とある日の家族の長男

今日は雨だ。風が強く雨粒が窓を叩く。

父はいつものように仕事へ行った。母もパートへ行き5時間ほど働いてくる。次男と三男は学校だ。

この家には俺しかいない。

スマホの青白い光が顔の輪郭を浮き彫りにする。
暖房と布団で温められた身体の奥深くは冷えて硬くなっていた。

明日も太陽は見えないらしい。

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