コント台本「ビラ配り」

音楽：サニーデイサービス「春の風」
・登場人物：宗教勧誘（男）、メイド（女）、サラリーマン（男）
・曲に合わせて動くほぼサイレントネタ
・「」は歌詞、〜は省略です

◎街中で宗教勧誘とメイドがたまたま隣り合わせでビラ配りをしているところから始まる（下手側に宗教勧誘、上手側にメイド）

宗教勧誘『神は私たちに幸福をもたらします』（ビラを配るが、断られる）

メイド『メイド喫茶いかがですか～にゃんにゃん♡』（ビラを配るが、断られる）

※ここから先、ずっとサイレント

◎イントロ
お互いに目が合い、睨み合ったところで曲が始まる

◎「今夜～働いてる」
二人がビラを配り、断られ続ける

段々ビラ配りの動きが激しくなる

◎「そうさ、〜拾い集める」
宗教勧誘がメイドの肩を叩き、遠くを指さす（下手の方）
メイドが宗教勧誘の方を向き、お互いにうなずく

◎「また〜探している」
（下手からサラリーマンが走ってくる）
時計を見ながら慌てて走る、いかにも遅刻しそうなサラリーマンが現れる

◎「行きずり〜kissで」
サラリーマンの前に二人が現れ、ビラを突き出す

◎「僕を～かがせて」
二人がジャンプしながら、サラリーマンを取り囲む

◎「春の〜いる」
サラリーマンが逃げ出し、二人が追いかける
（全員上手にはける）

◎「くじらみたいな～なに？」
上手から走ってサラリーマンがステージに戻ってくる
真ん中で一度立ち止まるも、また逃げ出す
（下手に走って逃げる）

◎「どっかで～経つ」
上手から走って宗教勧誘とメイドがステージに戻ってくる
真ん中で一度立ち止まり、また走り出す
（下手に走る）

◎「五線譜～愛を伝える」
（下手から出てきて、ステージの真ん中に改札があるようなフリをする）
サラリーマンが改札をタッチして通り、上手側で立ち止まり、後ろを振り返る

◎「おまえの～星のよう」
（下手から出てきて、ステージの真ん中に改札があるようなフリをする）
メイドと宗教勧誘もステージにやってくる
メイドは改札をタッチして通り振り返ると、宗教勧誘がもたもたと切符を買っている

◎「出し抜けに～smileで」
メイド、サラリーマンの肩を叩いて宗教勧誘の方を指差し、『あいつのこと待ってあげよう』と言いたげなそぶり
サラリーマン『えー』という顔をする

◎「僕を〜させて」
無事に切符を買えた宗教勧誘、改札を通る

改札を通って三人でガッツポーズ

◎「君の〜かがせて」
メイドと宗教勧誘がサラリーマンを指差す
サラリーマン、目的を思い出し、走り出す
（サラリーマン、上手に走って逃げる）
（つられて、二人も上手に走る）

◎「春の〜いる」
（ステージの真ん中に電車のドアがあるフリをする）
上手から走ってきたサラリーマンが電車に乗り込み、座る
追いかけてきた宗教勧誘とメイドが乗り込み、座る

◎間奏
（下手側から、宗教勧誘・サラリーマン・メイドの順で空気椅子）
三人が電車で移動している（小刻みに揺れて、電車に乗ってる感を出す）
宗教勧誘とメイドが途中で同じタイミングで席を譲る
サラリーマンがなんだか気まずくなる

◎「僕を〜させて」
三人が電車から降りる

◎「君の〜かがせて」
宗教勧誘とメイドがそれぞれ、サラリーマンにビラを突き出す

◎「春の〜いる」
サラリーマンが逃げようにも二人がふさぐ

◎アウトロ
一通り悶着
サラリーマンが二人のビラを受け取って帰る
（サラリーマン下手にはける）

◎曲が終わる
二人がハイタッチ

〜終わり〜