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脳性麻痺と障害福祉事業所3

1 第一回

2 第二回

3 第三回(ココ)

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こじ☆のぼるです。よろしくお願いいたします。

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ヒ:ヒロです

こ:ヒロさんにはi-crossoやご自身の障害特性に関することなど語ってもらいましたが、今回はその思いについて語ってもらいます

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ヒ:日常動作とか結構しんどいと言いますか、健常の方なら1回で済むようなことを2回3回とステップを踏まないとできないとかあるんですけど、本当にしんどいときは何もせんといたろかなって気持ちになることもあります。

ヒ:二十代の頃に遠い付き合ってた彼女と水族館に行きました。飲み物を買いに売店に行くこともあって、イルカショーとかだと手すりはないじゃないですか。

こ:当時はまだバリアフリーもなかったですね。

ヒ:代わりに相手が行ってくれますが、そういう時は男がかっこよくぱっと行って帰ってきて「はい」って渡すようにした気持ちがあるわけで、でもかっこつけたりとかできないんですよね。

こ:でもプレイボーイやからね
こ:送迎してたらいつも女性の話ばっかり・・・

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こ:僕らやったら当たり前にやってるようなことでも葛藤してしまうんですね。

ヒ:今は落ち着いてきましたが、男としての本能みたいなものと思います

こ:バリアフリーとかユニバーサルデザインとか世の中の形は変わっていってくれるけど、誰もが持ってる思いは大事にしたいですね

ヒ:女性を目の前にするといいかっこしたくなるんです。それはしょうがないかなと

こ:そういう葛藤を抱えながらもなんとか乗り越えて頑張っていこうとされているということですね

ヒ:時々損してるような気持ちもあるんですけど、自分にしかできないことってあるかもってそこを魅力に感じてくれる人がいるとも思います

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こ:そこがヒロさんらしいですよね。そこすら前向きにチャレンジして生きていく、そういう思いを叶えやすい世の中であってほしいと思うんですよね

ヒ:障害持ってるとどうせ自分なんか相手されへんやろうとか生きていく中で出会ってしまうんです。生きているとなんかにぶち当たるんでもう行くしかないですね。

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こ:最後に今後大事にしていきたいことはありますか?

ヒ:自分の考え方や思いはどうしても出てくるもんですから大事にしていきたいし、i-crossoの仕事とかもそうですけど無理して気持ちも心も折れてしまわない程度にやり続けていくっていうことですね。
ヒ:考え方も時代によって変化していきますから、+aはそういう考えも入れていってアップデートしていくような。10年前と今の自分が同じってことはないはずだし

こ:毎日変わっていくというか、変わることを恐れずにどんどん良くなって行きたい、その辺がひろさんの素敵さなとかな思います

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ヒ:実家の方でわりと自由にやらせてもらってますけどこういう生活がいつまで続くかの保証はないので、例えば同じ障害を持った仲間なのか、はたまた全く一人でやっていくのか、いずれにしてもそういうことを考えなきゃいけない時期はくるとは思うんですね。だからそのそのためにいろんな情報を持っておく、知らないと不安なことたくさんあるしそれを今できることから知っておくのは大事かなと思ってます。

こ:どうやったら自分が楽しく暮らしていけるか、どんな人とどんな場所で暮らしていきたいか一緒に考えながらやっていけたらいいし、一番大事なのはやっぱりヒロさんらしくいてほしいなと

ヒ:こう見えて気遣いですからね

こ:めっちゃ気使うもんね。気遣いだから人疲れするっていうこともあるし

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ヒ:他の利用者さんはけっこう言いたいことを言えてますよとか聞くんですよ。例えば送迎してもらってるとこの道からコンビニどこにありますかとか。僕はあんまり困らさんとことかそっちの方に意識行くんで、でもそういうのもどんどん言っていってもらうほうが助かりますよみたいなことも言われたりするんですけど、自分そこが弱いんですよ

こ:そこいいとこだと思うんで信頼できる仲間と思いの丈話しながら、わくわくしながら人生歩んでいけたらいいなと思います

こ:ヒロさんにこうやって語っていただきたかったのでそれが僕は実現して非常に嬉しく思ってますんで、またみんなで今回まで出てくださった人も含めて一回なんかわいわいやりたいなと思います。

今回はここまでにさせて頂きたいと思います。
今回も閲覧して頂き、有難う御座います(^^)/

それではまた次回の記事でお会いしましょう


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