![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115967842/rectangle_large_type_2_04489a1cf828ec818bd22a8c14aa16d4.jpeg?width=800)
ヤマハルーター冗長化機能VRRP設定手順
※この記事は、ヤマハルーター関連有料記事まとめマガジンにも含まれていますので、他の記事で紹介されているヤマハルーターの技術情報にもご興味のある方はマガジンでの入手が、断然お得です!
この記事では、ヤマハルーター冗長化機能であるVRRPの設定をご紹介します。
今回の検証構成は、RTX830とRTX810を使い、それぞれPPPoEでインターネットに接続します。
![](https://assets.st-note.com/img/1694485435012-wBViHHcSYk.png?width=800)
IPアドレスはRTX830が192.168.1.1、RTX810が192.168.1.210とします。RTX830とRTX810でVRRPの機能を有効にします。
VRRPは、同じLANセグメントに存在する複数のVRRPルーターから1台の
仮想ルーターを自動的に構成するプロトコルです。
![](https://assets.st-note.com/img/1694485530549-TiViYsS6Ho.png?width=800)
全てのVRRPルーターは、同一の仮想IPアドレスを共有するので、
仮想IPアドレスをデフォルトゲートウェイとして使用することで、
デフォルトゲートウェイの冗長化を実現できます。
この検証構成において、仮想ルーターのIPアドレスは192.168.1.254。
LAN側に設置するパソコンのデフォルトゲートウェイおよびDNSサーバーのIPアドレスの設定を、192.168.1.254で設定します。
仮想ルーターはマスタールーターとバックアップルーターで構成され、マスタールーターとなるのは、プライオリティが最も値の大きいルーターです。
今回の検証では、RTX830をRTX810よりも大きなプライオリティの値を設定して、まずはマスタールーターとします。
![](https://assets.st-note.com/img/1694485621426-Y79riWyyp0.png?width=800)
通常時、端末から仮想ルーターへの実際のパケットはマスタールーターであるRTX830に転送されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1694605231111-7fTmtCXsxH.png?width=800)
マスタールーターがダウンしたとき、バックアップルーターがマスタールーターに昇格し、実際のパケットは、今回の構成で言えば、RTX810に転送されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1694605291467-63KdEFU4kZ.png?width=800)
実際のコマンド設定ですが、RTX830、RTX810にそれぞれこのようなコマンド設定を実施します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?