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のぼ〜る広報のイチオシ〜オリックス・バファローズ野手編〜

 本記事の筆者・のぼ〜る広報が、各チームのイチオシ投手と野手を1人ずつ紹介シリーズ、題して「のぼ〜る広報のイチオシ」。曜日は具体的に決めていませんが、随時更新していくシリーズものとなりますので、投稿した際は気にかけてくださると幸いです。第2回は、ブレイクが期待される長距離砲・元謙太選手です。

元謙太選手ってどんな人?(成績)

 まず初めに言っておくと、元選手は「げんけんた」と読む人が多いですが、読み仮名は「げんけんだい」です。なかなか初見で「太」を「だい」と読むのは難しいですよね。ちなみに、「元」という苗字は全国に約1100人と少なめです。
 元選手は中京大中京高校卒業後、2020年にドラフト2位でオリックスに入団しました。高校時代は一塁や遊撃を守っていましたが、プロになってからは外野にも挑戦。ルーキーイヤーの21年は一軍出場がなかったものの、22年は5試合に出場し、8打数2安打1打点の成績。8月11日の西武戦では2安打1打点の活躍を見せ、お立ち台にも立ちました。
 また2軍戦では、21年の三振率が111試合で.321だったのに比べ、22年は100試合で.190と大幅な改善に成功しました。これにより打率も.138から.239へと上昇。ボールを飛ばす力もあるので、吉田選手がメジャー移籍で抜けた今、元選手には外野のレギュラーを取ってほしいと願っています。

元選手ってどんな人?(エピソード)

 高卒3年目、20歳の元選手は身長186センチ、体重88キロと大柄な体格を持っています。というのも、元選手の実家はお餅屋。小さい頃から食が細かった元選手も、お餅なら満腹でも食べることができたそうです。前述した8月11日の試合のヒーローインタビューでも、実家のお餅屋を食べにきてと宣伝していました。
 また、元選手のお父さんが元高校球児、お母さんが東海大バレーボール部選手ということもあり、両親の血がプロでも屈指の身体能力を得られた理由の一つだそうです。

元選手のここがイチオシ!

 筆者が元選手の推している部分は、

チャンスで広角にボールを弾き返せるバッティング

 です。先述した通り2軍での打率.239と上がってきているとはいえ未だ打率の低い元選手ですが、得点圏にランナーを置いた時の打率が.292ととても勝負強いです。また打球の捌き方も、パリーグTVの動画を視聴していただいても分かる通り、引っ張りはもちろんセンター方向やライト方向にも打ち分けています。1軍初安打の際も、楽天・弓削投手から外角の球を上手くライトに弾き返しました。
 また、シュアなバッティングを披露する元選手ですが、冒頭で「長距離砲」と述べたように一発を放つこともできます。寧ろ、筆者は元選手は今以上に長打を放つことができるのではないかと思っています(2022年は2軍で二塁打4本、本塁打2本)。中京大中京時代に放った逆転グランドスラムのようなアーチを量産してくれることを筆者は期待しています。

 以上が、元選手の紹介でした。元選手は中学時代には投手をしていたこともあり、強肩なところも彼の魅力ですが、やはりバッティングには他の選手よりも目を見張るものがあります。バットにボールを当てられる確実性は上がってきたので、彼に課された課題はそのボールをいかにヒットゾーンに打ち返すかというところでしょうか。オリックスの外野は吉田選手という高い壁がいなくなったことにより、残り1枠は争奪戦となります。なので、オープン戦でしっかりと首脳陣にアピールして、開幕スタメンを勝ち取ってほしいですね。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典

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