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ポートベースVLANからタグVLANまで!ヤマハネットワーク装置のVLAN解説

ヤマハルーター(ヤマハネットワーク装置)がサポートしているVLANにはいくつか種類があります。
・ポートベースVLAN
・マルチプルVLAN
・タグVLAN
です。それぞれにどんな違いがあるのでしょう?

ポートベースVLAN

ポートベースVLANは、LANインターフェースの各ポートを、異なるVLANに割り当てることができ、それぞれに異なるネットワークセグメントのアドレスを割り当てることができます。

上図は、ポート1,ポート2をVLAN1とし、IPアドレスを192.168.20.1/24
ポート3,ポート4をVLAN2とし、IPアドレスを192.168.40.1/24に
設定した場合のイメージ図です。

マルチプルVLAN

マルチプルVLANはスイッチのポートを複数のVLANグループにわけて、グループ間の通信を遮断することが可能です。
そしてポートを複数のグループに参加させることも可能です。

例えば、サーバーやインターネットルータ―など、すべてのグループから通信されることが必要な端末がつながったポートは、すべてのグループに参加させるというような設定ができます。

マルチプルVLANではグループは異なっても同じIPアドレスが割り当てられます。マルチプルVLANは基本的にルーターではなくスイッチに対する設定になります。同じネットワークアドレス帯を使いつつグループ間での通信を禁止させたいなどの場合に利用するVLANとなります。

タグVLAN

タグVLANは、フレームにVLAN番号の情報を挿入することで、VLANを実現します。VLAN番号を含むタグ情報をやり取りすることで、どのVLANの通信かがわかる仕組みになっています。

タグ情報で、VLANが使える仕組みなので、上図のように複数のスイッチで、同じVLANグループを組むことができます。

タグVLANに関する具体的な設定例が見たい方は以下の記事をご覧ください。

今回の記事の内容をより詳しく解説した動画はコチラ



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