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チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ〜その25〜

 来季からNPBで新しくプレーする外国人を紹介する、「チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ」。第二十五回は再び北の大地に戻ってきた、"復活のバーギー"です。

名前:ドリュー・バーヘイゲン

生年月日:1990年10月22日(33歳)

出身:アメリカ合衆国・テキサス州

 ドリュー・バーヘイゲン選手はアメリカ合衆国出身の投手で、右投右打、身長は198センチ、体重は104キロと体格の良い選手です。
150キロを超えるストレートと大きく曲がるスライダーなどを武器に、昨季はラーズ・ヌートバー選手と共闘。メジャーリーグで60試合に登板するタフネスさを持っており、日本ハムでは先発でも中継ぎでも期待されています。

 バーヘイゲン選手は2012年MLBドラフト4巡目でデトロイト・タイガースから指名されてプロ入りすると、同年はルーキー級、A+級でプレー。
 翌年はA+級からAA級に昇格すると、2014年はAAA級で開幕を迎え、一気にメジャーデビュー。この年は1試合に先発し、5回3失点という内容でした。
 2015年からはリリーフに転向し、2019年までの5年間で126試合に登板。しかし防御率は7点台の年もあるなど年々悪化していき、メジャー落ちします。
 そして、2020年からは日本ハムで2年間プレー。日本ハム在籍時は先発として活躍し、20年は8勝6敗と好成績を残し、ローテの柱として貢献しました。
 2022年からは再びメジャーに復帰セントルイス・カージナルスと契約を結ぶと、同年は19試合の登板にとどまったものの、昨季は驚異の60試合に登板。防御率も3.98と飛躍的に改善し、バキバキのメジャーリーガーとなりました。
 そして、メジャーとの契約を蹴り今季からはまた日本ハムでプレー。一度は巣立った助っ人がより頼もしくなって帰ってきました。

おかえりなさい!

 先述している通り、バーヘイゲン選手は2シーズン日本ハムでのプレー経験があります。特に2020年は18試合の登板ながら111回3分の2を投げており、しっかり試合を作ってくれるゲームメーカーとしての素質も持っています。
 さらに、中継ぎとしての経験も積んだことで両方の役割で計算ができます。
 一度メジャーを目指して退団した外国人選手が同じ球団に再び戻ってくるというケースはなかなかないので筆者も驚きましたが、再びバーヘイゲン選手のピッチングが見られると思うと、いち野球ファンとして待ち遠しいですね。

バーヘイゲン選手のプレー動画 

ストレートは相変わらず癖のある軌道をしていますね。若干ツーシームのように曲がる時もあるし、カットボールのように曲がる時もある。このボールがバーヘイゲン選手をバーヘイゲン選手たらしめていると言っても過言ではないでしょう。
 スライダー(スイーパー)も変化量がすごいですね。日本時代にもこのボールは多用していましたが、変わらない曲がり方をしていたため日本球へのアジャスト具合も問題なさそうです。
 そして、本拠地が変わったことでゴロや三振で打ち取るピッチングが主体のバーヘイゲン選手にとっては有利になりましたね。芝が札幌ドームより長い分内野手は捌きやすそうです。

まとめ

 バーヘイゲン選手はアメリカ合衆国出身の投手で、2年間のメジャーリーグ期間を経て再び日本ハムに戻ってきました。
 メジャーで60試合登板を経験した分タフさも上がっており、優勝を目指す新庄ハムにとっては大きな補強となりました。
 コロナ禍で来日していたバーヘイゲン選手にとって、日本で、フルで観客が入る試合で投げるのは今季が初めて。多くの日本ハムファンをそのピッチングで魅了してほしいですね。

 「2020年と2021年シーズンに北海道日本ハムファイターズでプレーをしてから、自分のキャリアの中でいつかはまたファイターズに戻ってプレーをしたいという強い思いがありました。私に再度のオファーをしてくださったファイターズに心より感謝していますし、幸せに思います。チームメイトに会うこと、エスコンフィールドHOKKAIDOという素晴らしい球場でプレーできることを楽しみにしています。今シーズン、チームの勝利に貢献できるよう、自分のできる限りの力を発揮し、精一杯プレーしていきます」

スポニチアネックス 2024年1月12日 15:09配信の記事より一部抜粋。

 とコメントしたバーヘイゲン選手。今季のES CON FIELD HOKKIDOでの初登板が楽しみです。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典・画像引用元

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