男女の賃金格差:豪政府機関が示すデータと分析の力
豪州の公的機関である職場の男女平等機関(Workplace Gender Equality Agency, “WGEA”)が従業員100人以上の5,000社規模を対象に男女の賃金格差データを公表した。2023年の賃金格差は19%という結果で、日本の21%(OECDデータ、2022年)よりやや低いものの、OECD平均の12%よりかなり高い数字だ。もっとも賃金差が大きい企業では73%という驚きの格差がある。
従業員100人以上という閾値(しきいち)を超える(日本では301人以上