FILCO Majestouch Convertible 2 FKBC87MC/EB2 を分解する
FILCOの Bluetooth / USB テンキーレスキーボード(青軸)を分解したので、そのメモです。
4年前に購入したキーボードで社員に使わせていました。そしたら、しばらく以前に Enter キーがチャタリングを起こすようになったとのことで、それ以来使わずに保管していました。それを今回、普段使わない別のキースイッチと Enter のものを交換したらイケるんじゃね?と思ったので、分解して見ることにしたのです。
FILCO のキーボードを分解してみた、というブログや動画はいくつも見かけましたが、それらはすべて有線モデルだったんですね。今回作業の対象となるのは Bluetooth 接続が可能なモデルでして、分解の方法が異なっていました。なので自分で探りながらの作業となったのです。
ネジを外す
本体カバーを外すためのネジは3箇所。上図の場所にありますが、両端がT9ネジで中央のものがプラスネジです。
表カバーを外す
正直コレが一番大変でした。ネジは本当に3箇所で良かったのか、シールの下に隠れているんじゃないか、見えない所に隠れてないか、と考えながら、カバーを固定している爪を一つずつ探り当てていきました。
これは外したカバーの裏側で、奥に赤丸で示しているのが、キーボード手前側になります。ご覧の通り4箇所あるので、このあたりにマイナスドライバーか隙間差し込みツールを差し込んで爪を外して下さい。両端が意外と端っこにあるので外しづらかったです。
これもカバーの裏側で、今度はキーボード奥側になります。両端に爪が二つあります。
裏カバーを外す
おそらくここが有線モデルと最も違うところですね。上の写真ではすでに外した状態となっていますが、基盤と裏カバーがピッタリくっついていて、これらを引き剥がすのに少々手間取りました。
わかりますでしょうか、写真には上にキートップ基盤、下に裏カバーとBluetoothユニット(?)が写っています。じつはこれら二つのパーツは、中央に示したコネクタとピンのみで繋がっています。なのでこのあたりにマイナスドライバなどを差し込んで少しずつ隙間を作っていくと、やがて分離します。ちょっと怖いですけど。
大型キーのサポート
スペースキーなどの大型キーには、金属製のサポート金具が付いています。これを外す時は、写真のように取り付け部分から下方向(手前方向)に力をかけると外れます。曲げてしまわないように、慎重に外しましょう。取り付ける時はラジオペンチを使うのが良いです。
以上です
これで分解は作業は終わりです。あとは気の済むまで掃除したり、キースイッチを付け替えるなどして好きなように遊んで下さい。なお、キースイッチは接点2箇所ではんだ付けされているので、これをハンダ吸いなどで取り除き、裏側から押し出せば取れます。あ、表側に爪があるのでこれを押し込む必要があります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?