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チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ〜その10〜

 来季からNPBで新しくプレーする外国人を紹介する、「チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ」。第十回は俊足巧打で日本ハムのセンターを獲りに行く"スティーボ"です。

名前:アンドリュー・スティーブンソン

生年月日:1994年6月1日(29歳)

出身:アメリカ合衆国・ルイジアナ州

 アンドリュー・スティーブンソン選手はアメリカ合衆国出身の外野手で、左投左打、身長183センチ、体重84キロと長身で若干細身の選手です。
 スティーブンソン選手の持ち味はなんといってもその走力。新庄監督に「肩は強くないけど、あの守備範囲があれば問題なし」と言わしめるほどのスピードがあるようです。

 スティーブンソン選手は2015年のMLBドラフト2巡目でワシントン・ナショナルズから指名されてプロ入りすると、ルーキー級からA-級、A級と昇格してルーキーイヤーを終えます。
 2年目の2016年はA+級とAA級でプレーし、2017年はAA級、AAA級と昇格すると、7月にはメジャーデビュー。この年は37試合に出場し、打率.150、1打点、1盗塁を記録しました。
 
 2018年から2019年にかけてはマイナーとメジャーを行ったり来たりする生活を続けます。しかし、19年はポストシーズンで代走で出場し、勝利につながる同点のホームを踏むなど、爪痕を残しました。
 2020年は15試合に出場すると、翌21年は自己最多の109試合に出場。打率.229、5本塁打、23打点という成績を残します。
 しかし、22年はメジャーでのプレー無くオフにFA。一気に出場機会を無くしてしまいました。
 23年からはミネソタ・ツインズとマイナー契約すると、ポストシーズンが絶望的となった選手を積極的に起用するというMLB特有のルール「セプテンバー・コールアップ」によりメジャー昇格しますが、結局オフにはFAに。
 そして2023年12月14日に日本ハムとの契約が発表され、日本球界入りが判明しました。

愛称はスティーボ!

 そんなスティーブンソン選手ですが、愛称は「スティーボ」。経緯や名付け親は不明ですが、この愛称と共に1日でも早く日本に慣れて欲しいですね。
 ちなみに、これまでNPBの公式戦に出場した外国人で、「スティーブ」という名前の付いた選手はいるものの、「スティーブンソン」という名前の選手はいないようです。初めての「スティーブンソン選手」として活躍して欲しいですね。

スティーブンソン選手のプレー動画

この動画を見て筆者がまず思ったのは、フォロースルーがいかにも助っ人っぽいということ(笑)。そして、評判通り足が速いですね。普通の選手なら二塁に行くのを躊躇うような打球でも、臆せず二塁を陥れていますね。
 打撃面では意外と広角に打球を打ち分けられています。引っ張りではホームランを狙えるほどの長打力があり、流し打ちでも外野の最深部に飛ばすだけのパワーもあります。
 守備面でも、アグレッシブな外野守備が目に付きますね。

まとめ

 スティーブンソン選手はアメリカ合衆国出身の外野手で、走力と広角に打ち分ける打撃が魅力の選手です。近いタイプは阪神・近本光司選手でしょうか。
 現在の日本ハムは松本剛選手、万波中正選手と両翼はほぼ確定しているものの、センターの座が固まっていません。五十幡亮汰選手や江越大賀選手、ルーキーの宮崎一樹選手などが切磋琢磨してレギュラーを掴めるように全員で競争しあって欲しいですね。
 スティーブンソン選手は入団の際、

 「このたび北海道日本ハムファイターズでプレーできる機会を頂き、光栄に感じています。また、日本の文化に触れながら野球ができることをうれしく思います。1日でも早くファイターズファンの皆さんにお会いしたいですし、エスコンフィールドという素晴らしい球場でプレーすることを心から楽しみにしています。自分のできる全てを出し切り、チームのリーグ優勝、そして日本一に貢献できるよう、全力を尽くします」

日刊スポーツ 2023年12月14日 14:01配信の記事より一部抜粋。

 とコメント。スティーボは日本球界で自慢の足を輝かせることができるでしょうか。

出典・画像引用元

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