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シリーズ #セトリのウラガワ 「わたし(のDJ)がいちばんカワイイっ!( #わたいちDJ ) 36かいめっ!」 編

書く前から「相当長くなるだろうなぁ」と思ってましたが、案の定相当長くなりました。
文字数なんと14,900文字超。読書感想文かよ。
というわけで、お時間がない方は、下の目次から5を選んでいただくと、さっとセトリの解説が見れますので、よろしくお願いします。
(まさかただのセトリ解説書くのに2日もかかるとは思わんかったわ。)




1. はじめに

この記事は、R6年6月26日に開催された、「わたし(のDJ)がいちばんカワイイっ!(以下わたいちDJ)」の36回目にて回したセトリについて、セトリを組んだ背景やイベントに参加した前後の感想等を記載するものです。
イベントに参加したきっかけや意気込み、セトリの解説、イベントの感想の順番に書いていこうと思いますので、大体時系列順に書くことになるのかなと思います。


2. VRChatとの出会い

そもそも私自身はVRChatと出会ってまだ日が浅く、数年前に某バ○ナム系列のゲーセンでVRヘッドセットを被ってマ○オカートを体験したのがVRとの最初の出会いだったかと思います。

そこから数年経ち、VRの技術が凄いとか、知り合いがVRChatをやってるとか、そんな感じでちょいちょい自分にVRが掠ってきてはいました。
しかし、当時は配信DJがメインだったので(多い時は月に10回以上やってた)、楽しそうとは思いながらも、やれる時間がないかなという感じでした。

ただ、そこから仕事が急激に忙しくなり、当時やってた「おうちあにくら」というA-POPメインノンジャンルロングタイム配信DJ(規定時間3時間15分)というイベントくらいしかできなくなりました。
元々これは毎週日曜日にやっていたのですが、ここから更に、コロナ禍の反動か、アイドルマスター公式がほぼ毎週末ライブなりイベントなりを入れるようになりました。
それはそれで嬉しいことでありながらも、そのためにイベ被り回避で配信DJを休む機会が増えました。
結果として、ここ最近配信でしかDJできなかった現状が、配信すらできなくなっていったというのが当時の状況です。

そんな状況のなかでいつもの通りブラック企業で社畜しながらXのTLを眺めたりしていたのですが、その時突然、私にとっての天啓が降りました。

2024年4月12日。
私にとっての歴史が動いた瞬間です。

元々「おうちあにくら」は、コロナ禍でアニクラに行けなくても、せめてアニクラっぽいことができればということで始めたものでした。
その他のイベントも例にもれず、各イベントが知恵を絞って、どうにか会場に行けなくてもお客さんお楽しませることができればということで、配信DJが盛んにされていた時期がありました。
しかし、コロナ禍が落ち着き、各イベントも現場で開催されるようになり、天草という陸の孤島に住んでいた自分としては、また各イベントからの足が遠のくこととなりました。
(ちなみに当時は天草でもアニクラが盛んにあっていた時期がありましたが、DJが散り散りになって現在はアニクラが途絶えている状況です。別の機会に書くことがあればそのことも書こうと思います。)

そんなわけで、当時の自分はアニクラから完全に遠のいていた状況でした(し○けん劇場さん等、それでも行っていたところはありましたが)。
そんな中で、

DJイベントが

0円で

移動0分で

気軽に来れる

ヤバい現場

こんな文字列を見てしまったものだから、今のVRってそこまでやってるのかと。
というか、VRでDJイベントとかやってるのかということで、俄然興味を持ってしまったんですね。

そこから、わは~さんに色々教えてもらって、VRChatの世界に足を踏み入れることとなりました(この辺りの話の詳細は次の見出しで)。
ちなみにわは~さんは、某野外のアニクラ現場で知り合いまして、その時はわは~さんがジャグリングをさらっとやってるのを見て「すげぇ」ってなってた記憶がありますが、それ以降は自分があまり現場行けてなくて、例のポストを見るまではあまり交流はなかったかと思います。
今となってはわは~さんには色々とお世話になってるので、本当足を向けて寝れないなーと思ってます。
いや、V睡の時に足向けてたかもしれへんわ
確証がないわ
言及すんのやめとくわ


3. わたいちDJとの出会い

VRCとの出会いとイベントとの出会いを同じ見出しで書くつもりでしたが、思いのほか長くなってしまったので一旦分けておきます。

あれは忘れもしない2024年4月17日。

リアルでアイマスDJイベントがあったりした影響で、わは~さんからの案内が伸びに伸びてしまったのですが、4月17日にVRC初心者が必ずお世話になると言われるTutorial Worldを案内してもらい、色々と設定を完了したりしていました。

その案内を終え、わは~さんからどこに行きたいかを尋ねられたので、とりあえずアニクラに参加したくてVRChatの世界に入ったので、

「どこかしらのアニクラに行きたいんですけど今やってますか?」

とお尋ねしたところ、その時にちょうど開催されており、案内されたのが、わたいちDJの35かいめでした。

わたいちDJ 35かいめ フライヤー

ζ*'ヮ')ζ エクスクラメーションマークが見切れてる……

というのが、ワールドに来てフライヤーを見たときの最初の感想でした。
あと、ワールドに来てからスタッフさんらしき方が案内されたので、「VRChatはそういう文化があるんだなぁ」と思いました。

ところで、自分は昔に少女漫画(主に「なかよし」)を愛読していた程度にはカワイイものが好きだったので、カワイイものだけを厳選して流すイベントということで、フライヤーを見た時点でワクワクといった感情が出てきたんですね。
そうしたワクワク感を抱きながらブース前のステージに飛び込んだところ

カワイイ……?

画面いっぱいのドナルド

ζ*'ヮ')ζ え? VRCだとこれが「カワイイ」ってこと?

と、当時困惑したのはよく覚えています。
(全体的に聞いてみて、多分これは異端なんだろうなというのはなんとなく分かりましたが。)

その後、イベント終了後にわは~さんからBar羽休めを案内されて、木霊さんがDJされてるのを見たり、当時現場で回してた皆さんがVRの方でも回してるということが分かったりと、色々と楽しませてもらった記憶があります。

(わたいちDJの時にアイマス繋がりで、そのときDJされてたクランプクロウ先生を紹介されて、そこから「アイマス交流会inVRC」というグループに入ることになるのですが、そちらは「G@thering!!」のセトリのウラガワにてお話ししようかと思います。)


4. 再会、そしてステージへ

2024年5月10日。
当時は週末の金曜日で世間が浮足立ってるにも拘らず、週休が1日しかない(週によってはその週休すらないこともある)ブラック企業勤めのわたNobNOVAさん。
当時は学マスが曲を小出ししてきた時期だったので、その前日にカワイイ曲をうまいこと繋げられないかなぁというDJ特有の疾患を抱えながら眠りについていたのを、特に明確な理由もなく垂れ流していました。

このDJ、「レパートリーだけは無駄に豊富にある」と言ってのけてます。

そのなんとなしのポストを、主催の美香月さんに捕捉されました。

先生! ハッシュタグ間違えてます!(検索しても何も出てこなくて困惑したのはナイショ)
(あと、わは~さんから「VRCかわいすぎてごめんね」も紹介されましたが、諸事情で行けませんでしたので今度行きます。)

で、その後の流れが数レス続きますので要約すると、

ζ*'ヮ')ζ もうちょっとお客さん側として参加して場の雰囲気をつかみたいと思います
「大丈夫だ、問題ない 好きな曲を流せ」
ζ*'ヮ')ζ ま?

美香月さんとのXでのやりとりより(要約)

こんな感じでお話を頂き、カワイイセトリを組みながらwktkして待ってたのですが、暫く動きがなく、わたいちがしばらくない日が続いていました。
「ζ*'ヮ')ζ 心配だけど、そのうちイベントがあれば遊びにいこうかなー」とか思いつつ、その裏でアイマスオンリーDJイベント「G@thering!!」が動き、そっちの準備に追われていたところで

6月19日

「6月26日にDJできますでしょうか?」
ζ*'ヮ')ζ 一週間前!

突然の話にびっくりしたのですが、その後に「G@thering!!」を控えており、そちらの宣伝をしたかったのと、元々ある程度セトリを組んでいる状態だったので、お話を快諾したのと共に

ζ*'ヮ')ζ 本当にあまり見れてないイベントで回すんだ……

と、なんとなくまだ信じられない気持ちになっていたのを覚えています。

というわけで、色々打ち合わせをし、アー写を提供し、できたフライヤーがこちらになります。

わたいちDJ 36かいめ フライヤー

ここで最初に引用したフライヤーを確認してほしいんですが、

私がVRChatで初めて参加したイベントは35回目でした。

私がVRChatで初めて回すイベントは36回目です。

私はこのイベントで初めてを2つも奪われました(意味深

というわけで、唐突にDJで回すことが決まったために、元々「G@thering!!」でデビューかつトリを飾るという大役が、デビューはわたいちDJとなったので、「G@thering!!」の時は逆にだいぶリラックスして回せたのを覚えています(それでもあっちも緊張したけど)。


そう言えば、クランプクロウ先生にも美香月さんにも言われた共通のことがあるのですが、

「わたいちDJは練習と思えばいいよ」

えーと

どっちも本番です、本当にありがとうございました。

だって、36回もやってるイベントですよ?

どう考えても、過去35回分の歴史があるわけじゃないですか。

なので、当時の自分は

  • とにかく音を止めない、繋ぎ失敗しない。

  • アイマスや「G@thering!!」にも興味を持ってもらうため、アイマス要素はふんだんに入れる。

  • アイマスだけだと興味ない人は全く聞かないので、他ジャンルの曲も織り交ぜ、能動的にアイマス曲を聴いてもらえるようにする。

その辺りを意識しながらセトリを組んでいました。


ところで、最初にこのDJが言い放った一言を覚えていますでしょうか。

レパートリーだけは無駄に豊富にあるから

レパートリーだけは無駄に豊富にあるから

レパートリーだけは無駄に豊富にあるから

そんなDJが、イベント直前までどのような状態だったかというと

書き込み日時に注目
「レパートリーだけは無駄に豊富にある」とは

ζ*'ヮ')ζ 「レパートリーだけは無駄に豊富にある」んじゃなかったんですか?

というわけで、過去に作ったセトリをアイマス曲追加してこねくり回して当日までいろいろしたのが、当日現場で回したセトリとなります。
VJさんご迷惑をおかけしすみませんでした。

(なおこのDJ、後日またやらかします。
その話は次回の「G@thering!!」のお話にて。)


5. 当日のセトリと選曲理由(※お待たせしました、ここからが本編です。)

まずはXの方に投稿したセトリの画像をあげます。

後ほど曲名入れて解説しますので、読めなくても大丈夫です。

また、当日回しながら一発録りで録ったMIXもあげておきます。
これを聴きながら以下の記事を読んでいただければと思います。


01.フェイバリットに踊らせて / 水嶋咲(小林大紀)

アイドルマスター SideMより。

まず、イベントの趣旨をしょっぱなから壊すようで大変申し訳ないのですが、

私、実は可愛くないんです。

そりゃそうですよね。
男だし。
アラフォー後半だし。
ピザだし。

でもVRChatでは、リアルイケメンが(残念ながら自分はイケメンではないけど)、可愛い恰好をして楽しむという男性は意外と多いんです。
(VRに入ってまで野郎の姿を見たくない、ってのもあるかもしれない。)

一方、水嶋咲は、自身が男性であることを公開しながら、カワイイものに目がなく、カワイイ自分になるために女装してアイドルをやっています。

つまり、VRChatで可愛いアバターを纏い、VRの世界に生きる我々にとって、

水嶋咲という人は、その完成形の一つであり、我々の希望なんです。

そうした彼自身へのリスペクトから、今回最初に流すことになりました。


02.STEREOPHONIC ISOTONIC (nyankobrq Remix) / ロコ(中村温姫)

アイドルマスター ミリオンライブ(以降ミリオンライブ)より。

歌詞がロコナイズ(横文字化)されていて一見分かりにくいんですが、

この曲、実はラブソングなんです。

歌詞の解釈は他の詳しいサイトにお譲りしますが、そうしたいじらしい恋心を、わざと分かりにくくして表現するいじらしさ。

カワイイと思いません?
(ロコは普段からロコナイズしてるので、そこまで考えていない可能性もある。)

それと、次の曲との相性が良すぎて自分の中では鉄板の繋ぎとなっているので今回入れたのもあります。
続きは次の曲にて。


03.LOVE is GAME / 天空橋朋花(小岩井ことり),高槻やよい(仁後真耶子),佐竹美奈子(大関英里),七尾百合子(伊藤美来)

アイドルマスター ミリオンライブより。

MILLION THEATER SEASONのカワイイ担当ことLOVERS HEARTの中の一曲で、ヒゲドライバー先生のミリオンライブでは初となる楽曲。
前曲とはBPMも同じ、キーも同じ、ジャンルも同じテクノポップ、しかもどちらもミリオンライブということで、自分の中ではことあるごとに連続してかける2曲となっています。
ってかこの繋ぎ流行れ。


04.ダブル・イフェクト / アルストロメリア

アイドルマスター シャイニーカラーズ(以降シャニマス)より。

シャニマスのカワイイ担当としてお馴染みのアルストロメリア(異論は認める)
歌詞の解釈は他サイトに委ねますが、歌詞の「永遠を誓い合えるかな」が結婚っぽくて、6月という今の時期に合っているかな、というのと、前2曲とBPMが同じだったのでそれに合わせたかった、というのもあります。


05.JUNGLE WAHHOI (Prod.YUC'e) / 大賀ルキア(星川サラ)

電音部より。

ここでちょっと流れを壊したくなったんですよね。

クラブミュージックでカワイイ曲が多いのはまあユーシエよねと思いつつ、重低音を効かせた曲で治安を悪くさせたかった、というのが選曲理由かな。

多分ですけど、自分のDJでは順当なカワイイ曲だけしか流れないと色々な方から思われてたと思うんですよね。
それを自ら壊して、「こういうカワイイもアリじゃない?」と主張したかったんだと思います。

わっほいから春香曲に繋ごうとして、春歌曲がセトリから抜けた名残、という噂もあったりなかったり。


06.アプデ / 星井美希(長谷川明子)

アイドルマスターより。

アイマス信号機の生き残り(千早はchoco fondue流そうと思ってたという説があり)。
まあ、765AS(765PRO ALLSTARSの略、アイドルマスターシリーズの初期メンバーのこと、生ける伝説。)のカワイイ担当と言えば美希よなぁ、と、
美希と言えば悲恋の曲も多いんですが、順当にカワイイ曲を選曲。

(今回来ると信じてたお客さんの一人が星井美希担当だったので全力で釣りにいった、という噂もあります。)


07.SOS / 黛冬優子(幸村恵理)

アイドルマスター シャイニーカラーズより

ユニットとしてカワイイのがアルストロメリアだとすれば、個人としてカワイイのはやっぱり冬優子かなと。(ユニットで歌ってるは曲どれもこれもえげつないけど。)
公式の企画で歌ってみたが多く出て、知名度も高いので、多くの方に反応してもらえるかなと。

ちなみに黛冬優子、知れば知るほど面白いアイドルなので、みんなもシャニマス、またはSong for Prismをやってみよう!(露骨な宣伝)


08.Black'n White JAMMIN' CATS / 箱部なる(M・A・O)&月鈴白奈(高野麻里佳)

イロドリミドリ(チュウニズム)より。

音ゲー曲をいくつか入れたいと思ってたんです。

イロドリミドリ曲の中で何を回すか、正直候補がいくつかあり絞り切れてなかったんですが、4曲目のアルストロメリアの曲で回す候補にしていた曲の一つに「Give me some more…」という、アルストロメリア曲の中でもバズってる曲がありまして

この曲と合わせる予定で選曲し、セトリを組む過程で片方が消え、こちらの曲が残った、という経緯です。
個人的にはこの次の曲といい感じに繋がりましたので、選曲してよかったと思っています。


09.トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜,ツミキ / MAISONdes

うる星やつら(2022年版)より。

ここ最近は色々な作品のリメイクが発表されてますね。
(魔法騎士レイアースのリメイク発表で感情が破壊されたアカウントがこちらになります。)
で、アニソンを流そうと思ったんですが、アニソンでカワイイ曲を色々と模索した結果、こちらにたどり着きました。
リリースが2022年と新しすぎるので反応薄いかなと思ってたんですが、思っていたよりも数倍大きい反応があって嬉しかったのを覚えています。


10.メルティランドナイトメア / MORE MORE JUMP!(花里みのり&桐谷遥&桃井愛莉&日野森雫&初音ミク)

プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミクより。

ボカロ曲を流したいと思ったんです。

で、チュウニズムの影響でこの曲が好きでよく選曲してたんですけど、MVの女の子が可愛かったなーと思い出して選曲。
後々になってプロセカの方と差し替えたため、音ゲー曲を入れるという目的も達成しました。


11.Dreamy Sky / 風真いろは

ホロライブより。

VTuber曲を入れたいと思ったんです(某アニクラを見に行ったらVTuber曲でドカ湧きだったので)。

で、皆さんご存知の通り、VTuberでカワイイ曲なんていくらでもある(なんなら全部カワイイ)んですが、リリースされたばかりのこの曲を何と無しに聞いてたら

Let's Go !
ときめいた青空で
もっと 風に乗り きらめくの
Dreaming
今より可愛くなりたい

Dreamy Sky / 風真いろは より

そうかそうか。

可愛くなりたいか。

なら俺のセトリに来いよ(思考が気持ち悪い)

という流れでセトリに入ることになりました。
今回は既にカワイイものもたくさん入れましたが、一方でカワイくなりたいものも一定数入れてます。
カワイくなりたいのもカワイイの一つの形かな、と。


12....In The Name Of。 ...LOVE? / 真壁瑞希(阿部里果)

アイドルマスター ミリオンライブより。

まあ瑞希ちゃんカワイイからね、仕方ないね。

それはともかく、瑞希もクールビューティー的な立ち位置で見られることが多く、一方でカワイく見られたいという思いを常に抱いているような女の子なので、そういった意味でも前の曲とうまく繋げられたかなと思います。


13.立ち位置ゼロ番! 順位は一番! / スマートファルコン(大和田仁美)

ウマ娘 プリティーダービーより。

ウマ娘の曲を流したいと思ったんです。

で、ウマ娘でカワイイ子ってたくさんいるじゃないですか。
ハルウララとかカレンチャンとかマヤノトップガンとか(以下略

その中で、何故スマートファルコンが選ばれたのか。

恐らく多くのトレーナーにとっては、カワイイで真っ先に思い浮かぶのはカレンチャンだと思うんです。
そのカレンチャンのカワイさってのは、完成されたカワイさなんです。

一方で、ファル子は既にカワイイんですけど、そこから努力して更にカワイくなろうとしてるんです。

勿論カレンチャンが全く努力をしないわけではないのですが(そもそもカレンチャンも凄い根性の持ち主なので)、カワイくなりたい人を応援したいという意味でファル子をセトリに入れた次第です。

(あと、途中でBPMが変わるいわゆるソフラン曲であり、次の曲とBPMの差が開いてたんですけど、その差を埋められるようソフラン曲を採用した、というのもあります。)


14.POP TEAM EPIC / 海原ミチル(小岩井ことり)

D4DJより(原曲:ポプテピピック)。

電音部の曲を出したから、D4DJの曲を出したいと思ったんです。

せっかくだからアニソンカバーを出せばアニソンを出したことにもなると思ったんです。

3曲目のミリオンの曲でも出したから、CV小岩井ことりの曲を出そうと思ったんです。

これが被るとか思わんやん?
(正確にはどっちも別Remixなのでどっちも被ってない。)


15.ありったけの輝きで / 櫻木真乃(関根瞳)

アイドルマスター シャイニーカラーズより。

シャニマスで個人としてカワイイのが黛冬優子だという話をしたと思います。

しかし、まだいたんです。カワイイの権化が。
シャニマスの主人公キャラ、櫻木真乃。

守りたい、この鳩。 ©BNEI

この笑顔、めっちゃカワイくないですか?
鳩はまあ……うん……


16.寝起きヤシの木 / ゆこぴ

1stアルバム「アルバム1号」より。ボーカロイド楽曲。

バズったからとりあえず入れとけみたいな感じで入れたんだろうと思われるかもしれませんが、

この曲、歌詞がいちいちカワイイんですよ。

起きたら頭がヤシの木になってるのがまずカワイイし。
ヤシの木って例えもカワイイし。
とりあえず写真撮るのもカワイイし。

個人的にボカロ界隈のカワイイ担当と言えば月読アイだと思ってるんですが、歌愛ユキもカワイイよねってことで選曲しました。

で、この前の曲とこの次の曲を見れば、この曲が余計に感じられると思うんですよ。
どっちもアイマスだし、どっちも各ブランドの主人公みたいなものだし。
ただ、前の曲はその前の曲と上手く繋がり、次の曲はその次の曲と上手く繋がるので、BPM的にここしか居場所がなかったんです。
無理やりねじ込んだ感になってるのはそういう理由があったりします。


17.はにかみdays / 島村卯月(大橋彩香)

アイドルマスター シンデレラガールズより。

1つ飛びで、こちらもアイマスブランドの主人公ポジの楽曲となります。
アニデレ24話のS(mile)ing!でボロ泣きしたプロデューサー諸氏も多いのではないでしょうか。

というわけで、島村卯月=S(mile)ing!というのが一般世間での考えになるのかなと思うのですが、島村卯月がカワイイ曲となると、個人的にはソロ2曲目の当曲、または3曲目の純情接近STORYがあがるかなと思います。

どっちがカワイイかっていうのは割と意見が分かれるところだと思うんですけど、ストレートにカワイさを出しているのは純情接近STORYの方だと思うんです。

じゃあ何故「はにかみdays」を選択したのか。

とにかくいじらしいんですよこの曲。
好きな人に気持ちを伝えたいけどなかなかうまくいかず、それでもがんばって話しかけようとする曲で、製作陣や声優さんも「プライベートな卯月」「もし島村卯月が恋をしたら」という想定でこの曲ができたということを話されたそうです。

ファル子もそうであったように、アイドルとして輝くことのカワイさがある一方で、この曲はそれとは違い、アイドルというポジションから離れた、自然体の自分としてのカワイさを表現しているわけです。

こういうことを考えてたら、この曲むちゃくちゃエモいな(語彙力)と思い、今回セトリに入れた次第です。


18.可愛くてごめん / HoneyWorks feat. ちゅーたん(早見沙織)

ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~(告白実行委員会~恋愛シリーズ~)より。

一般世間では同人版のかぴさんによる歌唱が先行リリースされた影響か、そちらの方が流行っている印象があるんですが、

この曲、ちゅーたんが歌うことに大きな意味があるんです。
その辺りを掘り下げようとするとちゅーたんに関する壮大なネタバレを語らないといけなくなってしまうので、詳しく知りたい人は各自ググるか本編を見てください。

みなさんお馴染みの曲なので語る必要もないとは思うんですが、とにかくこの自己肯定感だらけの歌詞(特にサビ)をカワイイと言わずして何をカワイイと言えようか。

(あと、ちゅーたんがデレマスで高垣楓を担当している早見沙織さんってのも選曲理由だったりします。)


19.ヴァンパイア feat. 初音ミク / DECO*27

アルバム「MANNEQUIN」より。

ボーカロイドの曲を入れたいと思ったんです。

ボカロ楽曲も今回セトリに入れている以外に色々入れたい曲はあったんですが(例えば「デビルじゃないもん」とか)

他の曲との相性とか色々考え、ヴァンパイアの方に落ち着きました。


20.ぷちょへんざ☆ゆにばーす / マヤ(徳井青空)

ご注文はうさぎですか??より。

元々PandaBoYの作るFutureっぽい曲が好きで(今一般世間にあるKawaii Future Bassとは違う、Techno Pop寄りのFuture)、過去に音々愛メウさんとOnline B2Bをしたときに、自分が同作者のぼーる・みーる・がーるを選曲したことは記憶に新しいかと思います。

今回選曲したぷちょへんざ~のほうも、PandaBoYらしいFuture要素が押し出されており、合いの手がDJにも映え、しかもごちうさだからカワイイ。
そうした理由で選んでみました。
どちらもキャラソンなので知名度は低いかもしれませんが、この機会に知って頂ければ嬉しいです。


21.世界一可愛い私 / 藤田ことね(飯田ヒカル)

学園アイドルマスターより。

現在巷で空前のブームとなっている学園アイドルマスター。
その中のカワイイ担当であり、曲名でもそれを主張しているこの曲を選曲しました。

実は、セトリを組むうえで真っ先に入れたいと思っていた曲が2つあります。
1つは「可愛くてごめん」、そしてもう1つがこの曲です。

そしてこの2曲、共通点がありまして、どちらも作詞作曲編曲がHoneyWorksなんです。
とは言えこちらの曲はあまりHoneyWorksさを感じさせない作りとなっているため、2曲が並んでも全く違う印象を受ける曲じゃないかなと思います。


22.ツバサ・ラ・リベルテ / 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

ラブライブ! 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブより。

ラブライブシリーズの曲を入れたいと思ったんです。

で、私自身まだまだラブライブは履修中で、Aqoursの途中までは曲は追えてるんですけど、それ以降は断片的にしか追えてない状態で、その中で、私が回している「おうちあにくら」の視聴者さんから「この曲を入れてほしい」と要望があったのが、「Link to the FUTURE」という楽曲だったんです。

今回採用した「ツバサ・ラ・リベルテ」は、そのマキシングルの中にある曲です。
曲の解説をするには、夕霧綴理という人物のことを語らずしては語れないので、その辺りは私よりもお詳しい方がごまんとおりますのでそちらにお譲りしますが、個人的にはこの曲を聴いて、シャニマス味がある曲だなと感じました。
別段どちらがどちらのパクリというわけではなく、ツバサという共通点もあるし、何より「強い曲だな」と思った次第です。

今回のセトリは自分なりのカワイイをいろいろ詰め込んでますが、逆に言うと、どれもカワイイであるが故に、ただカワイイだけでは聴衆の印象に残りません。
今回は尺の関係上、ラブライブ曲は1曲だけしか入れられないだろうなと思っていたので、流すなら単にカワイイだけでなく、聞く人の印象に残るような「強い曲」を流したいと思ったんです。
(まあ主催もアイドルってだけでカワイイって言ってたしね、仕方ないね。)

ちなみに、アイラブ歌合戦(公式は異次元フェス呼びを推奨していないので)にて俄然ラブライブ曲にも興味を持ったので、別のタイミングで流せる曲のレパートリーを増やせればいいなと思っています。


23.Stellar Stellar / 星街すいせい,渋谷凛(福原綾香)

ホロライブ、及びアイドルマスター シンデレラガールズより。

ホロライブの中でも、星街すいせいの曲を流したいと思ったんです。

で、私が普段聞いてるのは「灼熱にて純情 (wii-wii-woo)」で、カワイイとは程遠い。
また、「ビビデバ」もカワイイとはちょっと違うかなと。(トウキョウ・シャンディ・ランデヴ辺りと合わせたかったんですがBPMで断念しました。)

個人的にはここまで書いてて「じゃあ何で『Stellar Stellar』を選んだんだろう」という気がしてきました。

ここで大きく話がそれるんですが、学園アイドルマスターに、有村麻央というキャラがいるんです。

有村麻央さん ©BNEI

色々説明すると本編のネタバレになるので端折りますが、もともと麻央はカッコイイアイドルを目指していたんです。
(この立ち位置は菊地真とも違い、どちらかというと水嶋咲のアンチテーゼみたいな感じかなと思っています。)
ただ、成長により女性らしさが出てきて、カッコイイアイドルを目指すにあたってその部分が障害となり苦悩するのですが、最終的にはカッコカワイイアイドルを目指すというところで落ち着きます。

何が言いたいかというと

カッコよさの中にもカワイさってあると思うんですよね。

彼女の持ち曲「Fluorite」のダンスもそんな感じで

ただカワイイだけじゃない、でもただカッコイイだけでもない。
そんな絶妙なバランスを持った曲であり、それを麻央が歌い踊れるのは、「カッコカワイイとは何か」を自身の中でつかんだからだと思います。

話がそれました。
今回選曲した「Stellar Stellar」も、そうした「カッコカワイさ」を兼ね備えた楽曲だと思ったからです。
ただカワイイだけじゃない、「カッコカワイイ」曲は、同じ理由でこの後にもう一曲選曲してます。
どの曲かについては、その曲について話すときにまたお話します。

(あと、もしかしたら会場にイノタクガチ勢がいるかもしれないと思ってぶっこんだというのもあります。)


24.きゅ~まい*flower / Pastel*Palettes

BanG Dream!(以下バンドリ)より。

バンドリのカワイイ担当と言えば、大抵の人はパスパレ(Pastel*Palettes)かハロハピ(ハロー、ハッピーワールド!)のいずれかになるかと思います。
(まあハロハピはどっちかというとカワイイというよりも頭がおかs(ry)

特にこの曲についてなんですが、冒頭の

応答せよっ 可愛さよ!

きゅ~まい*flower / Pastel*Palettes

というフレーズで選んだところはあるんですが、この曲はタイトル通り、

Cutie」であり、

Mighty」なんです。

本来カワイさというのはそれだけで存在できるわけではないんです。
カワイイだけだとどうしても弱いので、すぐに消えてしまうから。
本当のカワイさというのは「カワイさ」と同時に「強さ」も持ってないとダメなんです。

この曲はまさにその「カワイさ」と「強さ」を表現した曲で、個人的にはパスパレの矜持というか、覚悟を歌った曲かなと感じています。

(実は入りミスってましたが敢えて修正はしないことにします。)


25.よりみちリトルスター / U149

アイドルマスター シンデレラガールズ U149より。

正直U149ってだけでみんなカワイイんですが、普通の人なら順当にOPのShine In The Sky☆を流すと思うんです。

じゃあ何故この限界DJは、劇中でも1度しか使われなかった「よりみちリトルスター」の方を選んだのか。

ひとつは、「Shine~」の方は「G@thering!!」で使う予定があったからでした。(結局曲数オーバーで外さざるを得なくなりましたが。)

あと、「カワイイ」という趣旨からは外れるんですが

この曲、自分にとってはすっごい泣き曲なんですよ。

歌詞自体はとてもいい歌詞なんですけど、涙を誘ってる歌詞かと言われたら決してそうではなくて、むしろこれから待ち受ける未来をワクワクしながら待ってるようなそんな歌詞なんですけど。

となると、多分メロディーで泣いてるんでしょうね。
カーステでこれ流れたときに感情が決壊しちゃって、急遽運転を止めたことがあります。

こういう「何故だかわかんないけどすっごい好きな曲」ってのを大切にしたいなとは前々から思ってて、そうした理由で選曲をした次第です。


26.ブライダルドリーム / 兎田ぺこら,宝鐘マリン

ホロライブより。

元々ぺこらと船長の曲を入れたいとは思ったんです。

そうして調べたら、ちょうど2人が歌っている曲があって、しかもこれも6月ということで、流すのにちょうどいい時期かなと思い選曲しました。

VTuber楽曲はさくらみことかしぐれういとかもっと色々流したかったなぁと思いつつ、次回の宿題にしたいなと思います。


27.せーので跳べって言ってんの! / 本城香澄(岩橋由佳)

Re:ステージ!(以下リステ)より。

ここまで色々な曲を積み重ねておいて、ラストが突然のリステ〆で大変恐縮なのですが、実はこの曲は私がDJするときに高確率で〆に使う曲です。
楽曲の縦ノリ感が半端なく、現地ではサビで延々ジャンプするのがお決まりのパターンです。

これだけ見ると単にカッコいい曲なんですが、ここで、この曲を歌っている本城香澄がどんなキャラかと言いますと、

左は柊かえ、右は本城香澄。 ©Re:ステージ! ドリームデイズ♪ 製作委員会

この右の子なんですけど。

見た目カワイくないですか?

で、このカワイイ見た目してあんなゴリゴリのロック歌ってるんですよ。
これこそ「カッコカワイイ」でしょう。

というわけで、「Stellar Stellar」と同じく、カッコカワイイ曲を求めたうえでの選曲となります。


6. わたいちDJを終えて

既にここまでで13500文字以上書いてますので、まだ続くのかと皆様お思いでしょうが、残念ながらまだ続きます。

そんなこんなで、VRChatの世界で過ごしながら、「いつか自分もステージで回したい」と思っていたVRDJが、まさかこんなに早くステージに立てるとは思ってもみませんでした。

私が他の方が主催するDJイベントにお呼ばれするときは、とかくイベントに失礼のないように、自分のDJプレイがイベントに泥を塗ることのないように、かつDJは曲紹介をしてナンボなので、自分の好きな曲、というよりも、自分がオーディエンスに紹介したい曲を、オーディエンスが聞きたい曲とバランスよく入れるということを常に心がけています。
今回のセトリも、表向きは「G@thering!!」の紹介ということで、アイマス曲の中でも一般受けしそうな曲から、「これはカワイイから聞いて!」って曲まで色々と入れましたし、アイマス以外ではそれこそ色々なところに手を出して、1曲だけでも会場の方全員が反応してもらえるような曲を入れたセトリを作ることを目指してきました。

実際プレイ中は音を止めないように、繋ぎを失敗しないようにプレイに集中するため、なかなか会場の隅々まで目を配るというのはできないのですが、ちょいちょい大きな反応もあって嬉しくなりつつ、全体的に楽しんでもらえていたかが心配だったのですが、

もうね。

この言葉でどれだけ救われたか。

自分自身現場でのDJからは長らく遠のいており、配信だけで暫く回してきていたので。
例えVRであっても、その向こうにはそのアバターを纏っている人がいるわけで。
つまり自分にとっては、現場でお客さんの前で回すのと状況的には変わらなかったので、久しぶりに人前で回すとあって凄く緊張しました。
その緊張した気分が、あの言葉で一気に緩んで泣きそうになりました。

いや、なんというか

人前で回すっていいね。

勿論、配信DJには配信DJなりの良さがあるわけですが、VRという現場でお客さんの生の反応を見ながら回した今回のイベントは、自分にとってかけがえのない宝物となりました。

今回のVRDJを通して(正確にはその先の「G@thering!!」も通してだけど)、いつか越えたいDJ、いつか同じイベントで回したいDJ、いろいろな人ができました。
そうした人と交流を重ねて、また違った機会にみんなを楽しませることができたらいいなと思いました。

というわけで美香月さん、

次回のオファー、いつでもお待ちしております!


下部に有料部分を設けていますが、有料部分の記載はありません。
こんな超長文を見て、もし自分を応援したいという人がいれば、投げ銭してもらえると私が喜びます。

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