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どうでもよくなるお話し


誰もが参加できて

誰も傷つけない話



この条件を満たす

最適なものが食べ物の話ですね




ラーメンでもステーキでも

好きな料理の話題は

盛り上がりますし




とっておきのお店の話となれば

それぞれのこだわりを披露して

情報交換をする楽しみもあります





同じ食べ物の話でも

対象が食材となると

話は変わってきます



シチューの中のジャガイモとか

パスタ料理の玉ねぎとか

料理の具材としてではなく




ピーマンやゴボウといった

単品について話が盛り上がるのを

想像するのは難しいです




誰かがブロッコリーについて

いかに好きであるかを熱く語っても

同じ熱量で聞く自信が私にはありません





反対に長ネギが嫌いといった瞬間




同調する人と

同調できない人とで

話が盛り上がることはあります





「あの匂いが嫌なんだよね」
そういう人がいると

「あの香りが食欲をそそる」
と反対意見が飛び出します

「焼き鳥のネギのヌルっとしたのが嫌」
そんなことを言えば

「あれこそがネギの醍醐味」
などと応戦してきたり



「すき焼きのネギは火傷をする」
もう味とは別の話になれば

「すき焼きを食べる資格がない」
と身も蓋もない言い方をされたりして




そうしてあれこれ盛り上がっていると




「理由はないけど何となく嫌」




こんなことをいう人が現れたりします



「何となくなら・・仕方ない・・か」


意外とそんな風に納得させられたりして




特別ネギに恨みはありませんが



嫌いな食材を話題にすると


思った以上に盛り上がります





ところが困ったことに

対象が人間であっても



同じように



盛り上がることがあります


ウマが大きな理由になることも


人にはそれぞれ個性があって

ぶっきらぼうに話す人がいれば

馬鹿がつくほど丁寧に話す人もいます



せっかちな人 のんびり屋さん

感情が表に出やすい人 出にくい人

ルールに厳しい人 あいまいな人

組織を尊重する人 個を重んじる人




個性には実に様々なものがあります



この個性を尊重しあうことで

私たちの社会は成り立っています




一方で近しい間柄となると

同じ価値観であることを望みます



規律正しく生きることを

正義であると信じる人にとって

時間にルーズな人は

好ましい対象にはなりにくく



自己のスタンスを明確にする人は

誰にでも愛想の良い人に

好印象を抱きにくくなります





中には明確な理由はないけれど

「何となくウマが合わない」

そんな人もいます




嫌いとまではいかないけれど

考え方や物事の捉え方





いわゆる波長が合わないといった


具体的な理由はないけれど

好きになれないといった存在です





特別な欠点ではないのに

「何でああなんだろうねぇ」とか

「どうしてそうするのかねぇ」など



ちょっとしたことが気になって

どうしても認めたくない

そんな気持ちを抱いてしまう人






正直言って

私にもそんな存在の人が数人





癇に障るまではいかないけれど

悪い人ではないけれど

どうにも「ウマが合わない」ひと





そんな感情を抱いているから

どうしても対象になる人が

視界の中に入りやすくなって

なんとなくモヤモヤしてしまう




そうして




そんな感情を抱く自分自身に

嫌悪感を抱いてしまい




「魂のステージが低いなぁ」と

肩を落としてしまうのです


スピリチュアルは突然に


自己啓発や精神世界を学び

ひとは自分の思い通りにはならない




これを頭の中では理解していますが

感情の部分で十分に

呑み込めていない部分があり

どうしたものかと思案していました




目の前の事象に良い悪いはなく

評価しているのは自分の心である

それは人に対しても同じで

その人の態度や考え方を

好ましいあるいは好ましくないと

評価しているのは自分の心





学びの中で理解しているはずなのに

気持ちがそこに追い付いていない




なぜ嫌な人を作ってしまうのか

精神世界の学びで知識を得ても



実際の心は




少しも変わることができない

日々これに思い悩んでいました







ところが数日前



「あれ?」と

思うことが起こったのです




対象となる人が

目の前を通り過ぎたのに

いつものモヤモヤが

まったく沸き上がりません






あえて視線をその人に送ってみますが

何の感情も抱かないのです

あえて言うのなら

「どうでも良い人」として

見ているのです





何度も何度も

心の中を確認してみますが

好きでも嫌いでもない




何をしていようが

何を考えていようが

心が動かない状態なのです






なぜそうなったのかは

全く説明できません




でもその現象が起こったのは事実で

今でもそれは同じなのです





あえて理由を思い起こしてみると

嬉しいや楽しい

感謝していますといった

いわゆる肯定的な言葉を


毎日繰り返し口にしていた


これを1か月ほど

継続していた




この効果ではないか

そのように考えています


本当にそうなのかは

断言することはできませんが



良い状態になるには

徐々に変化するのではなく

ある日ガラッと変わるもの


メンターの「松田 豊さん」から

そう教えていただいたことを

思い出しています



今回のことで

何よりもうれしかったのは


「思いは実現する」

これを体現できたことです



これによって


精神世界の話に

確信を持つことができ



これからも継続できるという


自信にもなりました







ここまでお読みいただき
ありがとうございます

あなたのもとに 素晴らしいことが

たくさん たくさん

降り注ぎますように


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