ヤマハルーター IPoEプランでのひかり電話契約に関する選択について
ヤマハルーターのIPoEプランの設定において、ひかり電話の契約について、
「契約している」「契約していない」の選択が求められる。
この選択が、文字通り、
ひかり電話契約している⇒「契約している」
ひかり電話契約していない⇒「契約していない」
なら、間違えることはないのだけど、
単純にそうではないのが、話をややこしくしている。
そもそも、ヤマハルーターの設定において、ひかり電話契約の有無を確認してくるのは、ひかり電話契約ありとなしで、IPv6の配布方式が異なることに起因する。
一般的に、ひかり電話契約なし回線では、IPv6は、RA方式、
ひかり電話契約あり回線では、IPv6は、DHCPv6-PD方式で配布される。
ヤマハルーターとしては、IPv6情報をRA方式で受ければ良いのか、DHCPv6-PD方式で受ければ良いのかで設定が変わってくるので、受信する配布方式と設定を合わせる必要がある。
ひかり電話契約ありなら、DHCPv6-PD方式で配布されるから、ヤマハルーターは、DHCPv6-PD方式用の設定をすれば良いかというと必ずしもそうではない。なぜなら、機器構成により、ヤマハルーターは、DHCPv6-PD方式ではなく、RA方式で、IPv6の情報を受信することになるからだ。
通常、ひかり電話契約回線では、ひかり電話を利用するために、ホームゲートウェイなどのVoIPアダプタが、設置される。
そして、ヤマハルーターは、そのVoIPアダプタの下部に設置されることになる。すると、VoIPアダプタからは、ＲＡ方式でIPv6情報が配布されるので、
ヤマハルーターからみると、ひかり電話契約なし回線と変わらない状況になるのだ。
ヤマハルーターが、DHCPv6-PD方式を直接受信するような構成は
ひかり電話契約ありの回線の回線終端装置（ONU）に直接、ヤマハルーターを設置するような場合だ。
そして、実は、さらにややこしいことに、１０Gのフレッツ光回線である
フレッツ光クロスは、ひかり電話契約が無くともDHCPv6-PD方式で、IPv6が配布される。
したがって、フレッツ光クロス回線にヤマハルーターを設定する時は、ひかり電話契約回線でなくとも、「契約している」を選択する必要がある。
以上のことを表にまとめてみました。
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