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知ってた?治療費が全額負担になる可能性がある!ってこと!!

診療代(1割~3割負担)が全額負担になる場合がある!

保険証(健康保険、共済組合、国保、後期高齢者医療制度)で受診すれば、実際にかかった治療費の1割~3割の支払いで受けられる。って、多くの方が思ってますよね。
けど、ある条件が加わると全額負担になっちゃう!!って、ご存じでした?

自由診療

公的保険適用外の診療のことを「自由診療」といいます。
自由診療とは、世界最先端の高い治療効果が期待されているのに、厚生労働大臣がまだ認めていない最先端の治療方法や薬だったり、
先進医療の実施可能な医療機関として認められていない医療機関で、先進医療と同等の医療技術を使用した診療のこと。
診療を受ける人と、診療を行う医療機関との間で、自由に個別契約をして、その契約に基づいて診療することを自由診療といいます。

自由診療って、どんな時に使われる診療なの?

身近なもので言えば、美容整形、脱毛レーザー、歯科ホワイトニングや矯正など。 (だから歯科矯正とか整形って高いんだ~!)
それから、がん治療などにも使われます。

知っておいてほしい落とし穴…

がんの治療で、保険適用の抗がん剤治療などありますよね。
保険が適用される抗がん剤だけでなく、細胞ワクチン治療など、日本で承認されていないがんの治療があるんです。
この、細胞ワクチン治療などが保険適用外の「自由診療」となります。
日本では、保険診療と自由診療を併用して行うことを原則禁止されているんです。
後から自由診療を希望すると、今まで保険診療受けていたものまですべて自由診療とみなされて全額負担になってしまうんです。

例外があります
評価療養=保険導入のための評価を行う
選定療養=保険導入を前提としない

先にお話しした通り、「自由診療」は、高い治療効果が期待されているのに、厚生労働大臣がまだ認めていない最先端の治療方法や薬だったりするんです。海外では効果が認められていても、日本人に効果があると保証されていないために、自己責任で受けてください。という事でしょうか・・・。
保険適用内の限られた治療の中で効果が見られなかった場合、自由診療にすがりたくなりますよね。。。

保険の見直し

節約のために固定費(まずは保険)の見直しをさえることはとても重要だと思います。
保険適用内の診療であれば、高額医療制度も活用できますし、無駄に保険に入る必要はありません。

ただ、保険が使えないパターンもあるのだと知識を持つことは大事です。
自由診療になりえる、不妊治療や癌に備えた保険や貯蓄を準備しておきましょう。


補足

高額医療制度
医療機関や薬局で支払う医療費が、1ヶ月で上限額を超えた場合に、超えた分の額を支給してもらえる制度です。
※上限額は、年齢や所得に応じて変わります。

健康保険診療
全国どこの医療機関でも一律の料金で受信することができる。
実際にかかった治療費の1割~3割の支払いで受けられる。
いわゆる保険証(健康保険、共済組合、国保、後期高齢者医療制度)で負担してくれる。

先進医療
厚生労働大臣が定めた、施設基準に適合する医療機関や、最先端の技術の医療であり、保険治療との合併が認められている。
先進医療に関する技術料は全額負担。入院費などは3割の自己負担。

自由診療
全額自己負担で受けられる治療。
保険治療との合併診療は原則禁止。
高い治療効果が期待されているのに、厚生労働大臣がまだ認めていない最先端の治療方法や薬だったり、先進医療の実施可能な医療機関として認められていない医療機関で、先進医療と同等の医療技術を使用した治療のこと。

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