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人間って大体、他人に対して余計なことばかりするんです。

松下幸之助の有名な名言も、
「上司の唯一の仕事は部下の邪魔をしないこと」ってやつです。

これは本当にそう思います。私も何十人か部下がいたときもあり、余計なことばかりしていました。一生懸命、労力と知恵を使って邪魔していました。

基本は仕事を挑戦させてあげて、放っておいたら勝手に成長するんです。自分が役に立ちたい欲とか、承認欲求とか、ひとこと言いたい欲とか、部下の成長を信じられないとかが邪魔をして、放って置けないだけなんです。


子育ても同じです。

大抵の親は邪魔ばかりしています。挑戦して失敗を学ぶ前に、良かれと思って危ないとか言って止めてしまう。好きでもないことを頑張ってやらせる。他人と比べてしまって遊ぶ時間を削って習い事三昧。全て余計なことです。

好きなことをたくさんやらしてあげる。いっぱい遊ばせてあげる。リードを長くして多少の危険なことも挑戦させて失敗を経験させてあげる。要は大抵、放って置いたら良いんです。子供の生存能力とか、人生を生き抜く力を見くびるなって話です。

そして、これは医療にも言えます。

医療も余計なことばかりしています。人間には、自然治癒力という、人間がその一部でも作れない、壮大で精密なシステムがすでに完成されているのです。

そのシステムのスムーズな作動の邪魔をよくしています。わからないのに治そうとするから、別の場所まで悪くなってってのは医療あるあるです。人間の力でそのシステムをいじるのは無理です。その1%も理解できていないんですから。自然治癒力がちょっとおかしくなっていたら、元の動きにもどれるようにサポートだけしてあげたら良いんです。

終末医療をやって来た医者も言います。モルヒネさえも打つ必要がない。放っておくのが、一番痛みがなく安らかに死ねるそうです。ご飯も食べたくなかったら食べなかったら良いのです。体がそういうサインを出しているんですから。そうしたら一番安らかに、適切なタイミングで老衰で亡くなれるんです。

なにかしてあげるというのは、愛情も入っているのですが、大抵の場合は、「何もしないことを選択する」「何かしようとするのをぐっと我慢する」の方が、本当の愛情であり、相手のためなのです。

ぜひ意識してみてください。


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