日経平均予想 12/19-23

今週の結果

2022/12/16
日経平均現物終値 27527円
先物ナイト終値  27280円

先週(12/12-12/16)の値幅(先物価格)
予想 27160-28100 
結果 27120-28280
上で180円、下で40円外れた

12SQ 27576円で下に幻のSQでした
下に幻のSQは底堅い説を聞いたことがありますが、金曜デイであっさり抜かれていました(笑)

来週(12/19-12/23)の値幅予想(先物) 26980‐27720

週足は小陽線もしくは小陰線の予想です。
米国のMSQ週の乱高下げが一息するイメージです。
来週は激リバを警戒しつつ中長期(数週間~数か月)は下目線です。
短期(週単位)では2つの可能性を考えており、全くわかりません。

証券取引所が定めるボラティティから推定する来週の値幅(現物)
±1σ:26669-28385
±2σ:25810-29244
いつものことですが、±2σの範囲は上下ともに現実的ではない気がします。

日経平均先物トレンドライン(10月の安値を結ぶライン)27200円水準
日経平均現物75日移動平均線 27352円
日経平均先物日足一目均衡表の
先行スパン2 27190円
に注目しています。
下目線継続ですが短期的には27500-27700くらいまでリバる可能性はあります。
以下は、チャートの移動平均線・出来高は需給を表していると考える移動平均線信者の観点からです。
日経平均先物チャートより
25日移動平均線週を通してBB(25)-2σにタッチして推移しており、ここで一旦反発の可能性もあります。反発しない場合は、今年の3月や10月のように下落が止まらなくなる気がします。
25日ではなく125日移動平均線を+2~-2σで分布させると、11/21に基準線に最接近して以降は-2σに向かっていて、底に向かっているように見えます。MACD/RSIといった他のオシレーターでも一旦リバる可能性はありますが、力強さが足りず、下に向かっていくように見えます。

ダウ先物で天井サイン確定サインが出ています。
適度なリバがあれば売り増ししていきます。
ダウ先物
3月限ショート34333 average
6月限ショート34000 average
日経先物ノーポジ
指値
27140L
12/20以降で様子見ながら
27530S
27720S


為替

①日銀の物価上昇率目標2%の柔軟化:
字面通りに受け取ると、1%(金融緩和終了)でも良しとするか、3%(インフレ容認)でも良しとするかの2通りがあります。直近の指標は前年同月比+3.6%です。これは2%を超えています。金融緩和を終了するのか?それとも?というのが問題ですが、両方の意味で便利に使うと思います。うやむやなまま、黒田総裁の任期中は金融緩和継続、退任と前後して金融緩和終了するのではないかと考えます。この【柔軟化】の文言も施策も岸田が考えたわけがなく、官僚の発案、とすると普通は財務省が担当します。官僚が紡いできた霞が関文学の要綱からすると財務省は、「黒田総裁退任が近づくにつれ、金融緩和・物価上昇率目標の継続が問題になる。ひたすら【柔軟化】と言い続けて、この時期を乗り切ろう。」と考えていると推察しています。
②米国債価格と株価の順相関の終了:
この金融相場では米国債価格と株価は正の相関がありましたが、それが終了して通常運転の逆相関になっています。スゴ腕さんに教えてもらいましたが、為替ヘッジコストが短期債券金利に影響を受けるので、3か月や2年ものの金利が下がらないと円高にはなりにくいとのことでした。

米国指数

日経平均と相関の高いダウ平均に絞って書きます。
先週も書きましたが、わたしが使っている天井圏確定サインが出ています。
天井圏から崩れ始めたような動きをしています。ダウ現物の5/25日移動平均線が下を向いています。これが明確に上向かないと年末高は見込めません。
SP500/NASDAQ/RUSSEL2000に関しては5/25/75/200日線が下を向いた状態です。
米国指数に影響力の大きい$AAPL はチャートの形が悪いです。こういう中で上げていくのは無理があります。ダウ先物のショートポジションを持っています。

Bad news is bad newsとなっていて、目線がインフレ→(インフレ+)リセッションとなっています、相場のムードが明確に変わる気がはします。
()としたのは、債券市場が見ている金利とFEDのドットチャートに乖離があり、どの金利を見るかでかわるためこのような表記にしました。
債券市場はインフレは終わったとみています、一方でFEDはインフレはまだ続くとみています。


ハンセン・上海指数

ゼロコロナ政策緩和のリリースが出ても、大きく反応するのはハンセン・上海指数のみで、日米欧の指数は大きな反応はしませんでした。あるとしたら移動制限の完全撤廃で素材高騰、インフレ加速、航空・旅行株高騰かなと思っています。
先週も書きましたが、どこかの時点でゼロコロナ政策はなし崩し的に撤廃されると思います。
今はその初期段階と捉えています。
ただ怪しい兆候があって、中国で感染が再爆発してるようです。移動制限撤廃でインフレ加速かと思っていましたが、再度の厳格なゼロコロナ政策で相場に影響が出る可能性があると思い始めています。

年末年始の値動き

1)2021年12月末~2022年1月初めのような値動き
2)2022年9月中旬のような値動き

共通点は売り目線ということです。
チャートの類似性から1)>2)で日米指数の値動きは2021年12月末~2022年1月初めのような値動きを想定しています。

今週の経済指標

相場が大きく変わるようなイベントはありませんが、強いて言えばミシガン大消費者信頼感指数確報値くらいです。不動産関連指標は大底がいつくるかの目安にしています。
チェックするものは以下で太字にしました。

以下はすべて米国の指標です。
時間は日本時間
12/20
0:00
12月NAHB住宅市場指数
22:30
11月住宅着工件数
11月住宅着工件数前月比
11月建設許可件数
11月建設許可件数前月比
12/21
21:00
12/16MBA住宅ローン申請指数前週比
22:30
第3四半期経常収支
12/22
0:00
12月消費者信頼感指数
11月中古住宅販売件数
11月中古住宅販売件数前月比
0:30
12/16EIA原油在庫前週比
22:30
第3四半期コアPCE前期比
11月シカゴ連銀全米活動指数
12/17新規失業保険申請件数
12/10失業保険継続受給者数
第3四半期GDP価格指数前期比
第3四半期個人消費前期比
第3四半期GDP前期比年率
12/23
0:00
11月景気先行指標総合指数前月比
0:30
12/16EIA天然ガス貯蔵量前週比
1:00
12月カンザスシティ連銀製造業活動指数
12/24 
0:00
12月ミシガン大学消費者信頼感指数 確報値
11月新築住宅販売件数
11月新築住宅販売件数前月比 


あたりです。

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