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ついに、プロ野球の声出し応援が解禁に!話題の「第5類」についても解説

政府が、新型コロナウイルスを「第5類」への移行を決定

 1月27日、政府が新型コロナウイルスの感染症法上での位置付けを、5月8日に今の「第2類相当」から「第5類」へ移行することを決定しました。この対応を受け、プロ野球ではオープン戦でのマスク着用の上での声出し応援や、WBCでのジェット風船を解禁することを決めています。プロ野球から"ファンの音"が消えた2020年シーズンから、3年ぶりに再び歓声が戻ってきます。ということで、今回は「第5類」とは何か、声出し応援が解禁された球団・期間はいつかを掘り下げていきます。

「第5類」って何?

 今回政府が打ち出した新型コロナウイルスの「第5類」移行決定。厚生労働省健康局結核感染症課が公表している感染症の類型を参考にさせてもらうと、現在新型コロナウイルスが分類されている「第2類」には
・一種病原体(エボラ出血熱やペストなど日本に存在していない病気)ほどの病原性はないが、国民の生命及び健康に重大な影響を与えるもの
・近年テロに実際に使用された病原体など
・許可制により、検査・治療・検査目的の目的・輸入を認めるもの
 という分類がされているそうです。新型コロナウイルスはおそらく1番上の分類に当てはまっていると思います。ですが、この分類には実態と一致していないという声も多く、ドラッグストアで検査キットを購入できる点などからも「第2類相当」とは程遠いという意見があることも事実です。ちなみに、「第2類」には他に結核や鳥インフルエンザなどが当てはまっています。

 一方、今回の移行先である「第5類」にはこれと言って分類の考え方はありません。感染が発覚しても、実施できる措置には
・発生動向調査
 しかありません。それだけ、コロナの脅威が落ち着いてきたということなのでしょうか。「第5類」には季節性のインフルエンザ、感染性胃腸炎などが当てはまっています。

 もちろん今回の移行によって新型コロナウイルスの感染力が微力化してきていることはわかりますが、それでも医療従事者の中には懸念の声を上げる人もいます。特に、
・引き下げ後の感染再拡大が怖い
・一気に引き下げるとこで医療体制に混乱が生じる可能性が高い
 という引き下げ後の社会を不安視する声が多いようです。徐々に色々な制約を解除していくことしか、感染の穏健化への道はないのでしょうか。

声出し応援が解禁された球団・大会は?

 現在確認できる限りでは声出し応援などが解禁された球団・大会は以下の通りです。

巨人(オープン戦から東京ドームでの主催試合全てでマスクを着用しての声出し応援が可能)
WBC(2月中の試合から収容率100%の状態でも声出し応援が可能)
ロッテ(オープン戦からマスクを着用しての声出し応援が可能)
DeNA(オープン戦からマスクを着用しての声出し応援と球団歌の歌唱が可能)
楽天(収容人数を制限せず、マスクを着用しての声出し応援が可能)
ヤクルト(2月23日のオープン戦からマスクを着用しての声出し応援、応援団の鳴り物演奏が可能)
ソフトバンク(3月4日のオープン戦からマスクを着用しての声出し応援が可能)
阪神(3月4日のオープン戦からマスクを着用しての声出し・肩を組んでの応援、鳴り物演奏、観客同士のハイタッチが可能)
西武(3月8日のオープン戦からマスクを着用しての声出し応援が可能)
中日(3月14日のオープン戦からマスクを着用しての声出し応援が可能)
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 今後ニュースが入り次第更新していくつもりですが、今のところはこの5つのみ。しかし、政府もマスク着用の上で解禁をしていく方針とのことなので、23年シーズンの開幕戦は再び賑やかなプロ野球がもどってくるかもしれません。筆者も応援歌やチャンステーマを大口開けて歌える日が来るのを楽しみに待ちたいと思います。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000040509.pdf(厚生労働省健康局感染症課が発表する感染症の分類表、「感染症の範囲及び類型について」と検索すれば出てきます)

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