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ギター歴20年目が選ぶ【チューナー】

シンガーソングライターの廣野ノブユキです!
今回も生徒様からのリクエスト記事となります。
ギターを手にしたその日からお世話になる方がほとんどの【チューナー】について、ギター歴18年目くんの所感をお伝えしたいと思います。


無料アプリは信用ならない

まず言わせてください。
アプリで提供されているチューナーは十中八九デタラメです!

App Store上の「チューナー」アプリ

原理としてはスマホのマイクで拾った音を検知して正しい音との差を指し示してくれるというものなんですが、その精度自体も実用レベルにはまだ達していないなぁというのが所感です。

チューナーにも「精度」というものがある
ということを、こちらでは押さえておいてくださいね。

結論:まずは「クリップチューナー」

初心者〜中級者の方で、こだわりが生まれていない方にはまず「クリップチューナー」をお勧めしています!
クリップチューナー…??という方も多いかと思いますので簡単に説明すると、ギターのヘッド(弦を巻くところ)に洗濯バサミのようにカプッと挟んで「弦の"振動"を拾わせる」ことでチューニングを合わせるものです!

こんな感じで挟みます

これを使うメリットは

  • 周りの騒音にほぼ左右されない
    ギターの"音"ではなく"振動"でチューニングするため工事現場の真横でもチューニングができちゃいます。

  • 電池が長持ち
    多くの機種はボタン電池で駆動するものが多く、ディスプレイの灯り程度の消費電力なのでとても長持ちしてくれていてコスパが良いです!スタジオなどでも電源の供給を気にすることがないというのも地味に嬉しいです。

  • 小さくて軽い
    カポとさほど変わらない大きさのため、持ち運びに苦労することがありません。僕はピック/カポ/チューナーをひとまとめにして持ち運ぶようにしてます。

バンド経験者お馴染みのペダルタイプ

僕は高校時代からエレキギターを使ってバンド活動をしていたのもあり、ペダルタイプ(足でオンオフを切り替えて使うタイプ)を使用していました。
ロックギターの"ジャーン"だったり、ジェット機みたいな音に変化させるような、いわゆる「エフェクター」と並べて使えるようなデザインのものが多いです。

ペダルタイプのチューナー

中央のいかにも「踏んでください」と言わんばかりの部分を踏むことでオンオフされて、機種によってはオンの時に自動でミュート(スピーカーからチューニング中の音が出ないように)してくれる機能を備えているものもあります。

ただアコースティックギターを自宅で弾くことが多いよ、という方には下記の理由でお勧めしていません。

  • 重い
    ちゃんと(?)重量がある機器になるので持ち運ぶのにもちょっとしたストレスになります。

  • シールドが必要
    シールドという「ギターとチューナーを繋ぐケーブル」が別途必要になります。こちらは"音"を拾わせることでチューニングをするため、この機器に対してギターで出た音を入力する必要があります。つまり「エレアコ」のようにシールドを差して使えるギターでないと一般的には使えません。

  • 電源の供給がちょっと面倒
    通常「ACアダプタ」か「9V電池(四角いやつ)」から電源を供給して使用します。アダプタの場合はコンセントが必要、9V電池は入手が面倒という面で、導入のハードルがクリップチューナーに比べてちょっとだけ高い気がします。

さまざまな見方ができますがメリットとしてよく言われるのは「クリップチューナーよりも精度が高い」ということ。直接"音自体"を検知できるという利点が、そのままメリットに繋がっているんですね。

18年目が選ぶクリップチューナー

これまでにさまざまなチューナーを使ってきた僕がこの令和時代にお勧めしたいチューナーをご紹介します。

POLYTUNE CLIP

まずはこちら。僕が現在使用していて信頼を置いている機種です。
大袈裟ではなくこれを使ってから音感が良くなりました。具体的には「自分や誰かが弾いたギターのチューニングが合っているかいないか反射レベルで気付く」ようになりました。レッスンを通して多くの方の音を頻繁に聴いているということもあるかと思いますが、それを差し引いてもこの子はかなりの精度です。

測定精度+/-0.02セント
ストロボ・チューナー・モードを搭載

メーカー公式HPより引用

チューナーによってこの精度はまちまちで、ある程度の価格帯であればおおよそ気持ち良く弾けるレベルですが、数千円違うだけでこの精度を出してくれるならほぼノーブレでこの機種で間違いないかと思います。

KORG クリップチューナー

こちらは僕が歴代一番お世話になったチューナーで三度ほど同じものを購入して使っていました。リーズナブルかつ安定した精度、高い視認性で最も手にしやすく信頼できるクリップチューナーだと思います。

まとめ

実際に僕が使用したことがある&信頼のおける商品に厳選してご紹介しました。

他にも楽器屋さんやネットでは多くのチューナーが展開されています。
やっぱり「最後は好み」みたいな話になってしまいますが、一つだけ言えるのは「入門セットでついてくるチューナーは良くない」というのと「¥1,000未満で買えるチューナーも(あまり)良くない」ということです。
僕の生徒さんには、できれば上記のどちらかを使ってもらいたいなぁと思います!

良いギタリストライフのお役に立てれば幸いです^^

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