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のぼ〜る広報のイチオシ〜東京ヤクルトスワローズ野手編

 本記事の筆者・のぼ〜る広報が、各チームのイチオシ投手と野手を1人ずつ紹介シリーズ、題して「のぼ〜る広報のイチオシ」。曜日は具体的に決めていませんが、随時更新していくシリーズものとなりますので、投稿した際は気にかけてくださると幸いです。第4回は、開花が待たれる燕のロマン砲・濱田太貴選手です。

濱田選手ってどんな人?(能力)

 2000年9月4日に福岡県北九州市で生まれた濱田選手は、身長177センチ体重81キロ(Wikipedia情報)と、平均的な体つきをしています。
 しかし、そこから放たれる打球は強烈で、地元福岡の名門・明豊高校では3年夏は県予選大会で敗れはしたものの、通算45本のホームランを打ちました。その実力を認められ、2018年ドラフト4位でヤクルトに指名されました。
 1年目から少しずつ出場試合数を伸ばし、21年は上半身のコンディション不良によって1軍出場はなかったものの、昨22年シーズンはキャリアハイの73試合に出場、打率は.206と低調ながらも6本のアーチをかけました。
 濱田選手はその溢れるパワーを生かし、豪快にバットを振りまくってホームランを量産する打撃スタイルではありますが、手首の力も強く、広角に打ち分けることも得意としています。また彼の放つ打球は空に長い時間舞う弾道をしていることが多く、これはボールをバットに乗せる長距離打者とタイミングを合わせる中距離打者の特徴を併せ持っていると言えます。フルスイングもするけれど、合わせるバッティングもできる濱田選手は、村上宗隆選手とクリーンナップを組む日も近いのではないでしょうか。

濱田選手ってどんな人?(エピソード)

 バットにボールが確実に当たるかという点は置いておき、スプレーバッティングが得意な濱田選手ですが、その打撃センスでチームメートの青木宣親選手に「打撃の天才、サボりの天才」と言わしめました。実は濱田選手、練習をサボる癖がある模様。個人的には選手が練習をサボっていても結果が出ているならいいとは思いますが、濱田選手には練習を積み重ねて外野のレギュラーを奪取してもらいたいと思っています。首位打者を何度もとっている打撃のスペシャリスト・青木選手に「天才」とまで言わしめているので、とても高いポテンシャルを持っていると筆者は考えています。なんらかのきっかけでその才能が開花してほしいですね。

濱田選手のここがイチオシ!

 筆者が濱田選手の推している部分は、

当たれば吹っ飛ぶ、当たらなくても相手投手に威圧を与えるフルスイング

 です。冒頭で「燕のロマン砲」と述べたように、濱田選手はボールに力を伝える技術はあるものの、ボールをバットの芯に当てる技術はまだあまり備わっていません。しかし彼がホームランを打つときは必ずと言っていいほどバットを完全に振り抜いています。当たれば飛ぶけど、空振りも多い。将来はどうであれ今の濱田選手はまさに"男のロマン"を体現していると筆者は思います。もちろんこれから率を上げてほしい思いもありますが、ロマン枠として低打率でも豪快なホームランを連発する濱田選手の勇姿も見てみたいです。とにかく、23年シーズンは先述した青木選手や塩見泰隆選手、山崎晃大朗選手、サンタナ選手など好打者がひしめき合う外野の定位置を獲得してもらいたいですね。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典

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