合わせ鏡で見える鏡の数
2つの鏡を平行に向かい合わせるとき,何個の鏡が見えるのでしょうか。光速は有限なので,無限に鏡が見えるわけではないようです。
これから答えを書きますが,僕が高校生レベルということをご了承ください。
まず,鏡の中に1つの鏡が見えているという状況に,何秒後になるのか考えてみます。このとき,目に入る光は鏡で1回反射しています。
よって2ℓ進んでいるので,かかる時間は(2ℓ÷c)となります。
次に,2回反射した光を見るとどう見えるか考えます。さっき考えたように1回反射した光を見ると,“鏡in鏡”が見えます。その光が反射するとき,“鏡in鏡”が光源としてもう1回鏡に映ると考えられるので,“鏡in鏡in鏡”が見えます。よって2回反射した光を見るとき“鏡in鏡in鏡”が見えます。このときかかる時間は,さっきより(ℓ÷c)長くなります。
同様に,1回反射すれば1個多くの鏡が見えるようになります。よって2回目の反射以降は時間(ℓ÷c)で1個鏡が増えると考えられます。また,最初の鏡in鏡を2個とカウントするので最初から時間(ℓ÷c)で1個鏡が増えると考えても大丈夫です。
以上の情報と,tの中に(ℓ÷c)は[t÷(ℓ÷c)]個あることから,時刻tには[t÷(ℓ÷c)]個の鏡が見えます。これが答えです。
ただし,[ ]はガウス記号とします。[x]は,xを超えない最大の整数を表します。
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