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ヤマハルーター コマンド設定のWebGUI設定と比べた優位性

ヤマハルーターを設定する上で、WebGUIで設定する方法と、コマンドで設定する方法があります。

WebGUIでの設定の最大の利点は、初心者でも比較的簡単に設定が可能なところです。必要最小限の設定値の入力で、あとは、必要と思われる設定を、ヤマハルーターが自動的にしてくれます。

例えば、インターネット接続の設定をすると、フィルター設定やNAT設定を一緒に追加してくれます。そのため、ヤマハルーターに不慣れな人でも、比較的簡単に設定がうまくいく場合が多いです。

ただ、自動的に必要と思われる設定を追加してくれたり、逆に、なにか設定を削除すると、関係していると予測される設定を一緒に削除してくれたりするので、予想外の設定になってしまう場合があります。

WebGUI設定に比べて、コマンド設定には、以下のような優位性があると思います。

①素早く設定変更や設定追加ができる。
WebGUI設定は、必要な設定をするために画面を開いていく必要がありますが、コマンド設定では、必要な設定を直接打ち込むだけなので、素早く設定変更可能です。特に、VPN経由などの遠隔地にあるヤマハルーターを操作するには、WebGUIよりもコマンドで操作した方が、圧倒的に効率が良いと思います。

②saveコマンドを実行するまでは、保存されない。
コマンド設定は、設定したことがすぐに動作に反映はされますが、
内部メモリには、すぐには保存されません。
したがって、saveコマンドで保存する前は、再起動してしまえば、設定コマンド入力前の状態に戻すことができます。
この特徴を使って、遠隔地のヤマハルーターの設定時のリスクヘッジに応用できます。

③いつの間にか設定が追加されていたり、削除されていたりすることがない。
WebGUIでの設定と違い、入力したコマンドしか設定行に追加されないですし、消去した設定行しか消えません。いつの間にか予期せぬ設定変更は起こらないです。

④ヤマハルーターについてより深く理解できる。
WebGUI設定と異なり、コマンドを理解しながら打ち込むことになるので、ヤマハルーターの機能ついてより深く理解することになります。

⑤トラブルシューティングに役立つ
show statusコマンドなどを使って、さまざまな状況を確認でき、ログなどから、情報を入手する場合でも、コマンドからの方が効率的です。

⑥他者からプロフェッショナルだと見られる。
これは、間接的な利点かもしれませんが、コマンド設定ができるとは、プロフェショナルだと思ってもらいやすいです。
お客様等への説明などにも説得力が増します。

上記のように、ヤマハルーターをコマンドで扱えることは、数多くの利点があります。

ネットワークエンジニアやSEの方であれば、コマンドをマスターすることで、ワンランク上のスキルを持つことになります。

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