晴れた日の午後に眠そうな猫の横に寝そべる

窓から入ってくる光をあびながら、猫が眠そうにしています。
きっと、もうすぐ目を閉じるはず。

私は、猫を驚かさないように、そっと横に寝そべり観察します。

もふもふの毛並み。
長いひげ。
小さくて細くなっていく目。

撫でたいけどガマンガマン。

突然大きなあくびをする猫。
奥歯まで見える、肉食系のあくび顔。

前足の上に顔を乗せて、本格的な眠りにつこうとする猫。
いいにおい。
猫ってなんでいいにおいなんでしょう。
夜の猫も好きだけど、
昼間の猫のほうがかぐわしい気がします。

寝息が聞こえてきます。

昼間に、こんな静かな時間を過ごすのも久しぶりだな。
感染症のおかげかな。
一人暮らしのおかげかな。

ふと、猫も私も、
遅かれ早かれ死んじゃうんだよな。
なんてことが脳裏をよぎります。

キミがいなくなったら寂しいな。
でも、キミを残していくのも悲しいな。
たとえどんなに寂しくても、
人生ならぬ猫生をまっとうして旅立つところを見届けたいな。

いやいや。そんな優等生のコメントみたいなんいらんねん。ずっと一緒に。ずっと今のままでいたいねん。

この瞬間にも巨大な隕石が落ちてきたり、
大地震で家屋に押しつぶされたり、
そりゃなにがあるかはわからないけど。

平穏な日々が続いたとしても。
きっと、あっと言う間にバイバイする日がくるんだろうね。

うーん
眠くなってきた。
猫のにおいを嗅ぎながらウトウト昼寝。
キラキラしている休日の午後。

終わらない幸せな時間を、永遠に持っていくね。

猫に腹を踏まれて目覚めたら腰痛。イテテ。

#猫がいる生活