2024.2.9 グラコロって最高

今やマクドナルドすらコスパ悪い、と感じてしまう程度に貧乏性な私なのだけど、年に1回だけ感覚がバグるときがある。それは12月、グラコロの販売されるシーズンである。

グラタンコロッケバーガーがいつのまにか「グラコロ」と略されて展開されるようになり、そして私もそれを当然のように受け止めている。ふわっとしたバンズに、千切りキャベツとともに挟まれたグラタンコロッケ。構成要素取り出すと、バンズも、コロッケの衣も、ホワイトソースもマカロニも、ほとんど小麦粉由来。それでも、ひとつの食材が形を変えてこんなにも美味しいものを構成できるだなんて、毎年毎年その奇跡に心震える。たぶんマックのバーガー類の中でも原価率は相当低いと思われるのに、なぜ通年メニューにならないのだろう、というのが長年の謎だったりする。

そんなわけで、コスパ無視して毎年5回は食べないと気がすまないグラコロだけど、昨年12月の最新シーズンに、バーガーのサイズが例年より小さくなっているような感覚を持ってしまった。
いや確かに美味しい、美味しいけど、「くら寿司」3皿分と同額、と言われると若干の戸惑いがないか?

そんなにグラコロが好きなら、自分で作ればいいのでは? そうすれば好きなだけ食べられるかも!と発想を転換。そしてグラコロは驚くほど簡単に作れることに気づいてしまった…。
マカロニはレンジゆで、ホワイトソースは業務スーパー購入の「ホワイトルゥ」と牛乳でお手軽に。あと玉ねぎみじん切りにしたり、鳥のひき肉を入れたり。原価150円程度で、10個分のコロッケだねが出来上がった!

好きな分だけ上げて、熱々の揚げたてにたっぷりソースをかけて一口。最高である。最高の錬金術を手にした気分でもある。あとはバンズがあれば完璧かなと思いつつ、気づいてしまった。私、「グラコロ」が好きなんじゃなくて、グラタンコロッケが好きなだけなんだ。バンズなくても全然美味しいや。


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