死は救済?誰が確かめたの?

人とうまく関われる気がしない。第三者から見たらうまくいってるかもしれないけど、僕自身はそう思わない。話していても、その言葉一つずつに「ああ言えばよかった」「もっと気の利いたこと言えたはずだ」と後悔ばかりする。頭を空っぽにして脊髄で話すことができないから疲れてしまう。一人で生きていくことができないこの世界で、人付き合いがうまくできないことは、生物として劣っているとしか思えない。別に特段生きる理由なんてないから、さっさと死んでしまいたいのだけど、死ぬ勇気なんてなくて恐ろしい。死後の世界が今の世界より楽だなんて、いったいどこの誰が確かめたのか?死は救済だなんて言った奴は一度死んで確かめたのか?そう、僕は生きたくもなければ死にたくもない。セミの抜け殻のように木の表皮にしがみついているだけで、地面に落ちるのを待つだけ。それがこんなにも辛いなんて。

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