでしたが、伝えたい気持ちだけでなんとか最後まで話し切りました。
ホームルームと授業開き
週が明けて12日からは徐々に日常のはじまりです。オリエンテーション的なホームルームやコース集会、個人面談などが行われます。担任の先生を中心に、コースや学年で連携しながら丁寧に年度をスタートさせていくのが、学校の中に入って初めてよく分かりました。
年度始めの『授業開き』には各教科、各先生の個性が出ます。廊下から覗いてみると、授業の内容や方針を説明する先生、アイスブレイク的な活動をしているクラスなど色々です。
《1年生のクラスでは校内見学も》
自分でやったほうが早い病
探究コースのチームビルディング研修に、リクルートの社内組織・HITOLAB(ヒトラボ)の福田さんと堀川さんが来てくださいました。福田さんは昨年度からミネルバ大学プログラムなどで新陽に関わってくれています。
リーダーシップやフォロワーシップ、チームや協働といったテーマはさながら企業研修。日々、プロジェクト型学習(PBL)に取り組んでいる生徒たちにも刺さる内容だったようです。
チームでよくある『病』が紹介されると、「あるある」と頷く生徒と先生たち。
・自分でやった方が早い病
・誰かがそのうちやるっしょ病
・陰で不満言いがち病
PBLでは、メンバーのモチベーションに差があったり、自分が期待するレベルの成果物を他の人が出してくれなかったり、と様々な葛藤があります。
「自分でやったほうが早い。自分がやるほうが良いものが出来る。こういう場合はどうすれば良いですか」という質問に対する福田さんのアドバイスは『 I(私)』じゃなくて『We(私たち)』で考える、つまりプロジェクトで取り組むチーム(私たち)の目的はどこか、ということ。
『人物多様性』をビジョンに掲げる新陽高校としても、この「We」で考えるスタンスを大切にしたいです。
《ワークショップ後も熱いトークは続く》
【編集後記】
校内をうろうろしていると「あ、校長先生だ」と声をかけてくれる生徒がいます。「3年のカワイイ子たちでーす。覚えてくださいね♡」とか「始業式の時は遠くてよく見えませんでした(縦長の体育館でソーシャルディスタンス整列だったため後ろの方の生徒の顔は私もほとんど見えませんでした・・)。若いっすね〜」とか「赤司校長ですよね。黒子のバスケの赤司と同じなので覚えてます!」とかとか。
みんなの名前と顔を覚えるのは大変ですが、まずは覚えてもらうことを目標に生徒たちと接点を持っていきたいと思います。
今週も長文になってしまいました・・・最後までお読みいただきありがとうございました!では、また来週。
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