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のぼ〜る広報のイチオシ〜千葉ロッテマリーンズ投手編〜

 本記事の筆者・のぼ〜る広報が、各チームのイチオシ投手と野手を1人ずつ紹介シリーズ、題して「のぼ〜る広報のイチオシ」。曜日は具体的に決めていませんが、随時更新していくシリーズものとなりますので、投稿した際は気にかけてくださると幸いです。第17回は、幕張のカタパルト・河村説人選手です。

河村選手ってどんな人?(成績)

 河村選手の下の名前「説人」ですが、読み方は「せつと」ではなく「ときと」です。なんだか仙人のような感じでカッコいいですね。
 1997年6月18日に北海道勇払郡鵡川町(現在は合併しむかわ町)で生まれた河村選手は、身長192センチ体重87キロと、プロ野球投手の平均身長を10センチ以上上回る高身長の選手です。
 南北海道・白樺学園高校在籍児には3年夏に1度甲子園出場を果たしており、1回戦で下関商業高校に惜敗したものの、当時から長身の速球投手として注目されており、卒業後は亜細亜大学に進学。しかし、当時右肩痛を訴えており、練習試合にも登板できていなかったため「練習環境を変えたい」という理由で1年夏に中退、翌春に星槎道都大学へもう一度大学1年生として再入学します。すると頭角を現し、長身から投げ下ろされる最速150キロのストレートを武器に大学日本代表に選出されるまでになりました。その後は縦方向の変化球の質が向上して空振りが取れるようになったところを評価され、2020年ドラフトでロッテに4位で入団します。
 ルーキーイヤーは中継ぎでスタートし、キャンプで結果を残すといきなり開幕一軍。3月26日のソフトバンク戦でプロ初登板を果たしました。その後、7月7日のソフトバンク戦で初勝利。以降は二軍落ちも経験しましたが、再び一軍に戻ってくると、10月6日の西武戦で無傷の4勝目。新人で開幕から4連勝を記録するのはロッテでは65年ぶりの快挙でした。
 しかし2年目の22年は4登板と機会が大幅減。右肘の怪我によるものと見られ、9月下旬に右尺骨神経前方移行術および右肘内側側副靱帯補強術を行ったことが発表されました。23年は完全復活を期待します。

河村選手ってどんな人?(エピソード)

 2021年7月7日は、河村選手にとっては嬉しいプロ初先発初勝利の日でした。七夕の夜に幕張のマウンドに上がると、5回を投げ"77球"で被安打2、1失点に抑える活躍を見せました。実はこの時、河村選手のお母様が観戦に来ていました。しかも、河村選手のお母様はニュースで河村選手が初先発することを知り、故郷・北海道から慌てて飛んできたとのことでした。そんな母親の前でも好投を披露することができて、本当に良かったと思います。試合後のヒーローインタビューでは、ウイニングボールは親にあげると言って笑っていました。育ててもらった方への恩返しも込めて、河村選手にはさらに活躍してほしいですね。

河村選手のここがイチオシ!

 筆者が河村選手の推している部分は、

2階からバズーカで打ち込んだかのような威力のストレート

 です。先述した通り、河村選手の身長は2メートルに近く、投球時に腕を伸ばせばその高さはビル2階分に相当してきます。それほどの高さから角度のついた160キロ近いストレートを投げられたら、並大抵の選手なら打ち崩すことは出来ないでしょう。加えて、フォークなども落ちるので、ストレートだけに気をつけていると変化球を振らされてしまいます。個人的にはセットアッパーが適任だと思うのですが、長いイニングを威圧的に抑えていくのも面白いかもしれません。

 以上が河村選手の紹介でした。23年は腕の怪我から完全復活し、また幕張で河村選手の元気な姿を見られることを願っています。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典

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