小川信彦 Nobuhiko Ogawa

小川信彦 Nobuhiko Ogawa

最近の記事

立木を見上げる

父と母が旅行から帰ってきた。岐阜は飛騨高山から石川金沢まで、一週間の行程を無事に終え、つい昨日帰ってきた。 今回の旅行は珍しく予定を事前に組んだらしく、数週間も前から何度も何度も日程表を見せられた。 毎日、その日の様子が家族のグループラインに送られてきて、その自撮りのツーショットに思わずこちらの顔がほころんでしまう。 晩年と言える年齢に突入しつつある両親は、孫と同じ家で暮らしているせいもあり、笑顔が増えたように思う。 そんな両親と、いつまで一緒に食事ができる?いつまで

    • 今日一日

      「今日一日」 ここ数年、わたしの中で大切にしてきて、多くの場面で助けられた言葉だ。 過ぎさった過去も、不確定でいまだ来ない未来も、今、生きているここにはない。 今を介し、いずれ過去となる未来でさえ、「今」の積み重ねなのだからと、「今日一日」を大事に日々を過ごしてきた。 そこへ何の因果か、周りが見えなくなるほどに没頭したゲームの、シリーズ最新作。 描かれたのは、「永遠の今」に囚われた悪役と、不確かな未来へと歩みを進める主人公一向。 ロールプレイングゲームという形をとった

      • 自分の期待に応える

        先日友人からもらった机のおかげで部屋が片付いた。納得のゆく部屋のレイアウトを実現できた時の爽快感といったらない。この友人についてはまた詳しく書きたいと思う。 今更ではあるが、この歳(26歳)になってやっと、この世界、この時代、この社会、このルールでの生き方、戦い方、この身の使い方が分かってきたような気がする。 何を人生の主題にするかは人それぞれだが、私はやはり楽しみたいと強く願うのである。 私が楽しむための条件も少しずつ分かってきた。まずは親孝行が出来ていること。何を親