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歯科医師から「子どもが虫歯にならないために」

結論から言います。大事なのは2つ

①赤ちゃんの頃に虫歯の細菌をあげない
②細菌を持ってしまったら一生ハミガキするしかない

①について
虫歯にならないためには細菌がいなければいいのです。
つまり赤ちゃんの頃に親や家族などの細菌をもらわなければいいのです。
患者さんを見てるとハミガキしていない人でも虫歯がない人はたくさんいます。(注:歯周病にはなる)
と、この文章を読める人はすでに細菌をもらっていると思うので自分の子供には細菌を渡さないように気をつけてあげてくださいね。

②について
細菌をもってしまったら歯を磨くしかないです。
今日の話の本題はどのように虫歯にならないのかです。
私は毎日朝と夜に4人の子どもの歯磨きをするのですがもちろん虫歯はありません。虫歯にしないコツは1本1本歯を磨くことを意識することと、新しい歯ブラシを使うことです。
歯磨き粉と歯ブラシの種類ははっきり言って高級品を使う必要はないし、なんでもいいです。
大事なのは歯磨きさせてくれない反抗期の時期と思春期以降の手から離れた時です。
反抗期は個人差があるので難しいのですが、何があっても歯磨きだけはしないといけないという習慣作りが大事です。そして

上手な歯磨きを教えてから独り立ちさせる

これに尽きます。
どれだけ小さい頃に歯磨きを頑張っても、例えば大学で都会に行って4年間離れていて歯磨きしなければあっという間に虫歯だらけです。

重要なのは、事業承継の時によく聞く言葉ですが、 「釣った魚をあげるのではなく、魚の釣り方を教えるほうがいい」ということです。
つまり、歯磨きをして(財産を)あげるより、歯磨きの仕方(財産の築き方)を教えるほうが、その子にとって生き抜く力を得ることができるということです。

※歯磨き粉のフッ素の濃度は薬事法で決められています。
お子様には500ppmぐらいの低濃度でお願いします。


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