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1手ずつ解説するよわ将の対局(壱)

先手番となりましたウォーズの対局解説します。
お相手の方、対局ありがとうございました!
棋譜はこちら

1 ▲7六歩
振り飛車を目指すならこの手。

2 △4二銀
嬉野流。
初対面だが俺はすでに君のこと(戦法)が嫌い(苦手)だ。

嬉しくないのである。

3 ▲7八飛
嬉野流には三間飛車。それ以外は指す気がしない。

4 △6二銀
△5四歩しか知らなかった。
ただの嬉野流だと思ったか?何をするか分からないだろう?という手?

一体なにをしてくるのだろうか。

5 ▲7五歩
わからん!石田流だ!

6 △8四歩
5四歩と迷う所。

俺は・・・石田流を目指す!

7 ▲7四歩
わからねぇ!飛車先切って浮き飛車だ!

8 △7四同歩
7二金はなんか強い人がやるイメージ。

同歩しか読んでなかった。

9 ▲7四同飛
これがしたくて歩を突いた。

10 △7三歩
級位者である自分にとっては自然に見える手。
成り込めないから他の手を指して良いとの事。

11 ▲7六飛
ここで浮き飛車にしないやついる!? いねぇよなぁ!?

気持ちよく浮き飛車!

12 △8五歩
 自然な手

13 ▲9六歩
 角を上がるスペース作り

14 △9四歩
 端歩は挨拶

攻撃の形を作っていきたいが・・・

15 ▲9七角
 5三に利かせても迫力が無いか。 ▲4八玉が最善。

16 △1四歩
 端角も見えるし大きい一手に見える。

17 ▲1六歩
 美濃囲いにするので挨拶は返そう

18 △1三角
 読み通りの手

19 ▲5八金左
 どうせ囲うからといつもこう指している ▲4八玉が良かったようだ。

20 △2四角
 相手の狙いが分からぬまま

こういう指し方多いよね

21 ▲4八玉
 玉を囲う手に悪手無し。

22 △3一金
 鈍感な自分は分らぬまま。後手も駒組みを進めている。

足がにょきっ

23 ▲6八銀
 何か視線を感じて5七の地点を厚くしておこうという手

24 △7一金
 なんか見たことある形だぞ・・・?

またしても何も知らない先手。

25 ▲3八玉
 お相手が自陣に手を入れているのでこちらも。

26 △5二玉
 囲い完成。

悩む先手。

27 ▲7七桂
 石田流で圧をかけて行こうとする手。
 俺はこの桂馬を跳ねさせなければならない。

28 △3四歩
 角を引いたり桂馬を跳ねたりするスペースを開ける。

先手有利+340(激指)

29 ▲2八玉
 美濃囲いにしておきたい。

30 △3三角
 狙いは・・・分からない。

31 ▲3八銀
 美濃囲い完成!

綺麗な形!

32 △8四飛
 いよいよ戦いが始まりそうだ。

33 ▲6六歩
 左銀の活用。

自然に駒を進めている。

34 △7四歩
 ▲7五角を警戒したか。

35 ▲6七銀
 前の手の継続手。

36 △7三銀
  △6四銀~△7五歩への布石。 
  ▲同角 △同銀 ▲同飛で二枚換えしたるわいの気分。

俺の飛車が狭くなるぜ

37 ▲9八香
 ▲6五桂が浮かんだが、△6四銀を誘発して角を失う事になる。
 かといって時間ばかりかかってもなぁ。
 最善は▲7五歩。△同歩▲同角で良い感じだ。

38 △6二金
 浮き駒を引き締める良い手。良い手だ。

作戦失敗か・・・?

39 ▲5六銀
 形とばかりに上がったが狙いが定まっていない。
 7五に斜めの駒を移動させて飛車を狙う形が良かった。
 次善▲7五歩 最善▲4六歩(待て!?)

40 △6四銀
 いよいよ僕の飛車が狙われるッ!

ぎゃーーーーー! 角さん!すまぬ!

41 ▲6五歩
 出てきた銀を狙う

42 △7五銀
 想定の範囲でしょう。ここから石田流の本気をお見せしよう。

お銀さんいらっしゃいませ~ 先手+773

42 ▲7五同角
 これが石田流。

43 △7五同歩
 お相手も納得。

44 ▲7五同飛
 捌けッ!

角と銀・歩の二枚換え

46 △7三金
 飛車成を防ごうとした手

47 ▲8五飛
 △同飛 ▲同桂が7三金にあたって非常に良さそうだ

振り飛車は左桂を捌け!

48 △8五同飛
 素直に応じる。

49 ▲8五同桂
 左桂大活躍!

勝ちたい。桂馬がここまで跳ねたら勝ちたい。

50 △8八角成
 ▲9八香の手が活躍して喜ばしい。

51 ▲8二飛
 最善。▲7三桂成 △同桂 ▲7二飛 では攻めきれないと判断。
 8一の桂馬を外して8五の桂馬を大活躍させたかった。

いよいよ相手玉に迫る!

52 △6二飛
 直接的に受ける。

53 ▲8一飛成
 ▲同飛も考えたが、予定通り桂馬を剥がす。

終盤へ!頑張れ俺!

54 △7二金
 ▲7三桂成で金を取られながら6二の飛車に当たるとまずそうだ。
 △8三金・△8四角・△7四金と候補手。
 自分の棋力では分からない。

55 ▲7四桂
 直接飛車を狙って行く手が良さそうだと思った。

もう、とにかく頑張れ!

56 △6一飛
 逃げる。

57 ▲7二竜
 駒を取りながら王手。玉が逃げて行けば駒を取っていって良いかなと。

時間との勝負!

58 △5一玉
  4一では飛車が取られてしまうために紐を付けたと思われる。

詰みを見つけるまで16秒かかりました。

1手詰が見えず、3手詰となりましたが勝ちとなりました。
ありがとうございました。

無難に駒組みを進めて戦いが起こっても自然に対応出来ました。
手順に駒が当たっていき、駒を補充しながら相手を攻める事が出来た所が良かったのかなと思います。
こちらから仕掛ける▲7五歩のような手順も覚えると良いのかな。
角の2枚替えはいつもの駒損とは違う形だったのでこの感覚を覚えておきたい。

長々とお付き合い頂きありがとうございました。

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